いつかは走ってみたい

ここ数ヶ月で体重が 3 kg 増え、11月末に行った健康診断の結果でも要注意項目が増えた。尿酸値が高いのは相変わらずで（= 8.2 mg/dl）、さらに悪いことに肝機能低下の様相を呈している。その数値変化からは「酒量を減らせ、食生活に気をつけろ、適度な運動をせよ」というメッセージが伝わってくる。

適度な運動とはウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をいう。激しい（無酸素）運動は逆に尿酸値を悪化させる。

村上春樹が走ることについて自問自答した「走ることについて語るときに僕の語ること」を読み、「走りたい」という気持ちがほんの少し芽生えてきた。そこで近くの公園を試しに走ってみた。ここには 50m ごとに距離がマーキングされた 400m の周回コースがある。これを１周するのに 3分弱、たったそれだけで息が上がってしまった。しかも小学生の息子の方がずっと速い上に走り終わった後もピンピンしている。長い間運動をしてこなかった体の反応は、残酷なくらい正直である。

どうやら走るのは無理らしい。当面走るのはあきらめ、まずはウォーキング、それも今の生活の中でできるだけ長く歩くことを心がけることとした。そこで奇跡の復活を遂げた万歩計に再登場願うこととなった。