Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

サントリー美術館「広重ビビッド」を観て、浮世絵・錦絵の世界に目覚めつつある

2016年4月末から6月にかけてサントリー美術館で開催された展覧会、「広重ビビッド」。浮世絵が好きな人は must see の展覧会だったかもしれない。原安三郎の質の高いコレクションの中から、歌川広重の「六十余州名所図絵」「江戸百景」などを初摺で堪能できる。

江戸時代にタイムスリップして、旅をしている気分。特に「江戸百景」は馴染み深い土地が多く、古地図片手に行ってみたくなった。浮世絵の初摺と後摺の違いもよくわかる。初摺は文字通り、初めての摺り。絵師が見守り指示しながら、色を重ねていったため、絵師の思い描いた彩色となっている。一方、後摺は量産で、色数が減っていたり線がすり減っていたりする。後摺がたくさん出回るということは、それだけ人気があったという証である。

「広重ビビッド」では、歌川広重だけでなく、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」、歌川国芳の浮世絵も展示されている。原安三郎、充実のコレクションであった。

そうそう、サントリー美術館は、かなりの頻度で来ているので、メンバーズ・クラブの会員になった。年会費 5,000円で、1年間何度でも入館できるうえ、同伴者 1名まで無料。十分元がとれる。

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