Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

「SIM2 MAX-D を買え」と言うお告げ、いや、心の声に従ってしまった

愛用の GLOIRE F2 のヘッドにヒビが入ったことを「SIM2 MAX-D を買え」というお告げだと思い、それに従ってしまった。心の声に従ったというのが、正確な表現かもしれない。

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ゴルフスクールでコーチにドライバーのスイングをチェックしてもらい、とりあえず「合格」と言ってもらえたその足で、試打に出かけた。コーチのアドバイスをまとめると:

  • スイングの調子がよい時に、クラブを選ぶこと
  • クラブを選ぶ時にまず気にすべきは、重さ、それからフレックス
  • 力強く振れるようになったし、「ボールを叩く」タイプなので、シャフトはしっかりしたものがいい
  • 以前は R を勧めていたが、今なら SR、場合によっては S でもいい
  • 試打した時にボールが捕まるかどうかは気にしなくていい。飛距離が出る方を選ぶように

発売されて1ヶ月、オンラインショップではSIM2 MAX-D は売り切れていて、6月に入荷予定らしい。案の定、近くのゴルフショップに行ってみたら、SR シャフト、Sシャフトが1本づつしか残っていなった。しかも市販モデルよりしっかりしたカスタムシャフトが刺さっている。SIM2 MAX-D は TENSEI BLUE というシャフトが市販モデルであるが、残っていたのは SIM2 MAX-D に SIM2 の TENSEI SILVER というシャフトを刺したメーカー・カスタムモデルであった(TENSEI BLUE と TENSEI SILVER の比較)。

TENSEI SILVER SR シャフトのクラブ重量は 302g。284g の GLOIRE F2 よりも重く感じるが、振れないことはない。10球ほど試打したところ、(シミュレーション上は)少し右に出てドローで戻ってくるという球筋が安定して出る。だいたいキャリーで 200-210ヤード、ヘッドスピードは 38m/s くらい。トップ気味にミスショットしても真っ直ぐ飛んで、飛距離が落ちない。S シャフトはさすがに重い。一方、よりヘッドスピード(ひいては飛距離)を出すには、もっと軽いシャフト、つまり TENSEI BLUE の方がよさそうな気もする。

しかし TENSEI BLUE のモデルは売り切れており、6月まで入手できない(それだけ人気らしい)。うーむ…。ちょっと悩んだ末に、このカスタムモデル SIM2 MAX-D(TENSEI SILVER SR)を購入することにした。18g という重量増が懸念されるが、カチャカチャ機能もあるので、合わなければリシャフトすることも考えよう。

TENSEI SILVER とTENSEI BLUE モデルとの比較をしておく。 GLOIRE F2 と比べると、かなりハードなスペックになった感じである。筋トレが必須かもしれない。

ホームコースでどのくらい飛ぶものか、試してみるのが楽しみである。

ドライバー:仕様比較
ドライバー GLOIRE F2 (2016) SIM2 MAX-D(2021) SIM2 MAX-D(2021)
シャフト GL6600 TENSEI SILVER TM50 TENSEI BLUE TM50
フレックス R SR SR
ロフト(度) 10.5 10.5 10.5
ライ角(度) 60 56 56
体積(cc) 460 460 460
長さ(inch) 46 45.75 45.75
クラブ重量(g) 284 302 296
バランス D3 D3 D2.5
シャフト重量(g) 47 56 53
トルク 4.9 4.4 4.8
調子
グリップ(径、重さ) φ60、38.5g φ60、42g φ60、42g

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テーラーメイド『SIM2 MAX-D 』ドライバー トラックマン試打  〜 Taylormade SIM2 MAX-D Driver Review with Trackman〜

「SIM2 MAX-D を買え」と言うお告げか?愛用するドライバー GLOIRE F2 のヘッドがまたしても壊れてしまった

何ということだろう。またしても愛用するドライバー、GLOIRE F2(グローレ F2)のヘッドが壊れてしまった。練習中に飛距離は出るもののインパクト音がいつもより高いことに気づき、ヘッドを見てみたら…。1年前と全く同じように、ヘッドの上部にヒビが入っている。その時に買い替えたばかりなのに…。

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正確に言うと、今回壊れたのは 1年半前に買ったドライバーである。1年前に壊れた時に買い替えた、より新しい方はホームコースに置いてある。今回壊れたのは、主に練習用に使っていたものだ。それでも 1年半しか持たないなんて…。よほど僕の打ち方が悪いのだろうか?

