ヘッドスピードが 42-44m/s と上がってきたのがわかり、今のドライバーよりも硬いシャフトを使ってもよいのではないかと考え始めている。4年半使い続けているのは、R シャフトの PHYZ ドライバー。長尺で、ゆったりとしたリズムで、しなり戻りを使う打ち方で飛距離を伸ばす。
それに対して、より硬めのシャフトで、ミート率も上げていけないものだろうか?というのが素朴な疑問。ということで、ゴルフショップで試打・計測してみた。試打したのは、今月発売された TaylorMade の GLOIRE F2 である。ゴルフショップの計測器でも 44-45m/s のヘッドスピードが出るので、店員には SR どころか S シャフトを勧められてしまう。しかし、S シャフトだとなかなかボールが捉まらない。非力なのでクラブ全体の重さを支えきれずに、手で打ちに行ってしまっているような感覚がある。これだとシャフトのしなり戻りをうまく使えない。
TAYLOR MADE(テーラーメイド) グローレF2 ドライバー GL6600カーボンシャフト
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コーチに聞くと、ヘッドスピードが伸びたとしても、シャフトは硬くする必要はない。シャフトのしなり戻りを使える方がよい。変えるとしたら、クラブの重量とのこと。とりあえず、今使っている PHYZ (2011) と、気になっているドライバーの仕様を比較してみた:
ドライバー | PHYZ (2011) | PHYZ (2016) | GLOIRE F | GLOIRE F2 | XXIO 9 | ||||||
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シャフト | PZ-501W | PZ-506W | GL3000 | GL3300 | GL6600 | MP900 | |||||
フレックス | R | R | SR | R | R | R | SR | S | R | SR | S |
振動数(cpm) | 234(S) | 218 | N/A | 220 | 256(S) | N/A | 220 | 230 | N/A | N/A | 238 |
ロフト(度) | 10.5 | 10.5 | 11 | 10.5 | 10.5 | ||||||
ライ角(度) | 58 | 58 | 60 | 60 | 58 | ||||||
体積(cc) | 460 | 460 | 460 | 460 | 460 | ||||||
ヘッド重量(g) | N/A | 191 | 198 | N/A | 197 | ||||||
長さ(inch) | 46.25 | 45.5 | 46 | 46 | 45.5 | ||||||
クラブ重量(g) | 282 | 278 | 284 | 284 | 289 | 284 | 287 | 290 | 272 | 275 | 277 |
バランス | D1 | D0 | D1 | D3.5 | D3.5 | D3 | D3.5 | D4 | D5 | ||
シャフト重量(g) | 49 | 48 | 53 | 46 | 51 | 47 | 50 | 53 | 41 | 44 | 46 |
トルク | 4.6 | 5.4 | 5.4 | 5.0 | 4.7 | 4.9 | 4.2 | 4.1 | 6.4 | 6.3 | 6.2 |
調子 | 中 | 中 | 中 | 先 | 中 | 中 | |||||
グリップ(径、重さ) | 62、40g | 62、36g | 60、38.5g | 60、38.5g | 27g |
こうして見ると、XXIO 9 が特徴的。クラブ重量を軽くすることで振り易くしているが、バランスをヘッド側に持っていくことで、軽く振ってもヘッドの重みがボールに伝わるようにしていると思う。そしてトルクを大きくすることで、ミスへの許容性も高くしている。
またメーカーのフレックス表示は、あまりあてにならないこともわかる。シニア向けにだいぶ甘めの表示になっている。特にグローレ F は、2014年と比べると 2016年モデルは、同じ振動数 220cpm でも R から SR へ、1 フレックス分表示が甘くなっている。購入層の見栄に配慮したものと考えられる。
上の表は下記の情報を参考にして作成した: