Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

新人の頃を思い出す

研究所に入社してすぐに直属の上司になり 10年ほどご指導いただいた方と、久しぶりに再会した。僕が米国留学して以来会っていなかったから、12-3年ぶりということになる。60歳になられたそうだが若々しく、もの静かな研究者であり紳士である印象は昔とまったく変わらない。定年退職後、走行支援道路システム開発機構 AHSRA にて DSRC(Dedicated Short Range Communication、専用狭域通信)による路車間通信を使った安全性向上の研究を続けられている。たまたま僕がよく行く会社の近くに AHSRA があったので、思い立って電話してみたところ、お会いすることになった。

お役人には夕方になってから急に明日までの仕事を依頼されることも多いということで、相変わらず夜遅くまで精力的に仕事をされていた。研究所で毎日のように二人で終電近くまで議論をしていたことを思い出す。研究所の同僚たちが今何をやっているか、当時はどうだったか、といった懐かしい話に花が咲き、あっという間に 2時間が過ぎた。

「村永君がプログラミングをしていないというのも信じられないけど、そういう歳になったということだよね。これからは若い人がアイディアをどんどん出せる環境作りが仕事だね。」

「村永君はやさしいから、多少悪い要素があっても、それを許容して自分で引き受けてしまうところがある。断るべきときは断らないと…。」

やはり僕のことをよくわかっていらっしゃる。時間を飛び越え、率直なアドバイスが素直に嬉しい。