Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

56度のウェッジを使いこなしたい

ルフレッスンがお休みだった 2ヶ月間。生徒の中には YouTube のレッスン動画に影響を受けて、スイングを崩してしまった人もいるらしい。僕もかなり YouTube を見まくりJacobs 3D などの理論も学び、相当の頭でっかちになったと思うが、幸い、スイングについては「維持」することを主眼に練習していたので、スイングを見失うことなく、飛距離を伸ばすことができた。スイングとしてはいい状態にあると言えよう。

ショットはともかく、スコアメイクの鍵はショートゲーム、特にグリーン周りからのアプローチである。今までコーチには

  • 基本はアプローチ・ウェッジ(AW、50度)を使う(ピッチ&ラン)。
  • 転がせる時は 9I などで転がす(ランニング)。
  • 高く上げたい時、ピンまで距離がない時、深いラフや逆目のラフの時などは、サンド・ウェッジ(SW、56度)を使う。

と習ってきた。同じように教える本も多い。その教えを忠実に守って、ゴルフを始めて12年、専ら 50度のウェッジで寄せてきた。

一方、上級者をめざすなら、56度・58度といった SW でソールを滑らせて、スピンをかけるアプローチを学ぶべきと言う教えの本(たとえば今野康晴『確実に寄るアプローチ術』)もある。確かにスピンのかかるアプローチはかっこいい。憧れでもある。でも自分には 50度で転がす距離感が身についている。56度のアプローチを覚えるべきだろうか?

ゴルフスクールが再開したので、「アプローチは(今まで通り)50度でやるべきか、56度を覚えるべきか」とコーチに尋ねてみた。すると意外な答えが返ってきた。

「56度。ゴルフは球を止めるゲーム。50度よりも56度の方が球を止められる。」

何と!これまでの教えとは違う答えが返ってきたのだ。どうした風の吹き回しだろう? 最近、コーチのアドバイスが技術的な側面だけではなくなってきている。たとえば:

  • 「ショットのイメージ力を高めるには、練習にもっと遊びの要素を取り入れて、いろいろなやり方を試してみること」
  • 「体のターンだけでなく、あえて手打ちをしてみる」
  • 「片手打ち、特に右手打ちで感性を磨こう」

などなど。56度のウェッジを勧めるのも、その一環だろう。

「球を上げるより、低く出す方が(僕には)合っていると思う」

ともアドバイスされた。なるほど。アプローチの抽斗を増やすのは、今後の上達につながる気がする。コーチの答えで決心がついた。

「よし、しばらく 56度でアプローチをやってみよう!」

50度のウェッジを封印するつもりで、練習場でもコースでも 56度を使ってみる。

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腕時計型 GPS 距離計のベルト留め具、「遊環」「ループ」を交換した

腕時計型 GPS 距離計「ゴルフウォッチ」のベルトの留め具をなくしてしまい、どうしようか悩んでいたが…。友人から代わりとなる留め具を紹介してもらい、無事、交換することができた。

この留め具のことを「遊環」とか「ループ」というのだそうだ。本体からベルトを外せないため、金具を着けたまま「ループ」を装着することになる。ベルトの金具の大きさを測ったところ、26mm の幅があった。少し伸びる素材でできているので、「ループ」は一回り小さい 24mm のものを選択。送料込み、二つで 498円。Amazon で発注してから 3日で届いた。

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ゴルフウォッチに「遊環」「ループ」を装着

写真のように無事、金具をつけたまま「ループ」を装着することができた。思った以上に伸びる素材だったので、もしかしたら、22mm の「ループ」でも大丈夫だったかもしれない。メーカーに修理交換を頼むと、「手数料込みで 4,500円、1週間かかる」と言われていたのに比べると、1/9 のお値段で済んだことになる。よかった、よかった。友人に感謝!

