身内の一人が仙台で地震に遭い、昨日(3月14日)無事に東京へ戻ってきた。そのルートを紹介しておく。刻々と状況は変わるので、実際には現地で最新情報を確認しなければならないと思うが、被災地を離れることを考えている人の参考になればと考える。
3月15日付の日本経済新聞朝刊で紹介されていたルートでは、山形から先は飛行機あるいは新潟までのバスを使うとされていたが、どちらもキャンセル待ちとのことである。そこで以下に示すように、山形からはバスで鶴岡もしくは酒田に向かい、そこから羽越本線「いなほ」で新潟発の上越新幹線をめざすルートがある。
- 仙台から山形へ:
- 山交バスで約2時間
- 山形から山交バスで、鶴岡ないし酒田へ:
- 山形空港からのフライト、山形から新潟行きのバスはどちらもキャンセル待ちとのこと
- 鶴岡ないし酒田から、新潟へ
- 新潟から上越新幹線で、東京へ
実際に身内が仙台を離れて山形に向かったのは、3月13日の午後。何とかその日のうちに酒田に辿り着き、酒田駅前のビジネスホテルで一泊。翌14日早朝の「いなほ」で新潟に着き、午前中に帰京した。鶴岡ではなく酒田を選んだ理由は、当日の宿泊の予約がし易かったからとのこと(鶴岡はいっぱいになりつつあった)。
同様のルート(鶴岡経由)で、3月14日に実際に帰ってこられた方が「仙台から東京までの帰り方」というブログを書かれており、詳しくて親切である。この方は、仙台の県庁前のバス待ちが長蛇の列だったので、近くの人と連携してタクシーを捕まえた模様。
追記:2011.3.16
仙台からのバスに乗るために長蛇の列ができている模様。現地の状況は刻一刻と変わっている。ツィッターなどで流れる最新の情報は、Google でたとえば 「仙台 バス」といったキーワードで、「リアルタイム検索」すると見ることができる。リアルタイム検索をするには、Google の検索結果ページの左側、「▼もっと見る」で「リアルタイム」を選ぶ。
仙台・山形からの移動手段も少しづつ増えているようだ。下記のような情報もある:
- 3月16日より、仙台から東京へのバスが運行開始:JRバス東北
- 仙台、東京、新潟方面と山形の間の公共交通:山形県のウェブサイト