土浦市にあるマロニエゴルフで、SIM2 MAX-D 3W のリシャフトをした帰りに、すぐ近くにある PGA Tour Superstore つくば学園東大通り店 に立ち寄る。
ここは試打スペースがたくさんあって、待たずに試打することができる。ちょうど自分のドライバー SIM2 MAX-D を持って来ていたこともあり、そのシャフト Platinum Speeder を新作 Stealth HD(ステルス High Draw)に挿して試打させてもらうことにした。
Stealth HD は何と言ってもカーボンフェースが特徴のドライバーである。従来のチタンのフェースに比べて、フェースの重量が 44% 軽くなり、フェース面が 20% 広くなった。僕の個人的な印象は次の通り:
- ヘッドスピード 38-39m/s でキャリー 210Y、ランも入れて 235Y という飛距離が出る(Trackman による計測)
- スピン量は 2,000 - 2,200 と SIM2 MAX-D より少ない
- ミスヒットに強い(飛距離が落ちない)
- SIM2 MAX-D に比べると球は捕まりにくい(ロフトを調整すればいいのかもしれない)
- SIM2 MAX-D が少し金属的な音がするのに対し、より心地よい音である(あくまで個人の印象)
- 黒いヘッド、赤いフェース、ヘッドカバーのデザインは、Stealth の方が断然 SIM2 シリーズよりカッコいい(あくまで個人の印象)
店員さんによると、
- SIM2 シリーズより、フェース面が広く寛容性が高い
- カーボンフェースで重量が軽くなったことにより、ヘッドの重量設計が柔軟になった
- ヘッドの後ろを重くすると高 MOI となるが、Stealth はヘッドの下を重くしている
- これによりロースピンになった
- つまりランで飛距離を稼ぐドライバーとなっている
なるほど。あえて高い MOI で安定性を持たせるよりも、スピン量を減らす設計になっているということだ。球は捕まりにくくなっていると言えるだろう。Stealth HD より上級者向けの Stealth や Stealth Plus はヘッドスピードが 45m/s 前後のハードヒッター向けと言われている。40m/s の一般のアマチュアには Stealth HD で十分らしい。
ついでに SIM Gloire(純正 Air Speeder TM、SR シャフト 44g)も打たせてもらった。Stealth HD に比べると、球は捕まり易いし、ドローボールが出る。スピン量は多く、高さやキャリーで飛ばすクラブであると思う。ミスヒットした時は Stealth HD より吹き上がる気がする。
ただわざわざ Platinum Speeder にリシャフトして一所懸命 SIM2 や Stealth を使うよりも、純正 Air Speeder の SIM Gloire は、僕のような非力なゴルファーにはいい選択肢になると思う。
そう言えばかつてのエースドライバー Gloire F2 に Platinum Speeder を挿したら、どういう弾道になるのだろう。試したことはあったが、当時はあまりいい結果ではなかったような気がする。スイング改造に目途がついたら、もう一度試してみよう。