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「ループ」を装着したゴルフウォッチ

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大叩きのホールをなくしたい(大相模CC 中→西)

ライバルのホームコース、大相模カントリーに挑戦。左右のプレッシャーが強いホールで、しっかりドライバーを振り切ることを誓って臨んだ。 7:42 という朝早いスタートのため、ショット練習はせず、パットのみ。狭い打ち下ろしの中コース 1番 Par 5、朝いちのドライバーが真っ直ぐ、残り 185Y 地点まで飛んだ。下りのランも入れると、250Y くらいは飛んだのではないだろうか?ショット練習をしない方が、余計な心配もせず、力が抜けてよいのかもしれない。

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大相模カントリー 西 5番

ドライバーの調子はまずまずだったが、前半・中コース 49(17パット)、後半・西コース 45(15パット)、トータル 94(32パット)と、ある意味、ハンディキャップ通りの結果で終わった。トリプル、ダブルパーの大叩きのホールが、3回ある。ここをダボに収めるゴルフができれば「90切り」が見えてくるのだが…。

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悔しいのは後半、西コースである。6番まで何と 2オーバーで来ていたのだが、7番で突如乱れて +4、8番 ダボと、結局 45 という結果に終わってしまった。7番でドライバーを右の林に入れた後、ラフまでしか戻せず、そこから無理をして 3U を持つものの、これまた右に飛んで行ってしまった。ミスを一発で取り返そうとしてミスを重ねると言う典型的な大叩きのパターンである。この辺りのマネジメントが修正されない限り、ハーフ 40台前半のスコアは望めない。何度も何度も繰り返しているエラーである。

一方、前半の中コースは、右の OB が浅い 2番で、いつもように OB を叩き、ダブルパーの 8 を叩く。練習場で心がけていた「絶対、右に行かせない」打ち方を実行することはできなかった。腰の回転量が足りない。それでも概してショットはよく、3番、4番とパーを取り返した。しかし 9番でドライバーを右の林に入れる。その後グリーンを狙う 150Y の第3打も大きく右に外しトリを叩き、49 であった。

普段の練習で、ドライバーの飛距離は伸びていると感じているが、実際のコースでも今までより飛んでいたと思う。キャリーは不明だが、ランも含めて 240ヤードくらい飛んでいたのではないかと思う。「当てよう」とか思わずに、とにかく振り切ることで、前半のフェアウェイキープ率もまぁまぁであった。ただ、どうしても右に行ってしまうミスがある。「右に行かない」打ち方を覚えたい。

練習ではアイアンのトップをコンパクトにすることでミート率を上げることに成功しているものの、本番のコースではうまく行かなかった。おそらくバックスイングからの切り返しのテンポが速く、プッシュアウトするミスが多かった。

今回から 56度のウェッジを使う回数を増やした。ミスヒットも少なく概ねうまく行っていたように思う。50度一辺倒から、少し脱却を図りたい。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2020.6.7大相模CC 中→西(AG) (69.4/130)585772944945405232129.2ft、晴れ

  1. スコア:94、パット:32(1.78)
  2. ショット:40、ショートゲーム:52、ペナルティ:2
  3. パーオン率:11.1%、ボギーオン率:61.1%
  4. バーディ率:5.6%、パー率:22.2%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:11.1%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.6%
ゴルフ ラウンド記

井上透プロコーチの『ゴルフ 90 を切る「素振りトレ」』を読むと、真摯に練習に取り組みたくなる

「大概のアマチュアはシャローイングができない」と言う井上透プロコーチ。その『ゴルフ 90 を切る「素振りトレ」』を読む。素振りを基本としたスイングの身につけ方、ショートゲーム、メンタルについて書かれた本だ。凄くシンプルなことが書かれている。読み飛ばしてしまいそうなくらいシンプルだけど、よく読むと、アスリート志向で味わい深い本である。至極まっとうな教えであり、この本を読むと真摯に練習に取り組みたくなる。

