Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

モバゲータウンに見る若者の行動

先日、ACCESS が年に1回開催するACCESS Day 2007に参加した。"New World" と題したパネル討論には各界から若手経営者(DeNA 南場社長、ローソン 新浪社長、松下電器 津賀 デジタルネットワーク・ソフトウェア技術担当役員)が集まり、さまざまな参考になる意見が聞けた。これだけの人材を集められるのは、ACCESS 荒川社長の人脈の賜物だろう。

DeNA 南場社長が紹介した「モバゲータウンに見る若者の行動」が興味深い。

モバゲータウンの利用者は現在 750万人。30代も増えているが半分以上は 20代。16歳男子の 54% がモバゲーユーザと言われている。ここへ広告出稿してトラフィックを集める効果は予想以上に大きく、堅牢・スケーラブルと言われたサーバをどんどんつぶしていっている。

モバゲータウンの中で、若者は「つながる喜び」「自分を表現する喜び」を体現している。たとえば:

  • 22-23時がオンラインゲームのピーク、対戦型ゲームの部屋は満杯である。
  • モバ家族:いわば「家族ごっこ」。この中で何をしているかというと「励ましあっている。」99% が激励・友情のコミュニケーションと言っても過言ではない。
  • リエーター・コーナーが大賑わい。小説や詩、ミステリーなどが 30万も集まっている。彼・彼女らはキーボードではなくケータイ・親指操作のみで 2000ページ書く。

ACCESS の荒川社長は、上に見られるような「世代間ギャップ」を積極的にとらえることの重要性に言及し、世代の違いにより「常識」がガラッと変わるので、若い世代を研究することが次のビジネスへのヒントになると総括された。