ゴルフを始めて 16年。倉本昌弘プロの教えをいつも参考にしてきた。その著書や DVD にだいぶお世話になっており、幾度となくこのブログでも紹介してきた。「倉本節」と言っていいだろう、歯に衣着せぬ辛口で、しかしゴルフの本質を突いた言葉が心に残る。
特に「90 切り」の技術とコースマネジメントについては、完全に倉本プロの教えを参考にしている。残念ながらその上の「平均 85」、「80切り」といったレベルには到達できていないものの、絶賛、それを実践中であると言っても過言ではない。
muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com
最近、ゴルフスクールでは「左肩を下げないバックスイング」というテーマを与えられ、コーチから「参考にすべきは、倉本昌弘プロのスイング」と言われた。
そこで YouTube で倉本昌弘プロのスイング動画を探してみたら、「ゴルフの真の基本」というとても本質的でためになるレッスン動画集が見つかった。全 11 話ある動画の中に、26 のレッスンが入っている。一つの動画は 10分前後なので、全部見るのに 2時間もかからない。
この中で特に印象的だったのは、第4話、第5話(レッスン 7 ~ 11)だろうか。
- スイングの本質(第4話 レッスン7):
- スイングで大事なのは足の動きであり、それが先行動作や時間差といったものを生み出す
- 「先行動作や時間差は作るものではなく、できる」という意識で、鳥の羽ドリルと足踏みドリルに取り組んで欲しい
- スイング軸(第4話 レッスン8):
- バックスイングの大きさは人それぞれ
- クラブを振ると、背骨側に回転軸ができる
- その軸は、歩いても走っても、体重移動してもブレない
- 人間の身体には厚みがあるので、背中側に軸がある時には、その前にある頭・身体は左右に動く
- 力感の見えないショットを披露:
- フルショットは練習場で必要なのか?コースに行ったら、中途半端な距離しか残らない
- 距離をコントロールすることが大事であって、最大飛距離を練習場で打つことは全く意味がない
- レッスンでよく耳にする言葉(第5話 レッスン9、10):
- 過去の歴史の中で、さまざまなトレンドがあった
- 「左足1軸」:
- 長所も短所もある。力のある人が1軸で振ることでコントロールできるが、反面、距離は出なくなる
- 「床反力」「地面反力」:
- 今までのレッスンで言ってきたこと。しっかり地面を踏んでクラブを動かすことが、床反力そのもの
- 「30cm 真っ直ぐ引く」:
- 腕だけで引こうとしたり、力んで外に引いたり、急にインサイドに引いたりする悪癖を直すためのただのキーワード
- 「バックスイングで右膝を動かすな」「右膝を止めてバックスイングせよ」:
- 右足に体重が 100% 乗ってバックスイングすると、右膝は止まらざるを得ない
- 「止めるのではなく、止まる」
- レッスンで言うべき言葉は「右足にしっかり体重が乗った状態で、バックスイングしましょう」
- 「インパクトで左の壁を作れ」:
- 100% 左足に体重が乗った状態で回転すれば、壁ができるのは当たり前
- 現象を直すのではなく、原因を直す言葉が必要
- 言われている言葉は、何のためのその言葉があるのか、何のためにその言葉を言っているのか、しっかり考えて理解すること
- 練習場でするべきこと(第5話 レッスン11):
- やってはいけないのは、同じクラブで真っ直ぐ何球も打ち続けること
- 練習場の幅いっぱいを使って、ターゲットを変えながら 3球づつ打つ
- クラブを変えながら打つ
- ターゲットに向かって、思い描いた球筋を打つために、構えや球の位置を感じる
以下に「ゴルフの真の基本」すべての動画へのリンクを貼っておく:
1.ゴルフの本質、グリップの握り方
2.セットアップの本質、ボールの位置
3.球筋のメカニズム
4.スイングの本質、スイング軸
5.レッスンでよく耳にする言葉、練習場でするべきこと
6.アプローチ(サンドウェッジ、ピッチングウェッジ)
7.8番アイアンでのアプローチ、アプローチの距離感、球を上げるアプローチ
8.アプローチのボール位置、バンカーショットの基本
9.バンカーショット練習法、ティショットを考える、セカンドショットの距離感
10.アゲインストと複合ライ、グリーンの見方
11.ラフからのアプローチ、パー3の考え方、ライの悪いアプローチ