フジクラのラボでフィッティングを行い、Platinum Speeder 3SR にリシャフトした SIM2 MAX-D が、工房から届いた。早速、練習場で打ってみる。
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何も考えずに打つと、中弾道で右に出る球が出る。左腰を切って、球を捕まえに行かないと、そのままプッシュアウトするかスライスする。球を捕まえるべく、思い切り振っても、あまりドローはかからない。直進性が高く、真っ直ぐの球になる。
弾道調整機能(通称「カチャカチャ」)を使って、1ノッチ分、ドローポジションに設定した。ロフトを 11.25度(+0.75度)、フェース角 1.5度クローズ、ライ角 56.5度(+0.5度)にセットしたことにより、少し捕まりやすくなって、ストレート、もしくは薄いドローボールが出るようになった。練習場の奥のネット、210ヤード以上のところに飛ぶ。
純正シャフト TENSEI SILVER TM50 SR と比較して、PLATINUM SPEEDER 3SR は、球が上がり、キャリーの飛距離が伸びることが期待できる。先調子の「軽硬」シャフトにより、ヘッドが走るようになったと考えられる。TENSEI SILVER は僕には少し重過ぎたので、リシャフトは正解だった。
一方、GLOIRE F2(GL6600 R)と比べると、直進性が高く、球のバラつきが少ない。PLATINUM SPEEDER 3SR は軽くてトルクが 6.6、振動数 234 CPM のシャフトだが、SIM2 MAX-D の高 MOI ヘッドが暴れていないと考えられる。
柔らかい GLOIRE F2 の方がシャフトのしなり戻りは感じるし、高弾道のドローボールを楽に打つことができる。思い切り叩きに行くより、少しコントロールして球を捕まえに行く感じになる。飛距離は GLOIRE F2 の方が出るかもしれない。
実際にコースに出た時には、思い切り振っても球がバラつかない SIM2 MAX-D の方が、フェアウェイキープ率が高くなって、GLOIRE F2 よりも平穏な気持ちでラウンドできそうである。しかも TENSEI SILVER から PLATINUM SPEEDER にリシャフトしたことにより、飛距離の伸びも期待できる。早くコースで試してみたい。
今回のシャフト製作により、僕の現在のドライバーのセッティングは、下の表のようになる。
ドライバー | GLOIRE F2 (2016) | SIM2 MAX-D(2021) | SIM2 MAX-D(2021) |
---|---|---|---|
シャフト | GL6600 (Fujikura) | TENSEI SILVER TM50 | PLATINUM SPEEDER SPD3 |
フレックス | R | SR | SR |
ロフト(度) | 10.5 | 10.5 - 11.25 | 10.5 - 11.25 |
ライ角(度) | 60 | 56 - 56.5 | 56 - 56.5 |
体積(cc) | 460 | 460 | 460 |
長さ(inch) | 46 | 45.75 | 46 |
クラブ重量(g) | 284 | 302 | 291 |
バランス | D3 | D3 | D0.5 |
シャフト重量(g) | 47 | 56 | 40.5 |
トルク | 4.9 | 4.4 | 6.6 |
調子 | 中 | 中 | 先 |
グリップ(径、重さ) | φ60、38.5g | φ60、42g | φ60、48g |