検索の話題を続ける。CNET Japan に Web2.0 時代のYahoo! の検索技術の方向性が紹介されている。Webサーチ、Verticalサーチ、Personalサーチ、Socialサーチ(友人や同僚との知識の共有)と発展していくこと、今まではコンテンツを集めて自社サイトにいかに来てもらうかが課題だったが、今後は Yahoo! が持っているコンテンツをいかに他の人に使ってもらうかに戦略を転換していくこと、そのためにはサービスの API 化を進めることなどが述べられている。これは Google がたどってきたのと同じ道にも見える。
従来 Yahoo! に代表されるポータルがめざしてきたのは、ネットの世界のマスメディアであった。ページビューをあげてマス広告媒体としての価値をあげること。そのためにはコンテンツの魅力をあげ、そこに集客した人の囲い込みが鍵であった。この従来のポータル戦略からの転換を Yahoo! は図っている。マス広告からロングテールへのアフィリエート広告へ。コンテンツの囲い込みからオープンな参加型のアーキテクチャへ。