たとえば次のような言葉が心に響く。

  • 正しい軌道を素振りで身につけよ。正しい軌道のスイングは綺麗なスイングでもある。綺麗なスイングでなければ、いずれ伸び悩む
    • ひたすら地面の同じ場所を擦ること。それを全番手でやれるようにすること。
  • 素振りで正しいスイング軌道が身についたら、次の段階。ボールを打ってフェースコントロール、安定した打点を身につけよ。
    • 芯に当てよう。いいスイングをすれば芯に当たるのではない。「芯に当てる努力をしてつくり上げたものがいいスイング」なのである。
  • アプローチは「ただ打て。とにかく打て」
    • 頭で考えて動いても、アプローチの「勘」は磨かれない。めちゃくちゃたくさん球を打つ。無意識のうちに調整する力が養われる。

自分の苦手なこと・欠点を把握すること。それを中心に練習することを説く。たとえば、まずインパクトシールで打点の傾向を知ること、ショートパットの苦手なラインを知ること。その上でそれを克服する練習をしていく。あたりまえだけど、質の高い練習の本質をついている。

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この本の基本的な考え方は次の通り:

同じ1万時間の練習でも質の高い努力をしたい。そのためには「質のいいスイング」を身につける必要がある。それに必要なのが「素振り」。「素振り美人」になることが重要。

  • 素振りで大事なのは形(見た目)、リズム、いい軌道で振れること。
    • 韓国の女子プロを真似るのがオススメ。
  • 上達が早い人は次のようなことを実施している:
    • 自分のレベルを正しく認識する。
    • ミスを正しく反省する。
    • ラウンド後その日のうちに練習ないし復習する。
    • 反省すべきはスコアではなくショット(ミスの傾向)
    • その日の調子に対する調整力がある(安定を求めない)。
    • 正しいポジションに固執せず、自由な選択・試行錯誤ができる。
    • アプローチとパットの練習が多い。
  • 質のいいスイングの三つの条件
    1. 正しい軌道で振れる
    2. フェース向きを管理できる
    3. 打点が安定している(芯で打つ)
  • 1.は素振りだけで身につけられる。2.3.は打点に関する経験・勘が必要で、球を打って磨く。1. を身につけてから 2.3.に進むべし。

ここまでが、この本の基本的な考え方である。その質の高い練習の中身について、以下にまとめておく:

正しい軌道
  • 正しい軌道を身につける素振りトレーニン
    • ヘッド2-3個の幅でスティックを2本平行に置く
    • 2本のスティックに当たらないように素振り
    • 地面(マット)を薄く擦る
    • ドライバーからウェッジまで
  • アイアンは自分のセンター(鼻の下)より左側を擦る
    • ヘッドが右に落ちているのはダフっている証拠:
      • 右足に体重が残っている、アッパーに振ろうとしている、アーリーリリースなどが原因
    • ヘッドが左に落ちる場合:
      • 体重が左にかかり過ぎている、上から入れ過ぎている、リリースが遅いなどが原因
  • 正面からスマホ画像でチェック
    • バックスイングで右腰がアドレスのライン通りに回転する
    • 頭:左右の動きはウェッジでほぼゼロ、ドライバーなら頭半分まで
    • 頭:上下動はほぼゼロ
    • ハーフウェイダウンで、左腕とクラブの角度が90度以下(それ以上だとアーリーリリース)
    • フィニッシュでバランスよく 3秒以上立てる
  • 飛球線後方からのチェック
    • フェース向き: *トップで 45-60度空を向いている。
      • ダウン(ヘッドが腰の高さ)ではトゥが真上を向いているか、前傾した背骨と平行
    • 軌道:
      • ダウンとフォローで軌道が同じ
      • シャフトが右肩より低い位置を通って下りてくる
      • ドリル:ゴムホースドリルの連続素振り。トップとフォローで肩に当たるように。
    • 前傾角度のキープ:
      • アドレス時の「左腕とクラブが作る手首の角度」をキープしてインパク
      • バックスイングでのコッキングが不可欠 *ドリル:アドレスした状態から手元を動かさずに、コックして90度の角度を作る。この手首の角度をキープしたまま、バックスイングして、そのまま素振り。
フェースの管理
  • インパクト時のフェースの向きをチェック
    • 真っ直ぐ振って右に出るなら開いている
    • 左に出るなら被っている
  • インパクトバッグを叩いて、フェースが開く動きを直す
  • ハンドファースト
    • 切り返しにて、左手首が自然にしなり、手のひら側に折れた(ヒンジ)形で下りてくる
    • ヘッドが手元より遅れ、手元がヘッドより 10cm ほど先行するハンドファーストとなる
    • 手首をしならせられない人は、左手をフックグリップにする
  • 手元を支点にクラブをぐるぐる右回りに回転させる
    • 手首を柔らかく使う感覚、自然なグリップやグリッププレッシャーが身につく
  • フェース面を思い通りに操るためには、テニスラケットの素振り
    • ドローやフェードの打ち分け
    • フェースの開閉を抑えたコントロールショット
打点の安定
  • いつも芯に当てることを目標に練習する
    • 「芯に当てる努力をして作り上げたものがいいスイング」
    • 「いいスイングをすれば芯に当たる」のではない
  • インパクトシールで、打点のズレの傾向を把握
    • 考えないで振る練習:すぐ打つこと、リズムを合わせて打つこと
  • 左右の打点のズレ
    • 「芯で打とう」と意識する
    • ボールと身体との距離を変える
    • ヘッドをセットする位置を、ヒール寄り、トゥ寄りに変える
    • 擦るマットの位置が安定するまで、素振りを繰り返す
  • 「芯に当てる」調整力を磨くために
    • わざと空振りする:ボールの手前や向こう側
    • わざと先っぽに当てたり、ネックに当てたりする
  • 上下の打点のズレ
    • 最下点がボールより手前:
      • 右足体重、ボール位置が左過ぎる
    • 最下点がボールより先:
      • 左足体重が強過ぎる、ボール位置が右過ぎる
    • すべての番手で同じ位置が擦れるように素振り
  • ドライバーの打点のズレ
    • テンプラ
      • ヒール寄りの当たり → ボールに近すぎる
    • トップ
      • トゥ寄りの当たり → ボールから遠い
    • 打点が上にズレやすい
      • ヘッドが上から入っている → 体が左に突っ込んでいる
    • 打点が下にズレやすい
      • ヘッドが下から入っている → 体重が右に残り過ぎている
  • 「打点を安定させる」調整力を磨くために
    • 重いものを振る:700-800g のマスコットバット
    • 1日5分、右に30回、左に30回
アプローチ
  • スコアメイクの鍵はアプローチとパット