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さて、どうしよう?シニアプロや女子プロに愛用された GLOIRE F2。名器であることは間違いないが、ぎりぎりのところで性能を出していたのだろうか?こうもヘッドが壊れるとなると、今さら中古品を購入することもためらわれる。

もしかしてこれは「SIM2 MAX-D を買いなさい」というお告げなのだろうか?

もうちょっと早く壊れてくれれば(?)、マークダウンした SIM MAX-D という選択肢もあったのだが、Taylormade のオンラインショップでは既に売り切れている

SIM2 MAX-D を試打したことのあるコーチは「かなりいい。SIM よりよくなっている」と言っていた。ただ非力な僕に 300g 弱のドライバーは振れるだろうか?また「試打して確認した方がいいが、(僕には)シャフトは R ではなく SR や S でいいんじゃないか。」とも。「以前より力強く振れるようになったし、『ボールを叩く』タイプなので、シャフトはしっかりしたものがいいと思う。」「クラブを選ぶときはまず重さ。それからフレックス。試打した時に捕まるかどうかではなく、飛距離が出る方を選ぶように」と言うアドバイスをもらった。

やはり試打してみないことには始まらない。そのうえ、改めてオンラインショップを見てみると、SIM2 MAX-D は人気らしく、6月に入荷予定らしい。もしかしたら実店舗に試打しに行っても、売り切れていてすぐには手に入らないと言うことなのかもしれない。やれやれ。先が思いやられる。

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テーラーメイド『SIM2 MAX-D 』ドライバー トラックマン試打  〜 Taylormade SIM2 MAX-D Driver Review with Trackman〜

ドライバー:仕様比較
ドライバー GLOIRE F2 (2016) SIM GLOIRE (2020) SIM2 MAX-D(2021)
シャフト GL6600 Air Speeder TM TENSEI BLUE TM50
フレックス R SR SR
ロフト(度) 10.5 10.5 10.5
ライ角(度) 60 58 56
体積(cc) 460 460 460
長さ(inch) 46 46 45.75
クラブ重量(g) 284 275 296
バランス D3 D3 D2.5
シャフト重量(g) 47 44 53
トルク 4.9 6.8 4.8
調子 先中
グリップ(径、重さ) φ60、38.5g φ60、33.5g φ60、42g

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大叩きしつつも 1バーディー 6パーと粘り、今年初の 90台前半(大相模CC 中→西 AG)

2021年に入ってから、90台後半、いや100前後のゴルフが続いている。そろそろ冬も終わり、スイング・プレーンも落ち着いてきたので、90台前半、そして80台のゴルフを展開したいものである。今日は気の置けないゴルフ仲間たちと一緒に、友人のホームコースである大相模カントリーに今年2回目の再挑戦。

アプローチの連続ミス、不用意な OB や池ポチャなどで、大叩きのホールが 4つもあった一方で、1バーディー 6パーと頑張り、中:48(18パット)、西:46(14パット)。今年に入って初めて 90台前半、94(32パット)というラウンドとなった。大叩きをしつつも、パーを拾うことで何とか 94 というスコアにたどり着いた感じである。中コースはドライバーショットが好調、ショートゲームがダメ。西コースはショットが変調、ショートゲームで粘るという対照的なゴルフであった。

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シャフトクロスだが、少し右ひじを絞るようなトップからのドライバーは、球の捕まりがよく、飛距離も出る。中コース1番パー5 では、いきなり「おはようバーディー」となった。40ヤード以上打ち下ろしていくティーイングショットが真っ直ぐ飛び、坂の一番下まで転がった。ここから残り 145ヤードほどを 8I でツーオンを狙う。残念ながらわずかにグリーンに届かなかったものの、アプローチで 50cm の距離に寄せて楽々バーディーであった。

