アコードツアラーに引き続き、レガシィツーリングワゴンを試乗。試乗車は 2.5i Smart Selection という特別仕様車で、2.5i よりも装備を落としているが、SI-DRIVEを備えるなど、基本的な走りの性能は同じである。
例によって、今乗っているアヴァンシアと比較した印象をまとめておく(2006年7月31日の「レガシィ・ツーリングワゴン vs. アヴァンシア」というエントリでは、北海道旅行で乗った 2.0i の印象を記してある)。
- 走らせて最も面白かったのは SI-DRIVE。同じアクセル操作・踏み込み量でも次の3つの走りのモードを切り替えられる:
- I (インテリジェント):緩やかな加速で燃費を抑えるエコ運転ができる。街乗り、あるいはゆったり気分でのクルージング向き。
- S (スポーツ):滑らかな加速で高速走行に向く。発進から一気に加速して流れに乗ることが容易にできるので街乗りでも活用できる。山道などにも向くかもしれない。
- S#(スポーツシャープ):反応が速く圧倒的な加速感が得られるので、高速走行時の追い越しなどに使える。6,000回転超まで一気に回せるのでびっくりした。けっこう楽しいかも。
- I(インテリジェント)モードがアヴァンシアの加減速感とほぼ同等という感じであるが、レガシィの方が車体が軽いので軽快感がある。
- 4AT でのシフトダウンのショックはあまり感じない。特に3速→2速のシフトショックが少ないのは、坂道などでエンジンブレーキをよく使う僕にとっては嬉しい。
- 高速走行において、室内はそれなりに静粛で、風切り音などもあまり気にならない。総じてアヴァンシアと同じような印象を受けた。
- 以前よりおとなしくなったとは言え、レガシィらしい水平対向エンジンの重低音はバックグラウンドで聞こえている。ホンダ・サウンドならぬスバル・サウンド。
- 回頭性というのだろうか、ステアリング操作に対して素直に車が方向を変えていくので、ワインディングは気持ちいい。
- 前席からの眺め、見切りはよい。
- 横幅はアヴァンシアの方が広くゆったり感がある。前席の横幅は同じようなものか。アコードツアラーのような肩まで包まれるような感じはない。
- 後席はアヴァンシアが広く、足元の余裕もある。ただしレガシィの前席との間はアコードツアラーほど狭くなく、大人が4人乗っても大丈夫そうである。
- その裏返しだが、荷室はアヴァンシアより広い。リアタイヤハウスの張り出しが少なく、使い勝手がよさそうである。
レガシィ ツーリングワゴンに関するエントリ
- 2006.7.31:レガシィ・ツーリングワゴン vs. アヴァンシア
- 2008.2.1:ステーションワゴンはどこに行った?
- 2008.10.21:アコードツアラー vs. レガシィ・ツーリングワゴン
- 2008.12.20:『新型アコードのすべて』にみるアコードツアラー vs. レガシィツーリングワゴン、そしてレガシィ コンセプト
- 2009.1.14:レガシィ コンセプト(Legacy Concept)の発表
- 2009.2.14:レガシィツーリングワゴンを試乗 --- アヴァンシアと比較して
- 2009.4.1:次期レガシィ(2010 Subaru Legacy)の発表
- 2009.4.11:次期レガシィがいよいよお目見え
- 2009.5.10:レガシィ・ツーリングワゴン 2.5i:現行モデルを選ぶ
- 2009.5.20:新型レガシィ・ツーリングワゴン登場