膝の怪我が治るまでゴルフのラウンドは自粛しているが、毎週1回のゴルフスクールには通って、コーチのチェックを受けている。
今のスイングフォームを維持して、ショットの精度と再現性を高めるために気をつけていることは 5点ほどあるが、中でも特に以下の2つが大切である。必ずコーチに指摘を受け、修正している内容である:
- バックスイング:
- アウトに引かず、クラブと体の距離を一定に保ったまま、丸く振る
- P2 でのフェイス(リーディングエッジ)の向きが、体の前傾角度と同じになる
- 切り返し:
- 急がない
- 「当てたい」意識を抑える
コーチによれば、僕は「(ミスの原因が)わかり易いスイング」とのことである。なぜなら、
「バックスイングで軌道より外にヘッドが上がる」 → 「余分な軌道を描く分、切り返しで忙しくなる」 → 「切り返しの間がなくなる」→ ミスショット
と、エラーの原因の連鎖が明確だからである。しかも打った球筋にミスの内容が表れる。ある意味、今は「バックスイングで外に引かない」ことにフォーカスすれば、ミスを減らせる状態と言ってもいいかもしれない。
一方、フェアウェイウッドは「外に引く」だけが要因ではなさそうだ。特に苦手な 3W を、地面(マット)から打つ時に、切り返しが早くなりがちである。「早く当てたい」という意識がそうさせるのであろう。
3W をスロースイングで振る練習を行い、ゆっくりしたフルスイングから徐々に速めていって、自分が振れるテンポを掴もうとしている。さらに 3W と 5W を一球づつ交互に打つ練習によって、切り返しのタイミングを掴むことも行っている。
バックスイングと切り返し。この二つに、次の新たな練習テーマが加わった:
- フィニッシュを決める
- 足元が暴れないよう、ピタッと決める
である。
フィニッシュで足元が暴れるのは、上半身で打ちに行っているから(上が力んでいるから)。ちゃんと脚・下半身を使ってスイングする。上半身で打ちに行っているというのは、「切り返しが早い」ということにも関係がある。
正直、僕はコースでフィニッシュが決まらないことが多い。フィニッシュが決まらないということは、スイングに問題があるということ。コースでは思わぬミスショットにつながりかねない。
切り返しを急がず、下半身を使ってスイングをして、フィニッシュを決める。フィニッシュが決まるリズム・テンポで振る。
そのための自分なりのコツは次の通り:
- 左足の踏み込みで、切り返しをスタートさせる
- インパクト後にヘッドスピードが最速になるイメージでスイングする
そう言えば、倉本昌弘プロも著書『本番に強くなるゴルフ』で、フィニッシュを決めること、スイングを完結させることの重要性を説いていた(令和改訂版のメモより):
- フィニッシュが取れないのは「当てたい」「飛ばしたい」という心・感情に負けているから = 自分を信じていない
- スイングを完結させるのは「心が出てきても思ったことをやり切る」訓練であり、経験を積むことになる
さらにこうも述べていた(旧版のメモより):
- フィニッシュまで振り切って、左足一本で立ち、ボールが落ち始めるまでその状態をキープする
- 最後まで振り切ることで、「当てる」動き、「叩く」動きから、「振る」動きになる
- フィニッシュを取ることで、スイングのバランスがよくなる
- フィニッシュが崩れるのは、スイングのバランスが悪かった証拠