今年からゴルフ・スクールのコーチが佐藤めぐみプロ(YouTube)になり、半年以上かけて習っているのは、
である。
腰を切る、いわゆるボディーターンを是として来た僕にとっては「スイング改造」と言ってもよいレベルで、産みの苦しみを味わっている。
週の初めのゴルフスクールで、佐藤プロのアドバイスを受けてスイングを修正する。それを「体に覚えさせる」つもりで、週の半ばに 2回ほど自主練習して、数100球打ち込む。何とかミートするようになって、週末のラウンドを迎える。ところが週明けのレッスンで再び修正が入る。
最近はそんな不毛なサイクルに入っている気がする。自主練習ではラウンドを控えていることもあって、ミートさせること、方向性を出すことに意識が行き、インパクトで「合わせに行って」しまい、その結果、本来のスイング改造の趣旨から外れて、習ったことと違う(従来の)スイングをしてしまっている可能性が高い。
練習中は、自分なりに気をつけるべきポイントを変えながら試行錯誤して、スイングを修正しているつもりである。しかし次のスクールのレッスンで、佐藤プロに「めざすべき修正ができていない」という指摘を受ける。そして新たなアドバイスをもらって、また当たらなくなったり、スイングのイメージがわからなくなったりする。
スイング改造は、掴んだと思えばすぐに逃げていく。まさに一進一退という感じである。
そんな中「少し光明が見えてきた」とポジティブに捉えているのは、フェアウェイウッド、特に苦手だった 3W が当たるようになってきたことである。
フェアウェイウッドは、連続ハーフショットの練習によって、ヘッドを上から入れる感覚がわかってきた気がする。佐藤プロからも「ヘッドが上から入っている」と言われている。
その一方で、アイアンのダウンブローは、難しい。アイアンは何気なく打つと、フェースが開いて右に飛んでいく。下手をすると、ハーフシャンクすることもある。
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佐藤プロによれば「ヘッドが動いていない。左サイドで詰まっている」とのこと。そして「手(首)を使って、フェースを操作している」とも。
フェアウェイウッドのように、上から入ったヘッドがフォローで低く抜けて行っていない。
なぜフェアウェイウッドではできて、アイアンではできないのか?その違いは何か?
どうやらそこに解決の糸口がありそうである。
- フェアウェイウッド
- ヘッドが上から下へ動き、フォローで低く抜けていくイメージ・感覚ができている
- 手(グリップ)の動きが小さく、その分、ヘッドが動いている
- シャフトが長い分、ヘッドを戻してくる時間がある
これに対して:
- アイアン
- 切り返しで、手(グリップ)が左に流れてしまい、ヘッドが前に動いていない
- 真下にグリップを引く意識が強過ぎる
- 手を動かしているものの、肝心のヘッドが動いていないし、フェース面がボールに向かって行かない
- 真下に引くのは一瞬!
- シャフトが短いショートアイアンほど、インパクトまでの時間が短く、ヘッドを動かす必要がある
手が左に流れているのは、なぜか?切り返しで、グリップを下に引くより早く、上体がターンしてしまうからである。
上体のターンを抑えること、グリップを真下に引くのは一瞬であることを、意識する必要がある。
- まず上から下へ、身体の右後ろからボールの右側に向けて、ヘッドを振り抜いて、フォローで低く出す軌道のイメージを明確に持つ
- 上体のターンを抑えるために、上体(胸)を右に向けたまま、振り抜くイメージを持つ
- 切り返しで左足を踏み込んだ際に、腰を切らない
- 身体の後方(右奥)でクラブを真下に引くことにより、フェース面が前に出て閉じていく
- 右前腕が内旋する感覚(手首は使わない)
- 「出前持ち」の右掌が、一瞬「外(飛球線後方側)を向く」感覚
- 切り返しでグリップを真下に引くのは一瞬
- パーにしていた右手をグーに握りしめる感覚
- (あるいは)左手はそのままに、右手をボールに向かわせる
腰を切らない、胸を右に向けたまま、一瞬握りしめるというのがコツである。
上記のポイントを意識して、ヘッドの軌道を明確にイメージすることにより、アイアンでもポツポツといい当たりが出るようになってきた。佐藤プロにも「近い」「惜しい」と言われ始めている。この時のインパクトの音、上から下に振り抜けた時の音を、しっかり覚えておきたい。
あとは、自主練習でちゃんとスイング修正にフォーカスして球を打ち込めるかどうか。つい精度を求めて、合わせに行き、元のスイングに戻ってしまわないよう、要注意である。
ドライバーは、また少し扱いが異なると考えている。技術的には、切り返しでのグリップの引く方向がポイントになると思うが、あまり難しいことは考えず、当面は、切り返しからインパクトに向けてのヘッドの軌道の違いを意識して、シンプルに振り抜くことを心がけたい。