  • 一つの技術しか使えないより、さまざまな打ち分けを経験し身につけた人の方が、上達のスピードが速く、頂点が高くなる。
  • アプローチは「勘」を磨くこと。それにはめちゃくちゃたくさんボールを打つこと。
    • 30分で30ヤード以内を150球。何も考えず「ただ打て。とにかく打て」
    • 人は無意識に調整する。その中で「勘」が磨かれる。
30ヤード以内
  1. 基本のピッチ&ラン
    • キャリー:ラン=5:5
    • 距離感は振り幅ではなくクラブスピードで調整
    • ボールに近づき、ハンドアップで構える、少しウィークグリップ
    • 切り返しでうっすらできた左手のヒンジの動きを感じ取り、それをキープしたままインパク
    • ヘッドとボールのスピードを一致させると、球の高さも揃う
  2. それより低いピッチ&ラン
    • 体重を左足にかけ、低く打ちたい時ほどボールを右に置く(ハンドファーストの度合いが強くなる)
    • ヘッドをぶつけたらおしまい、フォローを抑えて打つ
    • 距離感はインパクトの強さ。「当て勘」「刺し勘」を自分の中にインプットする
    • 冬場、ディボット跡、薄芝などのライはぶっつけ打ちで距離感を出す。砲台グリーンのワンクッションも、前ではなく上に跳ねてくれる。
  3. 高い球のアプローチ
    • フェースを開きハンドダウンに構える。両膝を曲げ重心を落とす
    • ボールの位置は左
    • フェースを開く分、左に向く
    • テークバックの始めから左親指方向にコック
    • ダルマ落としの要領で、ヘッドをボールの下にくぐらせる
    • 体を回したり重心移動させたりする動きはない
40-70ヤード
  • 30ヤード以上はコックを使う
  • 距離感は「振り幅+勘」
  • 「ひざからひざ」「腰から腰」「肩から肩」で基準を作る。あとはその微調整。
  • 「胸から胸」「耳から耳」もあり。体の上の方で基準を作る。
パッティング
  • ボールは左目の下、それより 1-2個分遠いか左にあるのはOK
  • 左肘からパターが一直線。手首を使わないため。
  • バックスイング 1:フォロースイング 2
    • 自然とアッパー軌道となり、転がりがよくなる
  • ショートパット(3m 以内)
    • ラインに対してスクエアなフェース向きでインパクトし、ボールを芯でとらえることが絶対条件
    • フローリングの床のラインにフェースを合わせる練習
    • フェースの芯の左右にテープを貼り、芯で打つ感覚を磨く
    • 一つのボールをもう一つのボールにぶつけて、スクエアにインパクトして真っ直ぐ打ち出す練習
    • ボールの赤道部分に線を引き、線が真っ直ぐ見えたまま転がる練習
    • コースの練習場で、カップの周り 2m にサークル状にボールを置き、カップインさせる練習
      • 苦手なラインを知り、それを練習する
  • ドルパット(3 - 10m)
  • ロングパット(10m 以上)
    • 部屋の中で「強く打つ」練習。座布団やクッションめがけて、10m 以上をイメージして打つ。
    • パットの上手い人の転がりを見る。
    • ピッタリに寄るスピード、転がりのイメージを養うには、見た経験を増やすこと
打たれ強いメンタル
  • 「1打の価値はすべて同じではない」
    • 精神的に揺さぶられた状況にいくつも出合う。より1打に集中すべき場面がある。
  • 「自分の心は揺さぶられている」ことを自覚し、フラットな気持ちで打てるよう、次の一打に集中する
  • プロのスコアメイクの5ヶ条を、アマチュア用に置き換える:「ボギー」→「ダボ」、「パー5」→「パー3」
    1. スタートホールでダボを打たない
    2. 9番と18番でダボを打たない
    3. パー3 でダボを打たない
    4. パーやバーディのあとにダボを打たない
    5. ダボのあとにダボを打たない
  • 自分がどんな場面に弱いのか、自分の弱点を知る
    • OB などのミスのあとにミスを重ねる
    • スタートホールで失敗すると立ち直れないなど
  • いいスコアが見えている時の最終ホールは要注意
  • 実力よりちょっと高い目標を立てる
  • パー3 のためにティーアップして練習しておく
  • 苦手な状況を想定して練習する
    • 狙ったところより右に打たない、左に打たない
    • 難しいコースに行くと、普段のコースが易しく感じられる
  • 脳の指令と体の反応を一致させる
    • パッティングであれば打つ前の素振りでイメージをしっかり作り、そのイメージ通りにストロークする
    • そのために「打った瞬間、結果を宣言する」練習

