Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

Amazon Web Services:パブリック・クラウドの利用技術の追究

クラウド・コンピューティングで計算処理・ストレージの基盤が提供される時代。Amazon Web Services: EC2 / S3 / MapReduce に代表されるパブリック・クラウドを、自社ビジネスにどう活用するか、その利用技術を追求していくことが重要になる。

同僚が聴講した ITpro テクニカル・カンファレンス「クラウド開発者/利用者のための徹底理解『Amazon クラウドサービス』」の資料を眺めていると、日本のベンチャーではプリファード インフラストラクチャー(Preferred Infrastructure)という会社がさまざまな試みを行っていることがわかった。Web サイトによれば、はてなブックマークに全文検索エンジンを提供したり、新聞・メディアに関連記事のレコメンド技術を提供したりしている技術ベンチャーだが、大きな設備投資を行わずに済ませる工夫として Amazon Web Services を利用している。

たとえば社内データのバックアップに Amazon S3 を使う。顧客への製品の試験導入時に使う。あるいは本サービスの中で特に大量のデータ処理が必要な一部の処理に Amazon EC2 / S3 を使う。具体的に使ってみる中で、コストやスケーラビリティの面でのメリットと、通信遅延や可用性(アベイラビリティ)での課題を実感している。こういう経験の積み重ねが、パブリック・クラウドの利用技術を蓄積していくことになる。

この会社の Web サイトには、GoogleMapReduce と File System のオープンソース実装である Hadoop の技術解析資料が掲載されている。Amazon が Hadoop MapReduce をサポートし始めたので、大規模なデータ処理に Hadoop はますます使われていくことになるだろう。

追記

上記 ITpro テクニカル・カンファレンスの講演概要を紹介する記事や、講演者自身によるブログで公開されているスライドなどのリソースは以下の通り: