冬は室内練習である。そのための練習道具はいろいろ取り揃えてある。このたび 1 - 2ヤードのアプローチ練習用に、藤田寛之プロが開発した「藤田タッチマット」を新たに導入した。
藤田プロ監修の練習器具では、パターマットにお世話になっていた時期がある(今はパッティング・レール only)が、今度はアプローチである。
冬から春にかけての薄芝のライでは、手前からソールを滑らせると弾かれる可能性があり、直接ボールにコンタクトさせることが求められる。このマットを使うと、ヘッドを狙ったところに落とせたか、そしてヘッドの最下点であるソールが通った後を確認することができる。ボールの真下から左にソール跡がつくと、ハンドファーストでダウンブローにインパクトできている。
藤田プロによる解説動画が以下:
実際にやってみると、かなり難しい。というか、厳しい。僕の場合、手前からソールを滑らせるイメージでアプローチをやっているせいか、「ダフり」と判定されてしまう。
たとえば写真の例だと、上から、「ダフった」「手前から滑らせた」「ちょっとダフった」「直接コンタクトできた」「トップした」という具合。真ん中の例にあるように、このマットでは、きちんと打てたと自分では思っていても(実際ボールはちゃんと思ったように飛んでいく)、「ダフった」と判定される。
相当意識をすることで、直接ボールにコンタクトするようになった。自分なりのやり方は次の通り:
- ボールの真上(てっぺん)を見つめる
- 手・腕は一切使わず、体の回転でクラブを引っ張って、インパクトする
- インパクトの瞬間だけ、ほんの気持ちだけ「ヘッドを落とす」(「打ち込む」のとは少し違うかな?)意識を持つ
こうすることでダウンブローのインパクトができるようになった。が、しかし…。
シビア過ぎる。下手をすると、今度はハーフトップ気味に当たって、それはそれで怖い。おそらく本番のコースでは、トップ連発であろう。
コーチにも相談してみたが、
- 今のやり方(ソールを滑らせる意識)のインパクトで問題ない。それでそこそこ打てているのなら、シビアにやる必要はない
- アプローチはメンタル。あまり厳しく考え過ぎると、イップスになる可能性もある
- 欲も恐れもなく、自分にあまり期待していない時の方が、アプローチはうまくいく
という意見であり、僕ももっともだと感じている。
実際、芝がほとんど生えていないライから、この打ち方の有効性は確認できた。その一方で、多少手前から滑ったとしても、大きなミスにならないことも確認している。
本当にライが悪い時のために、このシビアな打ち方は練習しておくが、本番ではもっと気楽に手前から滑らせるくらいの気持ちでやろうと思う。
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