2ヶ月ぶりにレッスン再開!コーチのチェックを受けた

2ヶ月ぶりにゴルフスクールが再開、コーチと話すのも 2ヶ月ぶりである。早くコーチに診てもらいたくて、かなり早く練習場に来てしまった。在宅勤務のおかげで通勤時間がなく、平日の夜にレッスンを振り替えることがやり易くなった。休日のレッスンは 3階打席だが、平日だと 2階打席、しかも自分のスイング映像を確認することができる。

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コーチには、2ヶ月間、週に少なくとも 2回は練習に来ていたこと、(なぜか)飛距離が伸びたこと、2ヶ月の間に下手を固めていないか心配なことを伝えた。4-5球、コーチの前でアイアンを打って確認してもらい、アドバイスを受けた:

  • アドレス、懐を深く。股関節を入れて前傾姿勢をとる。
    • クラブの通り道を作る。そうしないと球を押せない、力を伝えられない。
  • バックスイングで沈むイメージ。トップで伸びあがる動きを消す。
    • 伸びあがると球に届かない、力が伝わらない。どうしても叩きに行く動きになる。
  • グリップは OK。

そうそう、僕は後ろに腰かけるようにアドレスする癖がある。きちんと上体を前傾させて、懐を深くすることを意識する必要がある。これをすっかり忘れていた。懐を深くすることで、クラブを縦に使うことができる。

また自分の中で、バックスイングではかなり沈む意識を持ってスイングしても、映像を見ると全然、不自然さがない。

アドレスの前傾、バックスイングの沈み以外は問題なし。スイングは維持できている。

ドライバーショットも見てもらった。左腰から振り抜くと、少しドロー気味の高い弾道、2階打席から、奥のネットの太い支柱を超える当たりが出た。練習場の表示だと 250ヤードということになる。コーチは「素晴らしい」と褒めてくれた。それと同時に「これをコースで打てたらねー。」と一言。その通り。返す言葉もない。

ハンドファーストインパクトできているか」コーチに聞いたところ:

とのアドバイス。これは地道に改善していくしかない。

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また上級者に「ハンディ20の人のスイングとは思えない。教科書通りのスイング」と称された話をする。褒めているようでいて、そうではない。そこには「そのスイングができて、なぜこのスコア?」という意味が含まれている。コーチには「それでどこを直せ、と言われたの?」と聞かれ、「100ヤード以内。シングルプレーヤーは 3打以内で上がってくる」と話す。「『ゴルフ侍』を見ているからわかると思うけど、これはひとえに練習量の差。どういう球を打つかのイメージ力の差。もっと遊びを取り入れるといい。同じ 100ヤードを打つにも 9I で乗せるとか、きっちり体でアプローチを打とうと思わずに手を使ってみるとか」とのアドバイス。うーん、これはなかなか難しいアドバイスである。弾道をイメージしながら、いろいろなやり方を試してみるということになるのかな。

最近、アイアンについては、フルショットだけでなく、コンパクトなバックスイングでミート率を上げるショットも練習していることを話すと、そういうバリエーションを自分でどんどん試していった方がいいとのこと。面白かったのは、自分の中で P3(腕が地面と平行)くらいに上がったところで切り返しているつもりのスイングが、映像で確認して見ると、実は(P4 で切り返す)フルショットと外見上は大きく違わなかったことである。自分の内的感覚と外観とのズレを、改めて認識した。ビデオで撮影した映像があると、こういう確認に便利なことは確かである。

アプローチについては、隣の打席の人へのアドバイスが参考になった。「チャックリが出るなら、フェースを開いて大きく振る練習」がオススメとのこと。球を右に置いてロフトを立てて打つと球が強く出るので、どうしても緩んでしまう。フェースを開いて球が飛ばない準備をした状態で、大きく振る。

コーチ自身はコースに行かず、家の中でひたすら素振りとパッティングの練習をしていたとのこと。2ヶ月も球を打たなかったのは初めての経験らしい。次にコースに行った時にどういう結果が出るのか、自分でも楽しみだと話していた。

YouTube のレッスン映像もたくさん見たとのこと。コーチの眼からすると、最近の流行のスイングもはじめ、いろいろな教えがあるが、結局、最終の目的地は一緒で、そこに至る道筋が違うという風に見えるらしい。僕自身は「自分より少し上のレベルのスイング映像、レッスン映像を見るようにしている。たとえばシャローアウト(と動作で示す)」という話をした。コーチは「なるほどね」という顔で、うなずいていた。それがいいとかよくないとか、特にコメントはなし。

久しぶりのレッスン。2ヶ月ぶりのコーチとのゴルフ談義。ただひたすら楽しかった。

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愛用の腕時計タイプの GPS 距離計:ベルトの留め具が行方不明に

腕時計タイプの GPS 距離計は、4年ほど前より GreenOn の「ザ・ゴルフウォッチ プレミアム」を愛用している。時計の画面上に、2グリーンが同時に表示されるので、画面切り替えの手間なく、すぐにグリーン中央、フロントエッジの距離を確認できる。ボタンを押して画面を切り替えて、バンカーや池など途中のハザードまでの距離も確認できる。ボールのところに移動すると、すぐにこれを確認する癖がついてしまって、忘れていった時などは、何もつけていない自分の左腕を何度も見ることになる。それくらい頼りになる相棒である。

