1年ぶりのコースレッスンはレイクウッド大多喜カントリークラブにて。コーチに現場で何をやらかしているかチェックしてもらう。2日前に寝違えてしまい、首に痛みを感じながら恐る恐るのゴルフだったが、途中からは痛みを忘れてフルスイング、終わってみれば 92 というなかなかの好スコアであった。しかし実際のゲーム内容は、最終の 2ホールで連続トリプルを叩き、「90切り」を逃すという大変悔しいものであった。
前半、東コースを 46(16パット)で終え、人生初の「90切り」をめざしての後半、南コースの目標スコアは 43(7オーバー)。7番までは 4オーバーと粘り、最終 2ホールを 3オーバーに収めれば「90切り」達成だったのだが…。南 8番ではボギーオン狙いの残り 40ヤードのアプローチを、少し強めにピンまで打ってしまい、球が転がってグリーンオーバー。そこから返しのアプローチを何とシャンクさせてしまい、トリプル。あとがなくなった 9番では第3打を OB して万事休すのトリプル。結局、南コースは 7番ホールまで 4オーバーと来ながら、残り 2ホールで 6オーバーと崩れての 46(16パット)。計 92(32パット)は悔しい以外の何ものでもない結果であった。8番のアプローチミスからおかしくなった。メンタルの課題もあると思う。後半は息も絶え絶えに粘ったにもかかわらず、それでも 90 は切れないのか。「90の壁」は厚い。落胆する僕に「誰もが通る道ですよ。」とコーチが慰めの言葉をかけてくれた。
Date | Course (rate) | Yard | Par | Score | Shot | ShortG / PT / GB | Penalty | Situation | ||||
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2017.6.2 | レイクウッド大多喜CC 東→南(BG) (69.8) | 6256 | 72 | 92 | 46 | 46 | 39 | 50 | 32 | 1 | 3 | 晴れ、強風、9.3ft |
- スコア:92、パット:32
- ショット:39、ショートゲーム:50、ペナルティ:3
- パーオン率:11.1%(2 ホール)、ボギーオン率:61.1%(11 ホール)
- バーディ率:0%(0 ホール)、パー率:27.8%(5 ホール)、ボギー率:44.4%(8 ホール)
- ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:11.1%
- フェアウェイキープ率:35.7%、OB 発生率:11%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.5%
反省ばかりしているのも悔しいだけなので、コーチからのお褒めの言葉も書き留めておこう:
- ショットはよくなった。いい球を打っている。
- アプローチもよくなった。怪しげな動きがない。
- しぶとくなった。よく粘っている。(パーオン 2回のみで、このスコアは上出来)
- ショットに入るリズム・テンポがいい。同伴者を待たせず、これなら誰とでも回れる。
今回、残念ながらコーチは怪我のため僕たちとは一緒に回らなかった。その分、風の読み方、狙いどころ、番手選択など、たっぷりとコース攻略を教えてもらいながらのラウンドとなった。またスイングについても、ミスショットの原因のフィードバックをもらうことで、ラウンド中にある程度修正することができた。その教えを思い出せる限りメモしておこうと思う。自分でまわる時の参考になるはずである。
まずショットに関する技術的なアドバイス・課題:
- 右腰をしっかり切る。左足に乗っていく。腕で叩きに行かない。
- 9I や PW で引っかける時は、右足に体重が残り(明治の大砲)、腰が回っていない。
- 左足上がりでは、体が伸びあがらないように注意。
- 左足下がりでは、ゴロを打つつもりで。
- アドレス時に若干右に向きがち。左に修正する。
ライの悪い時のアプローチについては、練習場で打ち方を教わった:
- ボールを右足の前に置く。