2番も 6m のパットを沈めての寄せワンパー、3番もボギーと、久しぶりに好調なスタートだったが、4番のショートホールでつまづいた。2打目のアプローチをトップ気味にグリーンオーバーさせてしまい、奥からピンまで 3m ほどのアプローチ。これを再びトップさせてしまい、またもグリーンオーバー、その後も 3パットと 7打(+4)も叩いてしまった。3打目の奥からのアプローチでウェッジを握ったのが失敗で、パターで確実に 3オンさせるべきであった。続く 5番でも左の林のベアグラウンドから転がしてのリカバリーをミスして池に入れてしまう。そこからのウェッジもショートして、またも 3パット(+3)。リカバリーの時に起こり得るミスを予測して、保険をかけるなどの処置が必要だった。

6番パー5ではドライバーショットがよく飛び、3オンに成功するも、2段グリーンの上の段に行ってしまう。ここから 10m ほどの下りのパットが全然止まらず、グリーンの下まで行ってしまい、ダボ。何だかちぐはぐなゴルフであった(こういう時は 3オン4パットと数えるのだろうか、それとも 5オン2パットと数えるのだろうか。後者を採用したが)。

後半、西コースでは 2番パー3 でいきなり +3 を叩く(4オン2パット)。アイアンが 2度続けて当たらず、寄らず。続く 3番で、フェアウェイウッドを持つか迷った挙句、ドライバーを握って、右へ OB。ショットの際の注意点を確認せずにさらっと打ってしまい、不用意だった。このホールも +4 の大叩きである。しかし 4番からの 6ホールは 3パー、3ボギー(+3 )と粘ったので、この 2ホールの大叩きが悔やまれる。前半で手打ちになっていたアプローチを、体の回転で打つように意識したのが奏功した。一方、右ひじを絞るドライバーショットは、曲がり幅が大きくフック系の球筋に変化してしまった。アイアンショットもそうだが、上半身から打ちに行って体の回転が不十分だったのだろうと思う。

友人の上級者は、数ヶ月ぶりのゴルフ、しかも初めてのコースだというのに、非常に安定していた。前半こそ 45 だったが、後半は 39 の 84。ドライバーショットが常に真っ直ぐ、しかも芯でボールをとらえていた。メンタルも常に安定している。そして同伴プレーヤーに目を配り、気を使ってくれる。見習いたいゴルファーの一人である。

大相模カントリーは経営者が変わり、積極的に手を打ってきている。クラブハウスの改装、コースの補強、ウェブサイトの改修など、投資している。距離はそんなに長くないが、左右が狭く、正確なドライバーショットが求められるコースである。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.3.19大相模CC 中→西(AG) (69.4/130)585772944846375432039.7ft、晴れ

  1. スコア:94、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):37、ショートゲーム(60Y未満):54、ペナルティ:3
  3. パーオン率:16.7%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:5.6%、パー率:33.3%、ボギー率:27.8%
  5. ダブルボギー率:11.1%、トリプルボギー以上率:22.2%
  6. フェアウェイキープ率:28.6%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:0%
ゴルフ ラウンド記

堀尾研仁プロコーチによる GEARS レッスンを受けてみたくなった

堀尾研仁プロコーチによる GEARS を使ったスイング分析は明快で興味深い。YouTube の解説動画を欠かさず見るようにしている。

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www.youtube.com

僕と同様、この動画にハマった友人のシングルプレーヤーが、実際に KHGA(Ken Horio Golf Academy)に行って堀尾プロの GEARS レッスンを受けてきたそうだ。

そのレッスンの前後、すなわち before / after の GEARS 動画(堀尾プロの解説付き)も少し見せてもらったが、その違いにびっくりした。もともと綺麗なスイングからドローボールを放つプレーヤーだが、別人のようなスイングになっていた。少しシャフトクロス気味なトップからスイングプレーンに乗せる打ち方が before だったが、after では、フラットなレイドオフのトップからエルボープレーンの下、低い位置のインサイドからアタックする打ち方に変貌していたのだ。たった1時間ほどのレッスンで、ここまでスイングを修正できるなんて、さすが上級者。

www.kenhoriogolfacademy.jp

堀尾プロから教わっためざすべきスイングは:

  • フラットなレイドオフのトップから
  • ダウンスイングでは体の回転でクラブを引っ張ることで、
  • シャフトを立てて、インサイドからのクラブパスを実現する

というもの。US PGAツアー選手で言うと、ガルシアやファウラーのようなスイングである。

このスイングに修正することで、レッスン後では次のような改善が見られたとのこと:

