Windows 上の Emacs である Meadow を愛用している。バージョンとしては古いのだが、インストールが楽な Dove というパッケージを利用している。そのため UTF-8 でエンコードされたファイルを扱うには Mule-ucs というパッケージを新たにインストールする必要がある。インストール方法を参考にしながら、僕の実施したことをメモしておく。(以下 $Meadow$ で、Meadow のインストールされたトップ・ディレクトリを指す。僕の場合、C:\Meadow である。)
- Mule-ucs をダウンロードする:入手先。
- $Meadow$\site-lisp に解凍、Mule-ucs ディレクトリ以下が展開される。
- $Meadow$\site-lisp\Mule-ucs ディレクトリに移動、コマンドプロンプトから以下を実行、バイトコンパイルを実施する:
- .emacs の中に以下を追加(実際にはコメントイン): ただし (set-language-environment "Japanese") の前に。
c:\Meadow\1.15\bin\meadow.exe -q --no-site-file -batch -l mucs-comp.el
(require 'un-define) (require 'jisx0213)
これで無事に UTF-8 で届いたメールを扱えるようになった。
Emacs にこだわる限り、こういう工夫を自分でしなければならないが、プログラマ時代の生活環境であった Emacs とのお付き合いがもう 20年(!)にもわたり、Emacs なしの生活が考えられないのである。もうプログラミングはしないので、メールの読み書きとブログの原稿作成など、プレーン・テキストを扱うためだけに Emacs を使っている。メールの読み書きに話を絞れば、Thunderbird にするとか、Gmail に乗り換えてしまうなどの方法もあるわけだが、それができないくらい Emacs が身に染みついてしまっている。
追記:2009.1.30
Emacs(Meadow + Mew)の簡易パッケージ、Dove のインストール方法をまとめた。