とにかく 3W(スプーン)が苦手である。ナイスショットすると気持ちいい当たりが飛ぶけれども、その確率はおそらく 20% にも満たない。ラウンドでは 3W をティーイングショットに使う場合があるが、地面にある球に対しては封印している。
ロフトが 15度の PHYZ に対して、きっと球が上がるであろう、16度の SIM2 MAX-D をリシャフトまでして導入してみたが、結果は芳しくない。当たれば 200ヤード以上のキャリーが出る潜在力はあるのだが、確度が低い。
muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com
最近、高くティーアップした球を打つ練習に取り組んでいるが、そこでも 3W と 5W の差が顕著に現れる。
そんな矢先、コーチに言われたのは「フェアウェイウッドは飛距離を稼ぐクラブではないですよ。グリーンを狙うクラブ、グリーンに運ぶクラブです。」
そして易しいクラブを使うことを勧められた。ということは、アスリート寄りの SIM2 をあきらめて、元通り、シニア向けのクラブに逆戻りするということである。
シニア向けの易しいクラブとなると、Rogue ST Max Fast の型落ち狙いになるだろうか。それまで今の PHYZ をひたすら練習して、少しでもマシになっておくべきかと、半ば諦めていたところである。何気なく見ていた中古クラブのオンラインショップで、PHYZ の 2019年モデルがあるのを見つけた。しかも中古ではなく、未開封の新品である。
仕様を調べてみたら、僕が持っている PHYZ の 2011年や 2016年のモデルと比べてだいぶ易しくなっているようだ。3W のヘッド体積は 170cc と、昔の 3W(2011年:194cc、2016年:178cc)に比べたらずいぶん小さくなっており、5W (2011年:172cc、2016年:168cc)並みの大きさだし、何より 290g と軽い。そしてロフトは何と 17度もある!
かつての 4W の仕様を 3W として商品化しているのかもしれない。「これだ、これ!」という訳でポチってみた。
2011年モデルの 3W(194cc)と比較すると明らかにヘッドが小さく、5W(172cc)並なのがよくわかる。
そして打ってみた。確かに少し易しい。5W ほどの確度ではないが、まずまず打てる。ティーアップ打ちにトライした時も、3W で球だけを捕える確率が、2011年モデルより高くなっている。
ただし飛距離は 5W とあまり変わらないかもしれない。球が高い 5W と違ってランで距離を稼ぐクラブなのかもしれない。いやいや、フェアウェイウッドに飛距離を求めてはいけない、グリーンを狙うクラブなのだった。
早速次のラウンドで投入してみよう!