このブログのアクセス数を底上げしている、アコードツアラー。ようやく試乗をしてきた。今乗っているアヴァンシアとの相対比較ということで、印象をまとめておく。
試乗車は白の 24TL にインターナビを付けたもの。
- 前席室内は広くゆったりしている。1840mm の横幅が活かされている。
- アイヴォリー色で上質感のある内装。
- フロントパネルが高いため、視界は狭く感じる。シートを高く設定する。
- おそらく同じ理由でステアリングも心なしか小さく感じる。
- メーターは外周に指針がある方式でかっこいい。
- 乗り心地はアヴァンシアより固めか。といって固すぎるわけでもなく、安定しながらもしなやかな上々の乗り心地である。
- 室内は静か。
- 低速でもトルクフルなエンジン。プレミアムガソリンを使う。
- 高速では運転していないので、その安定性は未確認。
- 5速AT + パドルシフト。シフトダウンのショックはそんなに大きくない。
- アクセル、ブレーキの感触はアヴァンシアと似ている。ゆっくり踏んで静かにスタートさせる。
- 1840mm という横幅は、運転する上ではあまり気にならない。
- ボンネットの見切りはできない。前方に寄せるときは要注意。
- 後方の視界は狭い。リアカメラが必須かもしれない。
- バックでの車庫入れは、リアカメラの映像が活きる。またギアをバックに入れると左のサイドミラーが自動的に下向きになる。
- パイオニアのサイバーナビをベースにしたカーナビが入っている。
- 前席の座席は幅があり、肩まで包み込まれるような感じで安定する。
- 一方、後席は狭い。というかアヴァンシアが広過ぎるのかもしれない。アヴァンシアでは、大人が足を組もうと思えば組めるくらい前席シートとの間に余裕がある。
- また後席の乗降性も今一つ。アヴァンシアと比較してドアが狭く、気をつけていないと足の出し入れがひっかかる。
最近のホンダ車の顔つきは、レジェンド、アコード、オデッセイ…と、一目でホンダであることがわかるようになってきた。ドイツの車メーカーと同じようなブランディングを狙っているのだろう。
車格としては Audi A4 Avant、Volkswagen Passat Variant、BMW 3 Series Touring、ベンツ C-Class Stationwagon と同じセグメントを狙っている。したがって今までのアコードよりも値段も上がり 300-400万円になっている。ただドイツ車ほどの価格ではなく、相対的にお得感がある。
そういう点では車格の違うアヴァンシアと比較するのはあまり意味がないのかもしれない。すべてにおいて上。ただ、アヴァンシアの特徴であった後席の居住性は、どうしても気になってしまう。
アコードツアラーに関するエントリ
- 2008.10.21:アコードツアラー vs. レガシィ・ツーリングワゴン
- 2008.12.4:アコードツアラー発売
- 2008.12.20:『新型アコードのすべて』にみるアコードツアラー vs. レガシィツーリングワゴン、そしてレガシィ コンセプト
- 2009.1.11:アコードツアラーを試乗 --- アヴァンシアと比較して
- 2009.2.1:アコードツアラー vs. アヴァンシア