Technology
クラウド・コンピューティングで計算処理・ストレージの基盤が提供される時代。Amazon Web Services: EC2 / S3 / MapReduce に代表されるパブリック・クラウドを、自社ビジネスにどう活用するか、その利用技術を追求していくことが重要になる。同僚が聴講し…
iPhone と Android のアプリケーション開発に特化している GClue 社の代表取締役である佐々木陽氏が、それぞれのソフトウエア開発の違いを解説した記事が、日経エレクトロニクス 2009.2.9号に掲載されている。同社のサイトに、この二つのスマートフォンの比…
顧客からのフィードバックを受け、地道に改良を積み重ねていく Amazon が、パブリック・クラウド業界を当面のところリードし続けるように思う。と書いたその日に、Amazon が Hadoop を使った Amazon Elastic MapReduce のベータ版サービス開始を発表した。い…
最初のラウンドはクラウドの構築段階である。そこでの勝者はハードウェア・メーカーになりそうだ。しかしより長いレンジで考えると、ハードウェアビジネスは負け組になっていく。クラウドが成熟するにつれ、利益は圧縮される。なぜならば購買力を持った顧客…
Sun のクラウド戦略で興味深いと僕が感じるのは、パブリック・クラウドとプライベート・クラウド両方を視野に入れ、それらをシームレスにつなごうとしていることである。 企業のファイアウォールの中から Sun のパブリック・クラウドを使える 徹底的にオープ…
3月18日に Sun Microsystems が発表したクラウド・コンピューティングの構想 "Sun Open Cloud Platform"(日本語)は、その数時間前に出た IBM による Sun の買収報道ですっかり影が薄くなってしまった。Sun Microsystems は、僕らの世代にとってはシリコン…
「クラウドを超えて」("Above the Clouds")を読んで クラウド・コンピューティング --- The Economist:「企業 IT 特集」を読む --- この二つのクラウド・コンピューティングに関するエントリは、梅田望夫さんにブックマークしていただいたこともあって、…
A special report on corporate IT "Let it rise", The Economist, October 25th 2008(クラウド・コンピューティング「企業 IT 特集」) 2ヶ月ほど前、社内でクラウド・コンピューティングを紹介する講演をしたところ、思いのほか好評であった。その時の講…
昨日、石田晴久先生が亡くなった(訃報)。大学で直接教えを受けたことはないが、K&R (カーニハン & リッチー)による『プログラミング言語C』の翻訳者としてお世話になった。先生は C 言語に代表される Unix の文化、Unix プログラミング環境を日本に紹介…
日本語で読めるクラウド・コンピューティングの本としては、『クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった』と、『クラウド化する世界』の2冊がよい。 電力がユーティリティ化する歴史をひもときながら、計算機資源がスイッチ一つ押すだけで手に入る…
計算機科学やインターネットの技術者にとって、一度は目を通すべき white paper として紹介した UC Berkeley RAD の「クラウドを超えて」--- "Above the Clouds: A Berkeley View of Cloud Computing"(同 PDF 版)を読んで、その章立てと、それぞれにどんな…
A special report on corporate IT "Let it rise", The Economist, October 25th 2008クラウド・コンピューティング(Cloud Computing)の持つ潜在的なビジネス・インパクトは大きい。この基盤の上にさまざまなサービスが次々に試される可能性がある。2ヶ月…
2008年の IT 業界の buzzword といえば、「クラウド・コンピューティング(Cloud Computing)」であろう。カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)の計算機科学(Computer Science)の研究者たちが、クラウド・コンピューティングの概念と研究課題を…
今日はわれわれの商品の宣伝をします。利用者の履歴をもとにその嗜好を推定、その利用者に適した商品をレコメンドするソフトウェアを発売した。もともとハイビジョン・レコーダなどで、録画予約番組推薦で実績のある技術を汎用化、ソフトウェア・パッケージ…
ITロードマップ〈2009年版〉情報通信技術は5年後こう変わる! これから情報・通信市場で何が起こるのか―IT市場ナビゲーター〈2009年版〉 例年、年末に発刊され、次年度以降の中期計画を策定する際に活用する定番本となっている。前者は技術から、後者は市場か…