  • 前傾をキープできる
  • グリップは低い位置
    • エルボープレーンより下、インサイドからのアタックになる
  • ハンドファーストになる:
    • アーリーリリースしてややハンドレートに当たっていたのが、見事なハンドファーストに改善
  • アタックアングル(ヘッドの入射角)も緩やかになる
  • 腰リードの切り返しができる

もともとトップでクラブを担ぐため、クラブが立った状態になり、そこからインパクトに向けて、寝かせてくる動きが必要なスイングだった。ダウンスイングでシャフトを寝かせるとフェースが開いてスライスするはずだが、同時に左手を掌屈させて、フェースを閉じて当てる調整をしてしまう。上級者に多い事例なのだとか。

三觜プロの「うねりスイング」との違いは、左ハンドルから右ハンドルというバックスイングで、パッシブトルク・シャローイングの動きでシャフトを寝せるのではなく、最初からフラットなレイドオフのトップを作るところ。ここからはインサイド・アタックになるので、シャローイングは不要らしい。「うねりスイング」よりシンプルなスイングである。

テイクバックの直後からシャフト方向にコッキングかつ外旋してバックスイングすることで、フラットなレイドオフのフラットなトップを作り、そこから腰主導で回転してクラブを引っ張ると、自然とシャフトが立ってくるとのこと(つまりアーリーリリースしない)。いったんレイドオフにしているところからの切り返しのため、反動でシャフトが立ってくるらしい。前傾を強め、腰から切り返すため、最初は外から入るような恐怖感があるのだけれど、実際には、ヘッドがインからしか入らないポジションにあるので、ほぼストレートに当たるとのこと。

ふむふむ、なるほど!

この堀尾プロコーチによる教えは、もしかしたら僕のスイングにもそのまま当てはまるのではないだろうか?なぜなら before のトップの位置は、僕と同じようにシャフトクロスだったから。僕の場合、あえてレイドオフにしなくてよいそうだが、友人のスイングの変貌ぶりを見るにつけ、いずれ一度は GEARS レッスンを受けてみたくなった。自分のスイングが丸裸になり、めざすべきスイング像が明確になりそうな気がする。

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6m/s の強風、泥だらけのフェアウェイ。月例競技でまたしても 100 を叩く(入間CC AG)

土曜日は春の嵐。予定していたラウンドも中止となり、ゴルフスクールのレッスンも途中で中止となった。そんな中、翌日曜に開催された月例競技に参加。強風、そして泥だらけのフェアウェイという最悪のコンディション。さらに早い時間のスタートで、クラブバスの関係から、ショットもパットも練習できない。いきなり OUT 1番ホールに臨むことになった。案の定、ドライバーは変なところにあたるし、2打目は泥を叩くだけ。全然前に進まず、10打というスタートとなった。

その後もダボペース。強風で縦の距離が合わない。グリーンヒットしても球が止まらず、次に奥からの難しいアプローチが残る。グリーンは下り傾斜で止まらない。ボギーを取るのがやっとである。さらに8番の高速グリーンで 4パット、9番でも 3パットとやらかし、OUT:57(19パット)。いやはや。

後半 IN は粘って何とかボギーペースに。9番あたりからドライバーとアイアンがまずまずの当たりになってきた。しかし 17、18番でダボの 47(18パット)。104(39パット)と、またしても月例競技で 100 を叩いてしまったのだった。あーぁ。60ヤード以上のショットが 42打、60ヤード未満のアプローチショットが 62打(37パット)…。唯一の救いは、ペナルティーがなく、バンカーにも入れなかったことだろうか。

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さて上がってみると、同組の 98 がその時点でのベスグロ。皆が 100 以上叩いていると言う。そして夜に入間のブログを確認したところ、 99人参加した中で100 を切ったのがたったの7人。92人が 100 を叩き、アベレージが 109.2 と Bクラスの月例競技のワースト記録だったそうだ。そういう意味だと、後半の 47 は粘った方だったのだろう。とはいえ、同じ悪条件の中、僕と同じハンディキャップの人が、ベスグロ 94(ネット 75)で優勝している訳で…。タフなコンディションでも戦えるゴルファーになりたい。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.3.14入間CC OUT→IN(AG) (69.9/120)62167210457474262370010.5ft、晴れ、強風((6m/s)

