Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

河田さん、お世話になりました

11月29日、定年退職される上司、河田さんの歓送会を銀座のクルーズクルーズにて開催した。河田さんは研究所時代、森健一さんたちと一緒に日本語ワープロを創られた。その後本社に移ってからは、インターネット事業を立ち上げ、ニューズウォッチ、駅前探険倶楽部といった情報サービスを開始された。

歓送会には本社の方、研究所の方、OB の方など、あわせて100人以上の出席者があり、非常に盛況な会となった。河田さんの人柄を反映してのことだろう。さながら「同窓会」のような形で、河田さんも非常にリラックスした表情でいらしたように感じる。歓送会の開催に尽力いただいた方、またお忙しい中ご出席いただいた方に、改めて感謝したい。

河田さんの思い出を少しだけ紹介する。研究所にいらっしゃるころの河田さんは、非常にストレートに雷を落としており、いまだに僕には「怖い」印象がある。ところが本社に来てからは、雷を自制されるようになった。どちらかと言うと、部下にやらせてみて「見守る」タイプのマネジメントを意識して実施されていたように思う(それでもときどき大きな雷が落ちてきたが…)。

では怖くなくなったかというと、そうではない。「言わなくてもわかってるよね?」という無言のプレッシャー。あるいは「その仕事はもう僕が口を出すことじゃない。君たちが自ら考えてやりなさい」光線。これはこれで非常に厳しいものであった。その一方でなかなか成果が出なくても、「難しいことに取り組んでいるのだから、簡単にあきらめてはダメだ」という励ましもあり、長い目で見守ってきていただいたことに感謝している。

その河田さんの期待に、なかなか応えられなかったのが残念でならない。思ったより時間はかかっているが、河田さんが植えられた事業の種は着実に育ってきている。それを引き継ぎ、さらに新たな種を植え、成長させて結実させる。その思いでインターネット・サービス事業をがんばっていこうと考えている。河田さん、お世話になりました。本当にありがとうございました。