グーグル日本法人の社長に辻野晃一郎氏が就任するが、先日、現社長で Google 本社副社長である村上憲郎氏による Google の人材採用・育成についての講演を聴く機会があった。日本のコンピュータ・サイエンス教育・人材育成については、僕も共鳴する部分が多…
Google Developer Day 2008 のよくまとまったレポートを教えてもらったので書きとめておく。Debian Project 開発者、武藤氏による報告である: 基調講演 Google API による Mashup(Mapplets、KML など) Google Maps API for Flash、Ask the Expert
6月10日に横浜で開催された Google Developer Day 2008 の各セッションの動画映像が次々に YouTube にアップロードされている。基調講演の概要について簡単にまとめたが、その構成は以下の通りである: 00:00(hh:mm) : 社長挨拶 00:03 : 3つの C = Client, C…
Google Developer Day 2008 のようなカンファレンンスに久しぶりに出てみたが、ある意味、その10日ほど前に開かれた Google I/O を日本向けに編集・再構成し直したものであった。基本となるスライドも Google I/O で使われていたものだし、Google I/O のプレ…
昨日、横浜で開催された Google Developer Day 2008 に参加。仕事の都合で基調講演と Google App Engine のセッションのみを聴講したが、その熱気は初期の JavaOne を彷彿させるものであった。何と言っても参加者の年齢が若い。各セッションの様子は YouTube…
「『Google を支える技術』は大規模分散システムのガイドブック」というエントリーが、ソーシャルブックマーク「はてブ」に多数登録され、びっくりするほどのアクセスがあった。Google(グーグル)の技術競争力の源泉である分散システムを勉強したいという人…
大規模分散システムについて、よい本が出た。『Google を支える技術 巨大システムの内側の世界』である。梅田望夫氏が『ウェブ進化論』(64ページ)にて「情報発電所」と称した「超大規模」分散システムの構築と、その上で動くシステムソフトウェアの設計・…
ついに友人が入手したので少しだけ触らせてもらった。閉じた指を開くと画面が拡大されるなど、「おぉ!」と思わせる使い心地が随所に見られる。iPod や iPhone の本質は、そのソフトウェアにあることを改めて強く感じる。ユーザインタフェースとして、使い勝…
発売から10日、ご好意でようやくiPhoneに触る機会を得た。クール!Activate されていないのでそのソフトウェアの魅力の 1/100 も伝わらないが、ハードウェア・デザインだけでも多くの人を惹きつける。物欲を刺激するカタチがそこにある。Emergency call 画面…
11月5日に放映された「立花隆最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える」を観た。脳科学、神経科学、神経工学はここまで来ているという最先端の現実をつきつけられる衝撃的な内容であった。番組を補足する資料をこのサイトで読むことができる。病気や障害か…
2005.11.20:「ザ・サーチ グーグルが世界を変えた」 2005.12.2:The Google Story 2007.10.9:駅前探険倶楽部の資本提携・MBO を発表した 2007.11.1:駅前探険倶楽部(駅探):社長の素顔 2009.3.20:ティム・オライリー、「Web 2.0 とクラウド・コンピュー…
2008.4.7:『Google を支える技術』は大規模分散システムのガイドブックである 2009.2.20:クラウド・コンピューティングについて、技術者が知っておくべきこと --- 「クラウドを超えて(Above the Clouds)」 2009.2.20:クラウド・コンピューティングにつ…
2005.5.20:情報処理学会 業績賞受賞 2008.4.7:『Google を支える技術』は大規模分散システムのガイドブックである 2011.2.20:人工知能もここまで進歩したのか:IBM の Watson 2012.6.27:20年ぶりの再会、オブジェクト指向型 Lisp 2012.7.22:約10年ぶり…
2010.7.3:『はやぶさ --- 不死身の探査機と宇宙研の物語』 2010.10.10:小惑星探査機「はやぶさ」を知る 2010.12.17:涙なしに読むことができない『はやぶさ、そうまでして君は --- 生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話』 2010.12.24:小惑星探査機「…
2006.5.3:日本科学未来館 2008.2.16:歴史を科学する --- 『銃・病原菌・鉄』 2011.6.19:南極観測を知る 2012.3.4:発電・送電・配電・スマートグリッドを学ぶ