大きくしなるとともに、しなり戻りの復元力が強い Kinetics Flow というシャフトを、ドライバーの練習用に導入した。スイング作りのためのシャフトであるが、いちいちシャフトを挿し直すのが面倒である。カチャカチャ機能のねじ穴が馬鹿になるのも避けたい。練習専用に Kinetics Flow を挿したままのドライバーを用意しよう。
そう考えて中古・新品両方のオンラインショップをブラウズしていたら…。何とカチャカチャ機能の付いたステルス・グローレ プラス(Stealth Gloire+)の新品ドライバーが、発売当時の価格の何と約 1/3 に価格が下がっているのを見つけてしまった。
今のエースドライバーは、ステルス2 HD + Speeder NX Black 40(SR)という組み合わせだが、歳を重ねてくると、いずれステルス・グローレのようなシニア向けの軽量のドライバーが必要になるだろう。そう思った途端、ポチってしまっていた。
ステルス・グローレのシャフトは純正 Speeder NX TM(R)である。同じ仕様の 3W を持っているので、セッティングの流れも悪くない。
まず純正シャフトのまま打ってみると、高い弾道の球が出た。悪くない。少しゆっくり目に振ると、いい感じで真っ直ぐ飛んでいく。
打感はエースドライバーのステルス2 HD の方が、自分の好みかもしれない。
次に Speeder NX Black 40(SR)や Platinum Speeder SPD3(SR) を挿して打ってみたが、ステルス・グローレは、軽くて先調子の Platinum Speeder と相性がいい(振る時のバランスがいい)感想を持った。
そして本来の目的である Kinetics Flow をステルス・グローレに挿して打つ。ふだんはこれを挿したまま、練習用ドライバーにして、シャフトのしなり戻りを利用するスイング作りに使う予定である。
こちらも悪くない。しっかりバックスイングして、80% くらいの力感で振ることで、真っ直ぐ飛んでいく。切り返しからダウンスイングで少しでも力むと、ヘッドが重心管理された状態から外れて、打点が安定しない。したがってスイング作りのよい道具となりそうである。
「ステルス・グローレ + Kinetics Flow」で打って、その時のスイング感覚を覚えている状態で、エースドライバー「ステルス2 HD + Speeder NX Black」を打つ。Kinetics Flow で感じた重心管理やしなり戻りを、エースドライバーでも感じられるような気がする。ただし力感的にはもっとしっかり、一所懸命振ることになる。重要なことはヘッドを大きく動かすこと。そうなるようにクラブにエネルギーをかけ、リリースさせられるように、スイングを作っていきたい。
ヘッドとシャフトをいろいろ組み合わせてみた。似たような特性のシャフトを使っているせいか、昔のようにシャフトを換えただけで球があちこちに散らばるということはない。どの組み合わせでも、まずまずの球が出る。
現時点でのドライバーのセッティングは次の表のようにまとめられる:
Platinum Speeder は冬向けに軽くて走るシャフト。ステルス・グローレ + Kinetics Flow は練習用。そしてグローレの純正シャフト Speeder NX TM はもっとシニアになった時向けにとっておくことにしよう。