ホームコースである入間カントリー倶楽部の Bクラス 1月度月例杯は、前日に雪が降って氷点下まで下がり、気温 2度のスタートとなった。コースハンディ 15 なので パープレイは 87 だが、冬の難しいコンディションを考え、89 (OUT 45 / IN 44)を目標として臨んだ。
朝の凍ったグリーンはカチカチで、グリーンフォークが刺さらない。グリーンにヒットしたボールは止まらずに奥のラフまで行く。手前から行こうとすると、砲台グリーンに弾かれて戻ってくる。ようやく乗せても、10.0 ft という数字以上に転がって、パットの距離感が合わない。
下りのパットを打ち切れずショートさせて、再び難しい下りのパットを残すなど、前半 OUT は 3パット 3回、パー 0個の 48(21パット!)を叩いてしまう。数字を見る限り、パットさえ頑張れば、45 のボギープレーでまわれたことになる。
80 台は厳しくなったが、このままでは引き下がれない。気温が上がってきた後半 IN は 42(トータル 90)に目標を切り替えて臨んだ。17番で目の前の池にドライバーショットを打ち込むという大ミスを犯しながらも、とにかく最後まであきらめずに、泥臭い粘りのゴルフを続けて、何とかその目標を達成した。OUT:48(21パット)、IN:42(15パット)の 90(36パット)。
80 台には到達せず、自分なりに課題・反省点も多いゲームだったが、終わってみれば、この 90 が今回の Bクラス月例杯のベストグロスという望外の結果であった(NET:75 は 6位タイ)。冬の難しいゴルフに、皆さん苦労したのだろう。個人的には、昨年 12月からの連続ベストグロスが嬉しい。
別の組で回った友人は、新シャフト Speeder NX Black が活躍したらしく、91 というスコアで 3位入賞を果たしていた。これもまた喜ばしい。
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前半 OUT の反省点は、3パット 3回と、9番パー 5で絶好の位置からの第 2打を右の崖下に落としたことである。
- 3番パー4:
+ピン左奥 4m からの下りパットを打ち切れず、1m の下りを残す。
- 触るだけのパットがわずかに外れて、残り 1m の上り。何とか入れて 3パットのダボ。
- 8番パー3:
- パーオンするも 10m のロングパット。
- この下りのパットも打ち切れずに 1m のパットを残す。それを入れられず 3パットのボギー。
- 9番パー5:
- 絶好の位置からの第2打。5W はいい当たりだったが、右の崖下に落としてしまう。
- ライが悪く AW で打った球はミスショット。崖を上り切らずに戻ってきてしまう。
- 9I で何とか脱出。左ラフ 78ヤードからの第5打を乗せる。何とかダボに留めなければ!
- ピン左下からの 6m のパットは、わずかに外れて、ピン右 1m にオーバー。
- 右カップ内を狙ったパットは、ピンを舐めて外れる。痛恨の 3パットのトリプル。
42 を目標とした後半 IN は、3ホールごとに 2オーバーで行く戦略である。11番で 15ヤードのアプローチが 30cm に寄って、楽々パー。12番パー5 も 3オン 2パットのパー。前半 OUT でパーが一つも取れなかったのに対し、後半 IN は 2つのパーを先行できたことで流れを作れた。
13番パー3 で、エッジから 7m の距離を寄せきれなかったのだが、残り 2.5m の横からのパットをねじ込んだのが大きかった。ここをボギーで切り抜けることで、よい流れを切らさなかった。
15番までの 6ホールで 3オーバーと、計画よりパーを一つ多く取った状態で、上がり 3ホールを迎える。全部ボギーで 90 と目標は達成できる。もし一つでもパーを獲れれば 89 にできる。そんなことを考えてしまったからだろうか?ここからは「自作自演」のドタバタ劇、自分の中では怒涛のように心を揺さぶられた 3ホールとなった。
- 16番パー3
- 2段グリーンの奥のピンまで 174ヤード。
- 打つ直前にアゲンストが強くなる。番手を決めきれずに迷いながら打ったショットがグリーン手前のバンカーに。
- ピンまで 40ヤードのバンカーショット。50度のウェッジでランを出すつもりだったが…。何とそこからホームラン!
- これがナイスミスでピン横 2m につく。しかしこの思わぬ好機を逃してボギー。
- 17番パー4:
- 1週間前に右のネットに打ち込み、ワンペナのトリプルを叩き、青ティーからの 80台を逃がした鬼門のホール。
- ドライバーショットが目の前の池を越せないという大ミス。ワンペナとなり、ほぼトリプル確定。90 というスコアが難しくなり、意気消沈。
- 左に引っ張ってしまった当たりが低く出た。あとで同伴者からは「ちょっと早かったね」とのコメント。右を嫌がって切り返しを急いだのだろう。
- ふだんならここであきらめるところだが、泥臭いゴルフが僕の信条。気合を入れ直して粘った。
- 残り 145ヤード、打ち上げ、アゲンストの第 4打を 7I で、ピン左奥 7m にオンさせる。
- 下りスライスの 7m の地点からの距離合わせのパットは、上り 1m の地点へ。このパットをねじ込み、何とかダボに収めることができた!
