Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

どうしたら本の内容が身につくのか

最近のプチ・マイブームは経済学の教科書を読むことである。インフルエンザで伏せっている間に、学部レベルの入門書であるマンキューを読み通したのが契機になっている。

ところが読んだ直後はともかく、なかなか使える知識として定着しない。昔ほど記憶力がなくなっているせいか、一度頭に入れても、ざるで掬った水のようになくなっていってしまう。せっかく読んだ時間も無駄になるし、どうしたものかと思っていたところ、最近入手したマンキューの原著 "Principles of Economics" 最新版(5th Edition)にこんなことが書いてあった。


How to Read This Book(この本の読み方)
  1. Read before class.(予習せよ。)
  2. Summarize, don't highlight.(要約せよ、マーカーを引くな。)
  3. Test yourself.(自分で問題を解け。)
  4. Practice, practice, practice.(練習、練習、練習。)
  5. Go online. (ネットのリソースを活用せよ。)
  6. Study in groups.(グループ学習せよ。)
  7. Teach someone.(誰かに教えよ。)
  8. Don't skip the real-world examples.(現実の例題に取り組め。)
  9. Apply economic thinking to your daily life.(経済学的な思考を日常生活に応用せよ。)

Mankiw: Principles of Economics, 5th Edition, P.16

どれもごもっともな学生への指導であるが、特に本を読む時の態度としての2番目のアドバイスが心に残った。

Summarize, don't highlight. 黄色のマーカーを引くのは受動的に過ぎる。その代わりに節(section)の終わりに来たら、ちょっとだけ時間を取って、今学んだことを自分の言葉で要約せよ。そのためにこの本には広い余白が設けてある。そして章(chapter)が終了した際に、章の最後にある要約と、自分がまとめたものを比較してみよ。ちゃんと主要な論点を押さえられているかい?」

身につけるには、ちゃんと手を動かせってことですね。確かにそうやって学生時代は勉強していたような気がする。


Principles of Economics マンキューミクロ編 マンキューマクロ編

経済学の教科書に関するエントリ