Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

ゴルフレッスン・メモ:スイング編「手首を返す」

ゴルフを始めて1年目の昨年の連休には、スクール合宿に参加して集中的にラウンドレッスンを受けた。実戦で学ぶことは多く、今年もできればラウンドレッスンを受けたいが、なかなか予定が合わない。コーチにもできるだけ多くラウンドするのがよいと言われているのだが…。

5月4日に友人とラウンドすることになっている。彼に迷惑をかけないためにも、今年の連休は練習場で「スイング作り」である。スイングの際に気をつけるべきことは、半年前のメモでほぼ網羅されている。それに加えて手首のリリースのタイミングを早くとることでドローボールを打つことをめざしている訳だ。

しかしこの「手首のリリース」の動きが、ぼくの場合、どうしてもうまくできない。腕で振りに行ってしまい、ボールはすべて右に出てスライスしていく。このままではまずいというので、1ヶ月ほど前からコーチは「荒療治」に出た。「手首のリリース」はあきらめ、「手首を返す」ことにしたのだ。これは通常では教えない「別メニュー」とのこと。手首を返す方法だとクラブフェース面が大きく動くので、ボールの軌道が安定しなくなる恐れがある。しかしぼくにはこちらが向いているとのこと。いや、こちらしかないというのが率直なところだろう。

  • 手首を返す:
    • フォロースイングで右手を返して左手に被せる。
    • 同時に、右手を立てる(手首を縦に使う)。
    • ボールへクラブヘッドをぶつけるのではなく、スイング中にヘッドを感じてそのスピードを上げる。そのためにはインパクト後を意識して、そこで右手を立てる。
    • ボールが右に出てスライスするのは、タイミングが遅いから。早目早目に手首を返すことを意識する。

上記を自分なりに解釈すると、「インパクト後のヘッドスピードを高める」動きという理解である。まだ動きとしてぎごちなく、なかなか安定して球にミートしないが、アイアンはドローボールの球筋になってきた。7I で球が高く上がり、うまくミートすると飛距離も 130〜140ヤードくらいに伸びてきている。一方、ドライバーはまだダメでスライスする。手首を返す動きを速くしていかないといけない。

手首の返し以外のチェックポイントは、相変わらず以下の通り。特に足の動きが暴れないよう、下半身を安定させることが必須課題である。

  • 下半身の安定:
    • 両足をしっかり地面につける。
    • フォロースイングの時まで両足が地面についているイメージ。
    • 左足の先をしっかり地面につけることを意識する。
    • フォロー時に両内腿を閉じること。
    • 練習としては、サイコロの5と同じように球を置き、真ん中の球を丁寧に打つようにする。ボールに意識を集中させ、下半身を安定させることにつながる。
  • 上半身の脱力:
    • 上半身に力が入り過ぎて、上半身が大きく動くと、球にまったく当たらなくなる。
  • バックスイング時の体重移動、トップ:
    • バックスイングしながら右足に体重を乗せていく。トップの姿勢は「右足の上で」作られる。
    • 左肩が少し右に寄り、「背中でボールを見る。」したがって頭の位置は若干右に動く。
    • トップの位置で腕を使ってクラブをさらに持ち上げない。腕はハーフスイングのつもりで、それに体の捻りが加わったのがトップ。
    • そのままリズムよく振っていく。
  • 腕と体の回転の同期:
    • 腕の動きと体の向きは同期。回転している体の前に、常に腕がありクラブがあるイメージ。
    • 体の回転を止めない。

いい球と悪い球がはっきりしてくるのはよい傾向らしい。テンプラ、チョロ、シャンクはいずれも、ボールを打ちつけにいっているから。シャンクの時は、右足を地面につけないで送り込む癖が出ている場合もある。

ゴルフスクールの時は、コーチがアドバイスしてくれるが、それではいけない。こういうことをきちんと自分の頭で考え、自分でスイングを調整していく必要がある。

追記:2010.5.8

数日前にラウンドしてから初の練習。全然球に当たらないんですけど…。このように球にミートしない(シャンクばかり)のは、腕の振りと体の動きのバランスが悪いから。腕だけで打つ人、体で打ちに行ってしまう人、どうやらぼくは後者のタイプらしい。ボールめがけて、上半身に力が入り体がつんのめってしまう。左足の裏がめくれないように両足でしっかり踏ん張ること、そして腕の振りだけで打つつもりでもよいくらいらしい。

相変わらず球が右方向に行くのは、手首の返しが遅いから。手首の返しを速く行うことが必須である。そのための練習は「水平素振り」である。クラブを体に水平に左右に振り、手首の返しの動きを覚える。この素振りをそのまま下に向けてスイング・プレーンを作り、覚えたばかりの手首の返しを使って球を打つ。

こうするとバックスイング(右に振った)時に、クラブフェースが開く感じになり、それを返していくスイングとなる。以前、フェースを開いてバックスイングすると左肩が起き上がってしまう変な癖がついたので、フェースを閉じたままバックスイングするようにしていた。ある意味、あえて封印していた動きを復活させることになる。

とにかく手首の返しを速く。手首の返しにより、球が左に出ることをめざす。ぼくの場合、先に腕でクラブを振り、その後から体の回転がついてくる感じでスイングするのがよいようである。そして球にクラブをぶつけるのではなく、ラインを出していく。インパクト後のヘッドスピードを速くするつもりでスイングする。うまく手首を返せると、「球が捕まる感じ」がする。

しかし。それにしても進歩がない。1年前のレッスン・メモを読み直しても、まったく同じことが書かれていたりする。当時と比べ、飛距離が伸びているのが救いかな。

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