練習場に行く時もこの時計を身につけていくのだが、出がけにベルトの留め具がなくなっていることに気づいた。そう簡単に取れてしまう構造ではないので、おそらく留め具自体が壊れて、行方不明になってしまったのだろう。GPS 距離計の機能自体には問題ないのに、留め具がないだけで、ベルトが体に当たって使いづらい。そこで左の写真のような応急措置を施してみた。さすがに金色はどうかなと思って、黒に変えてみたのが右の写真。

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このモデルになって初めてカラー画面になり、コース全体のレイアウト図も出るようになった。正直、僕には十分過ぎる機能であり、できればこのまま使い続けたいものだが…。メーカーにベルト交換にいくらかかるのか問い合わせてみると、「手数料込みで 4,500円、1週間ほどかかる」とのこと。また今の機種を下取りにすると、 20%引きで新機種への買い替えができるとも。

メーカーのサイトに行くと、後継機種の「プレミアム II」から、自分でベルト交換ができるようになっているようだ。さらに「プレミアム II」準天頂衛星「みちびき」の 1m 精度に対応しており、買い替えに対して、ちょっと食指が動く。本体も薄く、また液晶画面もより高精細になっている。うーむ…。どうしよう?

因みにショートホールや 100ヤード以内のアプローチなどでは、レーザー距離計 Coolshotも併用している。これだけあれば十分、という話もあるが、腕時計を見るだけで距離が確認できる使い勝手は、なかなか譲れないものがある。

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追記: 2020.6.8

留め具を無事、交換することができた。

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ハンドファースト・インパクトを身につけるウェッジ練習法

『ゴルフダイジェスト 2020年7月号』にて、森守洋プロが自宅でできるハンドファーストインパクトを身につける練習を紹介していた。SW で 1ヤード、キャリーさせて飛ばすのだが、身体を使うアプローチの練習とは違う。下半身を使わずに、ワッグルするように手元でクラブを上げ、そのまま手元を押し込み、左にスライドさせて、低い球を打つ。

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図のように最下点もボールの左にスライド、ハンドファーストインパクトすることになる。なるほど。これをスイングに置き換えると、バックスイングでコックした手首の角度を変えずに、ダウンスイングしてインパクトする動きにつながる。

また『週刊ゴルフダイジェスト 2020年 06/09号』では青木翔コーチが「10ヤード練習法」を紹介している。渋野日向子などの教え子に徹底してやらせていると言う。こちらは SW で 10ヤード、キャリーさせる練習である。SW のロフトを立てるのがポイントで、これもハンドファーストインパクトを身につける練習である。こちらは身体を使うことがミソ。みぞおちからヘソ下あたりの腹筋を捩るように使う。

そして腹筋を使えるようになるための練習として、左右10球づつの「片手打ち」を勧めている。最初は当たらないかもしれないが、あきらめずに最低3ヶ月は続ける。手首をこねずに、下半身を動かす。出球を常に揃えると、腹筋を使って打っていることになる。

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右手打ち

  • 右手打ちのポイント
    • シャフト近くを握る
    • フォローまで手首の角度を変えない
    • テークバックで右手を身体から離さない(左手で右ひじを軽く押さえる)

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左手打ち

  • 左手打ちのポイント
    • グリップエンド寄りを握る
    • 左手首の甲を丸めてフォローを出す
    • 腹筋を使ってクラブを上げる

片手打ちは難しくて、今まであまりやって来なかった(特に左手)。1ヤードくらいの小さな振り幅で、まずは自宅での練習に取り入れてみるのもアリかもしれない。最近、逆さまにしたクラブを片手で持って、ゴムティーを打ち続けることをやっているが、片手打ちはその先を行く練習と言う気がする。

また以前、「薄芝用にスピンをかけるアプローチが、ハンドファーストの練習になる」とコーチに紹介されたことがあり、折を見て練習に取り入れている。これまでの練習メニューに、SW の 1ヤード、SW の10ヤード、そして片手打ちを加えてみよう。

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