冬の間、「ヘッド・ビハインド・ザ・ボール」(Head behind the Ball)の実現に向けて、フォーム修正を行ってきた。もともとダウンスイングでボールを叩きに行く癖があるのに伴い、上半身が左に流れたり、あるいは突っ込んでしまったりする。それを防ぐために、
- 切り返し時の頭の位置を、フォローまでキープする
- フィニッシュでは立ち上がっていく
ことをめざして練習を重ねてきた。
まず最初は
- ベタ足、ハーフスイングで頭を残す
- ドライバーで、いつもよりスピードを落とす
ことで、インパクト時の頭の位置を修正した。ボールの見え方も変わり、若干ボールを飛球線後方から見るような感じになる。この時、ボールとの距離が遠くなった分、どうしても腕を使ってしまうので
- 腕を使う意識を捨てる
- 飛ばそうと決して思わない
ことが肝要となる。
ベタ足にすることにより、
- 切り返しで下半身を使って左に腰を切ると同時に、右に重心を残す
- 下半身は左に回転するが、上半身は右に重心が残っている
こととなり、これがすなわち「頭の位置を残す」という表現になる。そしてこれが結果的に
- タメを作る
ことにつながって行く。
インパクトまで頭の位置を保つためには、右への側屈が必要になる。その際、どうしても腰の回転が不足する。このためボールにヘッドを届かせようと、手で打ちにいくような動作が入って、アーリーリリースとなる。それにより、とにかくダフる。
ビハインド・ザ・ボールでうまくミートすると、ドライバーの飛距離が伸びるのだが、とにかくタイミングが合わない。ティーアップしたドライバーはともかく、地面にあるボールを打つアイアンやウッドは、全然芯に当たらなくなってしまった。以前よりボールを中に入れて右に置いても、ダフる。
根本的には、
- ボールを叩きに行って、アーリーリリースとなっている
のが問題。頭は左に流れないように修正できたのだが、ボールを叩きに行くのは相変わらずだ。アーリーリリースを修正するために、
- 切り返しで力まない。ダウンスイングに入って、腕が水平になってから加速する
- フォローでヘッドをビュッと走らせる
- 高い球を打つ
イメージで練習をする。しかしそれでも叩きに行ってしまう。
コーチに言わせると「スイングの外枠はできあがっている。フォームの問題ではない。感性の世界。タイミングの感覚の問題。」ということになる。何だか僕には、難しい話になってきたぞ、というのが正直なところ。
確かに去年当たっていた時期と比べて、スイングのバランス感覚が崩れて「バラバラ感」があるのは確かだ。コーチは「感覚を整える」練習を勧めてきた。それは次のような練習である。
- フルスイングのフォームで、ゆっくり、100Y くらいの距離(7I の場合)を打つ
- リリースのタイミング、自分の感覚を整える
- ミートするようになってきたら、徐々にスピードを上げていく
- アイアンでもドライバーでも、同様の練習をする
やたら球を打つのではなく、感覚を整える、スイングを徐々に調整していくような練習が求められてくるみたいだ。
「2019年開幕戦」を迎えた後も、スイングを模索しているというのが、正直なところだ。ミートするであろうボールの位置も手探りの状態だし、リリースのタイミングも定まっていない。ラウンドと練習を重ねながら、精度をあげていかなければならない。