Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

Google データセンターの解説 "The Datacenter as a Computer" の 2nd Edition が PDF で読める

Google のデータセンター設計について書かれた "The Datacenter as a Computer" の 2nd Edition が無料公開され、PDF で読むことができる。世間にとっては最新の技術かもしれないが、Google にとっては 2年前の技術ということかもしれない。ちなみに 4年前の初版は、『Google クラウドの核心』という翻訳になっている。

GOOGLEクラウドの核心

GOOGLEクラウドの核心

PCサーバを超大規模に並べる WarehouseScale Computers のコンセプトを打ち出す。そこではデータセンター自体を一つの大きなコンピュータとしてみなして、そのアーキテクチャ設計を説明する。特にそのエネルギー効率にこの本の特徴はあるが、今回の版ではパブリック・クラウドがより普及してきたことを背景に、WSC のソフトウェアシステムやソフトウェア開発者向けの内容が強化されたとのこと。そして初版では扱っていなかったストレージシステム、WSC 相互接続が加筆されている。

ざっと見たところ、今回の版で加筆されたストレージのところでは、

  • Google の最新のファイルシステム Colossus(GFS の次)
  • NoSQL DB / キーバリューストア / 列指向 DB である BigtableAmazon Dynamo のさらに次世代となる分散データベース MegaStore や Google の Spanner
  • インメモリ分散データストア StanfordRAM(1サーバあたり 100万 lookup)
  • NAND Flash ベースの FAWN-KV

について言及している。

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