- インサイドではなく、飛球線後方に真っ直ぐテイクバック(手首のコックを使う)。
- そのままボールにヘッドをぶつけて終わり。
コース攻略について:
- ゴルフ場全体で風がどちらに吹いているか、基本の風向きを把握する。これをもとに、ホールごとに風がどちらからかを考え、ピンフラッグなどの情報をもとに判断する。
- 横風に流されることを前提に、ターゲット方向を決める。右からの風ならフェアウェイ右サイド。
- フェアウェイ右サイドを狙う時は、ティーインググラウンドでは左に立つ(対角線)。
- ラフからのボールは転がることを前提に、花道に落としてグリーンに乗せるイメージを持つ。常にグリーンをヒットさせることを考えない。
- 風の影響を避けるには低い球を打つ。たとえば残り 165ヤードのアゲンスト。9W だと高く上がって風の影響を受けやすい。むしろ 5I を選択して、低い球で花道からグリーンに乗せるやり方も考える。
以下、ホールごとに振り返ってみる:
- 東 No.1 389Y Par 4
- 東 No.2 127Y Par 3
- 125Y、9I が若干右に出てグリーンを外す。残り 2m ほどのパーパットがわずかに外れてボギー。
- 東 No.3 328Y Par 4
- ドライバーが右に。カート道にはねて、あわや OB というところだったがラッキーなことに右斜面、バンカー脇にボールが残っていた。
- 残り 100Y、PW でグリーンを狙うが左にそれてバンカーに捕まる。バンカーショットがうまく振りぬけてピン方向へオン。2パットで沈めてのボギー。
- 「2打目で直接グリーンを狙うべきではなかった」とコーチ。着実にフェアウェイに戻すべき。たまたまバンカーからの脱出がうまく行ったから結果オーライだが。確かに、つま先上がりの斜面で左に引っかかるのは予測できた。ミスを一発でリカバリーするのはかえって危険。
- 東 No.4 503Y Par 5
- ドライバーは風で流されて右ラフへ。5W が上手く打てて、残り 110Y の左ラフからパーオンを狙う。
- アゲンストと読み、9I で打つがグリーンをオーバーしてしまう。一瞬、フライヤーかと思ったが、どうやら風が舞ってフォローだったようだ。
- 9I で転がし、ピンまで 1.8m の地点へ寄せる。残念ながら 1パットで沈められずのボギー。
- 東 No.5 386Y Par 4
- 今日初めてドライバーがフェアウェイを捉える。
- 残り 165Y、強いアゲンストを感じる。9W ではなく、低い球筋の 5I で花道から転がすことを狙う。20Y ほど残ったが、ボギー。
- 東 No.6 160Y Par 3
- ティーが前に出ていて 120Y。9I でしっかり打つ選択をするが、グリーンエッジに。
- そこからパターを使っての寄せワン、今日初めてのパー。ボギーペースに戻す。
- 東 No.7 474Y Par 5
- ドライバーは右ラフへ。残り 250Y。コーチ曰く「このライだと自分なら 3W。どうする?」
- 僕は 5W を選択。残り 65Y の地点からの第3打、そして 4打目をパターで乗せて、寄せワンのパー。
- 東 No.8 392Y Par 4
- ドライバーが右の林へ。「3番ホールといい、悪運が強い」とコーチに言われつつ、木の枝が邪魔なので確実に 7I でリカバリー。
- 残り 110Y、アゲンストとみて 9I で打つがオーバーしてしまう。ここは PW を遣うべきであった。
- グリーン奥のラフからの SW が寄らず。ダボ。これでボギーペースにまた戻ってしまった。
- 東 No.9 362Y Par 4
- ドライバーが右にスライスして痛恨の OB。
- 残り 90Y の前4、PW で乗せて 2パットのダボ。
- 南 No.1 325Y Par 4
- 今日はドライバーが右にでる傾向にあった。ここでは少し叩いてしまい、左のフェアウェイバンカーに捕まる。
- 7I で脱出、右のラフへ。コーチ曰く「着実に脱出して正解。ライからは右に出るのは予測できた。ここは右に出すのが正解。」
- 残り 40Y のアプローチを乗せられず、パターで寄せてのボギー。粘っている。
