ビジネス書はどれも似たりよったり。価値のない本が毎年多量に出版されている。でもごくたまに示唆に富む本があるので、全く無視する訳にもいかない。どうやらこれは世界に共通の現象のようだ。The Economist が3ヶ月に一度の頻度でビジネス新刊書のレビューを始めるにあたって、その基準を示すために、この半世紀に出版された古典とも言えるビジネス書を 6冊提示している。The Economist の考える最良の本は、ビジネスによって世界にもたらされる革命的な変化について、洞察を提供してくれるものだ(The best books provide an insight into how business revolutionises the world.)と言う。
- 作者: Alfred Sloan
- 出版社/メーカー: Crown Business
- 発売日: 1990/10/01
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- 作者: アルフレッド・P・スローンJr.,有賀裕子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/06/06
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現代のプロフェッショナルとしての経営(マネジメント)を発明した GM(General Motors)のスローン(Alfred Sloan)自身が、世界最大の会社を作りあげるために何をしたかを語る。1964年に出版されたこの本の後に出た自叙伝の数々は、この本のレベルに到達していない。
- 作者: William H. Whyte,Joseph Nocera
- 出版社/メーカー: Univ of Pennsylvania Pr
- 発売日: 2002/05/30
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組織のなかの人間 上―オーガニゼーション・マン (現代社会科学叢書)
- 作者: W.H.ホワイト,岡部慶三,藤永保
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1959/03
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組織のなかの人間 下―オーガニゼーション・マン 現代社会科学叢書
- 作者: W.H.ホワイト,辻村明,佐田一彦
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1959/05
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ウィリアム・ホワイト(William Whyte)による、1956年当時の大企業の日常生活へ誘うビジネス・ジャーナリズム本。組織人が上司を喜ばせるために創造的であることを避け、業績を上げることに腐心していた様子を描いている。後に「組織のなかの人間」の終焉が謳われているものの、詳細な逸話と、広い一般化とを組み合わせたホワイトの能力には誰も及んでいない。
- 作者: Peter Drucker
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 1999/04/29
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- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/12/12
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- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/12/12
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- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/12/14
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ドラッカー(Peter F. Drucker)は経営の導師・長老であり、1940年代から亡くなる2005年まで洞察に富む本を書き続けた。その中から一冊を選び出すのは簡単ではないが、エレガントとは言えない題名の1973年の本を取り上げる。ドラッカーはなぜ経営(マネジメント)が20世紀で最も重要なイノベーションであるかを説明し、ナレッジ・ワーカーの誕生や自発的な組織の開発のあとを追う。
In Search of Excellence: Lessons from America's Best-Run Companies (Collins Business Essentials)
- 作者: Thomas J. Peters,Robert H. Waterman Jr.
- 出版社/メーカー: HarperBusiness
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エクセレント・カンパニー (Eijipress business classics)
- 作者: トム・ピーターズ,ロバート・ウォーターマン,大前研一
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2003/07/26
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マッキンゼーの二人によって書かれたビジネス書の最初のベストセラーで何百万部も売れた。1982年に出版されたこの本に描かれた会社の多くは業績が悪化、以来この本も厳しい批判にさらされている。しかし従業員を数としてしかとらえない経営学の合理主義派へ力強い攻撃を加えた本であり、いかに会社が動くのかを説得力高く描いている。
- 作者: Clayton M. Christensen
- 出版社/メーカー: Harper Paperbacks
- 発売日: 2003/01/01
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イノベーションのジレンマ (―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press))
- 作者: クレイトン・クリステンセン,玉田俊平太,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 株式会社翔泳社
- 発売日: 2011/12/20
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1997年、クリステンセン(Clayton Christensen)は「破壊的イノベーション(disruptive innovation)」という、現代ビジネスにおいて最も影響力のあるアイディアを導入した。優れた企業がすべて正しいことを実践しながらも失敗してしまう可能性があること、つまり顧客の声に注意深く耳を傾け、生産的な技術を発明しつつも、革新的な新しい技術がその市場を破壊してしまう可能性があることを示した。
- 作者: C.K. Prahalad
- 出版社/メーカー: Pearson Prentice Hall
- 発売日: 2009/08/24
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ネクスト・マーケット[増補改訂版]――「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
- 作者: C.K.プラハラード,C.K. Prahalad,スカイライトコンサルティング
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2010/07/13
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C.K. プラハラード(C.K. Prahalad)は、"Live Aid" コンサートを何度もやるよりもずっと素晴らしいビジネスの革命を解き放った。彼は鮮やかな例をふんだんに使って、一日 2ドル 以下で生計を立てている消費者が何10億ドルもの需要を代表し、将来のグローバルな成長市場となること、そしてその市場にアクセスしたい企業は早く行動し、今までのビジネスにおける仮定を考え直すべきことを示した。
ビジネス書濫造の中で、上記に挙げた本は、新技術が従来のビジネスモデルを破壊したり、新企業が経済パワーのバランスを変えたりする様子を示し、新興市場についての新しい解釈を提供している。