Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

水村美苗『日本語が亡びるとき』を読み始める

水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読み始める。

友人に薦められた『本格小説』(上巻下巻)があまりに面白くて、一気に読んでしまったのだが、直後に梅田望夫さんにお会いする機会があり、その際に偶然、同じ作家によるこの本を紹介されて以来、発売を心待ちにしていたのである。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

今朝の日経新聞水村美苗の文章が寄せられており、初めて本が発売されていたことを知る。慌てて Amazon に見に行くと「3~4日以内に発送」とのこと。「梅田さんの本を買っている人がやけに多いなぁ」と思って、梅田さんのブログを覗いてみると、強力な推薦文を書かれている。なるほど、Amazon の在庫が少なくなるのも道理、である。(さらに今見てみたら、和書トップセラーの第1位になっている。)

当時梅田さんから聞いていたのは

  • 英語が〈普遍語〉となりつつあり、学問の世界では英語で読み書きされるようになってきた。
  • 地球のあらゆるところで、さまざまな作家が自分たちの言葉、〈国語〉で書いている。
  • しかし学問だけでなく、文学の世界も英語が〈普遍語〉となりつつあり、〈国語〉の時代は終わろうとしているのではないか?
という概要だ。「インターネットがグローバルそのもの」であり、英語圏で発達している今、ことばを生業とする作家からの警告をビジネスマンとしてどう受け止めるべきか?ほんのさわりの部分を紹介されただけにもかかわらず、既にビジネスの世界では英語が〈普遍語〉になり、英語でビジネスをすることに苦しんでいる僕の心にグッと踏み込んでくる問題提起であった。

Amazon から届くのを待ち切れないので、さっそく近くの大きい書店まで出かけて買ってきた。楽しみに待っていた本である。はやる気持ちをおさえて、じっくりと読んでみたい。