- 南 No.2 153Y Par 3
- ティーが前に出ていて 140Y のアゲンスト。コーチのアドバイスで大きめの 6I を選択。
- 左に出た当たりは薄かったが、大きめの番手が幸いして、バンカーを超えてグリーンをヒット。2パットのパー。
- 南 No.3 367Y Par 4
- ドライバーがしっかり当たりフェアウェイへ。残り 160Y。風の影響を避けるため 5I を選択、いい当たりだったがわずかにグリーンに届かず。
- 9I でワンクッションを使ってボギーオン、2パットのボギー。
- 南 No.4 349Y Par 4
- ドライバーはフェアウェイへ。残り 145、7I で乗せられず、9I でボギーオン。2パットのボギー。
- 南 No.5 153Y Par 3
- ティーが前に出ていて 100Y。PW で乗せてパー。
- 南 No.6 539Y Par 5
- ドライバーはフェアウェイへ。第2打の 5W もうまく打てた。
- 残り 140Y の第3打。8I がシャンク気味に右へ。40Y を AW でボギーオン。2パットのボギー。
- 南 No.7 306Y Par 4
- 短い Par 4、OB が浅いのでコーチのアドバイスにしたがい 5W でティーイングショット。
- 右ラフから何とかボギーオン、寄せワンのパー。
- 南 No.8 422Y Par 4
- 後半、南コースはここまで 4オーバー。残り 2ホールを 3オーバーに収めれば、人生初の「90切り」となる。
- ドライバーはよく飛んだが右ラフへ。残り 135Y。「8I でグリーンを狙うよりも、ラフから転がることを計算して、9I で花道を狙うべし」とのアドバイス。その 9I が引っかかって左へ。
- 残り 40Y。ラフからということもあり、少し強く入った AW はピンハイにファーストバウンド、そのまま転がってグリーンからこぼれてしまう。
- ラフとの境目にあるボールを AW で寄せようとするが、これが何とシャンク! 結局 5オン 2パットのトリプルとしてしまう。
- 南 No.9 521Y Par 5
- さぁ、「90切り」にはあとがなくなった。この最終ロングホールでパーを取るしかない。
- ドライバーは少し叩いて左に出たものの、球がスライスしてフェアウェイに戻ってくる。
- 第2打の 5W、今日初めて失敗して 20Y ほどしか前に飛ばなかった。
- 左ドッグレッグの第3打。5W で左の角を狙うが、右にそのまま抜けてしまって OB となる。万事休す。
- 第5打。同じく 5W で。今度は狙い通りの球が出た。残り 100Y のフェアウェイから PW で 6オン。そこから 2パットのトリプル。
最終 2ホールでトリプルを連続して叩いたのが悔やまれる。コーチによれば、「南 No.8 の第2打。あそこで『花道を狙え』といったのが間違いだったかもしれない。かえって狙いを狭く絞り過ぎた。9I で引っかかる可能性は大きかったのだから、もっと広く、グリーンを狙えと言ってもよかったかもしれない。」
僕としてはその直後の 40Y のラフからのアプローチを強く打ち過ぎたと思っているが、これは仕方ないかもしれない。またその返しのシャンクも痛手が大きかった。「練習場でシャンクが出ているか?一球でも出たら本番で出る可能性はある。そうでないなら、気にする必要はない。」とコーチ。うーん…。練習場でもごくたまに出ることもあるかもしれないが…。
因みに、レイクウッド大多喜に来たのは、実に 5年ぶり。その時もコースレッスンであった。なかなか「100切り」できなくて苦しんでいた頃である。その頃に比べると、自分のゴルフは格段に進化している。今回、コーチに攻略法をたっぷり教わりながら回ることで「90切り」目前まで行った。1年前に大多喜城をコーチと回った時も 91 という好スコアだった。つまり「90切り」できるポテンシャル、ショット力もショートゲーム力も自分には備わっているのだと思う(思いたい)。必要なのはコース攻略とメンタル、一球一球への集中力である。それと、パーオン率をもう少し上げるべく、アイアンの精度を磨きたい。いつか「90切り」できると信じて、精進するのみ、である。