- 18番パー5:
- ここでパーを取るのは難しい。第3打が左足下がりのライに行きがち。そこからは砲台グリーンに打ち上げていくことになるからだ。
- ドライバー、5Wとナイスショット。いつもより飛んだ球は、坂を下り切って、谷の底にあった。
- 10ヤードほど打ち上げる残り 93ヤード地点からの PW での第 3打。グリーンをヒットするも、奥のエッジを過ぎたところまで転がる。
- 幸いパターが使えるライ。9m ほどの下りフックラインをパターで寄せる。球はホールをかすめるように過ぎて、上り 1.5m に止まる。
- 最後はこれを気合いでねじ込み、パー!何とか目標達成した。
競技の時は、なるべくおとなしく平静を装うようにしているのだが、17番・18番はいろいろあり過ぎて、感情の動きが言葉になって出ていたと思う。17番・18番の最後のパットは、いつもより時間をかけてしまい、同伴メンバーには申し訳なかったかもしれない。
今回の大きな学びは「絶対に最後まであきらめない」ことであろう。ふだんならトリとなるところをダボに留める。ボギーでも OK の難しいホールでも、泥臭くパーを獲りに行く。その気持ちを忘れなければ、今回のようにうまく行く時がある。
それから「事前に目標を設定して、有言実行した」ことも、成果かもしれない。42 という少し高い目標に対して、3ホールごとに 2オーバーで行くという戦略が奏功した。最後はその目標スコアを意識し過ぎたのか、自作自演のドタバタ劇をやってしまった感はあるが…。
Date | Course (rate) | Yard | Par | Score | Shot | ShortG / PT / GB | P | Situation | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024.1.14 | 入間CC OUT→IN (70.2/93.6/126) | 6216 | 72 | 90 | 48 | 42 | 43 | 46 | 36 | 1 | 1 | 10.0t、曇りのち晴れ、気温 10度 |
- スコア:90、パット:36(2.0)
- ショット(60Y以上):43、ショートゲーム(60Y未満):46、ペナルティ:1
- パーオン率:16.7%、ボギーオン率:66.7%
- バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:61.1%
- ダブルボギー率:11.1%、トリプルボギー以上率:5.6%
- フェアウェイキープ率:57.1%
- OB 発生率:0回、ペナルティ率:1回、ガードバンカー率:1回
- パー3 計 +4 以下:+4
- パー4 パー 4H 以上:2H
- パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:5H
- パー5 計 +2 以下:+4
- トリプルボギー 2H 以内:1H
- トリプルボギー直後 +1内:1/1
- グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:9/18
ミスショットも多かったが、ナイスショットもあった。今回特筆すべきは、グリーンを狙うショットを 50% 成功させたことだろう。フェアウェイバンカーからの 1打を除くと、80-110ヤードをすべて成功させることができた。そして 17番で 145ヤード打ち上げをオンできたのは大きかった。
スコアメイクの鍵は、パットとアプローチであるのは言うまでもないが、「90切り」して、さらに「85切り」するためには、ショットの精度をもっと上げてグリーンオン率を高める必要がある。「絶対乗せたい」と思わずに、「乗れば OK」くらいの気持ちで打つ方が、よい結果につながっている。
80台には到達できなかったものの、ハンディキャップは何とか 15.5 を維持できた。ただ Aクラス入りしてそれを維持するためには、白ティーからは 87、今日のような難しいコンディションだと 88 が必要であることがわかった(このスコアでディファレンシャルが 14.9 になる)。距離の短い B グリーンの時は、86-87 が目安となる。
連続ベスグロで、シングルハンディの友人からは「B クラス最強ですね!」とメッセージをいただいたが、A クラス入りのハンディ 14.9 は、僕にとって高い壁に感じている。今はまだ「90切り」がやっとのゴルフであるが、「85切り」の考え方を採り入れ、白ティーから 86-87 を出せるようになりたい。そうすれば A クラス入りが見えてくる。
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ラウンド後は、1時間弱、バンカーショットとロングパットを練習する(朝も練習したのだが、ホームランしたり、距離感が合わなかったりした)。
バンカーショットは、ボールの手前にヘッドを落とそうとして、手で調整しがち。またボールのかなり手前にヘッドが落ちることから、上体が右に傾いていると考えられる。これがホームランの要因であろう。バンカーでは左足荷重をキープしたまま、きちんと体の回転を使ってスイングすることを意識したい。