  1. スコア:104、パット:37(2.06)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):62、ペナルティ:0
  3. パーオン率:11.1%、ボギーオン率:22.2%
  4. バーディ率:0%、パー率:5.6%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:38.9%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:50.0%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:0%
ゴルフ ラウンド記

自分のスイング映像を分析:「シャフトクロス」になっているが、あえて「レイドオフ」にしなくてもよいらしい

バックスイングで深く捻転して、ヘッドもいい位置から入ってくるようになった。左への突っ込みもなくなった」「当面、スイングのパーツは気にせずに、全体のバランスを取るように。その中でミスを感じ取るように」というアドバイスを、ゴルフスクールのコーチから受けている。

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「よくなった」というスイングを実際に見てみたくなった。堀尾プロコーチが GEARS を使った解析で示しているように、ダウンスイングにて、ちゃんとエルボープレーンの下にグリップがあって、内側からヘッドが入っているだろうか?

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スマホザウルス」なるホルダーを使って、iPhone で自分のドライバーショットの映像を後方から撮影してみた。

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スマホザウルス

ダイヤ(DAIYA) スマホザウルス AS-473

ダイヤ(DAIYA) スマホザウルス AS-473

  • 発売日: 2013/04/10
  • メディア: スポーツ用品

その映像が以下である:


2021年3月1日 ドライバー後方(ニューウイングゴルフ)


2021年3月1日 ドライバー後方スローモーション(ニューウイングゴルフ)

以前に比べると、確かにバランスよく振れている。球もちゃんと捕まって、ドローボールが打てている。が、しかし…。トップにおいて、クラブヘッドが自分の頭上より前に来ている。クラブヘッドが飛球線方向より右側を指している。これって、もしかして…「シャフトクロス」になっているということ?

一般的にシャフトクロスの原因と言われる「左手の背屈(甲側に折れる)」はしていない。バックスイングでインサイドに引き過ぎてもいないし、フェースを開いてもいない。しかしトップで右ひじが右わきから大きく離れている。いわば「フライング・エルボー」の状態になっていることにより「シャフトクロス」となっている。そもそも体が硬くて、右ひじを支点に二の腕をあまり外旋できないということも要因になっていると思われる。

やはりトップの位置は「レイドオフ」にするべきなのではないか?それに「シャフトクロス」のスイングはカッコ悪い。直したい。

コーチに映像を見せて相談してみたところ、意外にも「直す必要はない」という返事だった。必ずしも「シャフトクロス」は悪いことではないというのである。ただし、切り返しができて、スイングプレーンに戻せるならば、という条件つきである。コーチ曰く:

  • ドローボールを打つために、若干クローズドスタンスに構えている。だから飛球線より右にヘッドが向き易い要素はある。ただし、このスタンスの向きを修正する必要はない。
  • シャフトクロスは必ずしも直す必要はない。クラブを高く上げることによって、飛距離を生み出している。シャフトクロスでも構わない。ただし:
    • 腕でクラブを持ちあげるのではなく、上体を深く捻っていること
    • 切り返しからスイングプレーンに戻していること
    • 結果、出球が安定していること
  • シャフトクロスからレイドオフに修正するには、右ひじを絞ればいいが、お勧めしない。なぜならば飛距離が落ちる可能性があるからである。
  • レイドオフのトップをめざすのは、もともと飛ぶ人が精度を出すため。たとえば 280ヤード飛ばせる人が 20ヤード落として、方向性を出すための技術である。
  • 飛ばない人は、あえてレイドオフにしなくてもよい。さらに飛ばなくなる可能性がある。
  • ジャック・ニクラウスだって、フライングエルボーだったタイガー・ウッズみたいな美しいスイングに憧れるのはわかるけど。

gridge.info

そして件の僕のスイング映像を見て、改めて直すべきところを指摘してくれた:

  • トップ・切り返しで浮き上がっている(伸び上がっている)。
  • アドレスは、もう少し前傾してもいい。

残念ながら、美しいスイング、綺麗なスイングはあきらめないといけないようだ。レイドオフのトップオブスイングはカッコいいんだけどなぁ。

ゴルフスクールのレッスンの最中に、再び映像を撮影してみた。素振りと実際に球を打っているスイングとは、やはり後者の方が力が入り、スイングも大きくなっている。


2021年3月7日 ドライバー後方(ニューウイングゴルフ)


2021年3月7日 アイアン後方(ニューウイングゴルフ)


2021年3月7日 アイアン後方スローモーション(ニューウイングゴルフ)

そして KiZuKi というスマホ・アプリに、ドライバーショットの映像を取り込んで補助線を引いてみる。12枚の連続写真に分解してみた。トップの位置(P4)は、この写真の6枚目(問題のシャフトクロス)となるが、その1枚手前あたりで切り返せれば、シャフトクロスではないと言えそうではある。言い換えれば、今のトップの位置はオーバースイングということなのだろう。ただコーチのアドバイスのように、トップをコンパクトにしてしまうと、飛距離が落ちる可能性がある。

一方、頭の位置に注目すると、コーチの指摘通り、トップからの切り返し(P4 → P5、写真の6枚目から7枚目)で一瞬伸び上がっているのがわかる。ここが修正ポイントである。

切り返し以降のダウンスイングにおいては、エルボープレーンより下にグリップエンドが来て、インパクトに向けて、内側からヘッドが入っているように見える。これは GEARS 解析で「あるべきスイング」と言われていることだ。よい方向に自分のスイングが進化しているのだと、ポジティブにとらえたい。

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P1 → P2

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P3 → P4

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P5 → P6

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P7 → P8

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P9 → P10

正しいパッティング・ストロークを身につける練習器具「トゥループレーン」を、ペルツ博士の「パッティングチューター」と併用してみた

YouTube「井上透ゴルフ大学」の「ガチンコゴルフクラブ」という企画動画をよく見ている。募集したアマチュアゴルファー 6人を1年間、井上コーチが指導するという企画である。アベレージ 90 というゴルファーがシングルをめざしたり、シングルプレーヤーがクラチャンをめざしたり、強い目的意識を持って上達に励んでおり、その指導内容が自分にも刺激になる。特に難しいゴルフ場でのコースレッスンでは、井上コーチの知識量と流暢な喋りに驚くとともに、実戦での考え方・マネジメントを学ぶよい機会になっている。

その企画動画の中で勧められていた正しいパッティング・ストロークを身につける練習器具「トゥループレーン」を思わずポチってしまった。値段を見て、一瞬迷ったのだが、楽天ポイントが 2,000点あったことに後押しされた。室内用の練習器具が、加わったことになる。

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傾斜のついた透明のアクリル板に、正しいパッティング・ストロークのスイング・プレーンがプリントしてあり、それをなぞってパターを振る。この素振りをただひたすら繰り返すことでイン・トゥー・インで、フェースが開閉するパッティング・ストロークを身につける。プリントしてあるヘッドの軌道は、左右対称ではなく、若干アッパーブローにインパクトするものとなっている。

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Odyssey O-Works RED 2-Ball とトゥループレーン

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トゥループレーン」とその収納袋

実際にやってみると、思った以上に、フォローでインサイドに入ってフェースが閉じていく軌道であることがわかる。パッティングのヘッドの軌道がイン・トゥー・インになることによって、球を捕まえることを実感できる。僕はクロスハンドでパターを持つので、インサイドではなく、ターゲットに向かってストレートにフォローを出す傾向があるようだ。

そしてこのストロークの軌道により、球に真っ直ぐ順回転がかかり、よれずに転がりのよいパットとなる。ストレート・トゥー・ストレートに振るものだと思っていた僕にとって、ちょっと驚く「目から鱗」の発見であった。

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パッティングでのイン・トゥー・イン、フェース・ローテーションを実感する

真っ直ぐに引いて真っ直ぐに出す、ストローク中フェースはスクエアに保持する。これはデイズ・ペルツ博士の『パッティングの科学』の教えであった。トゥループレーンの軌道とは矛盾することになるが、そのディブ・ペルツ博士が考案した練習器具「パッティング・チューター」も併用したら、あら不思議。イン・トゥー・インでフェースを開閉させた方が、パッティング・チューターの狭いターゲットを通過させることができる。

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トゥループレーン、パッティングチューター

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これは面白くなってきた。「パッティングだけは練習で上級者になれる。シングルプレーヤーになれる。」井上透プロの言葉を信じて、地道に練習をしてみよう。


1mを外さなくなるパター練習法。パターのストロークが見違えるように安定して、100切れます。【井上透ゴルフレッスン】


パターは簡単にプロ級になります

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