先週一緒にコンペに参加した気の置けないゴルフ仲間たちと沼津ゴルフクラブ(駿河→愛鷹 Aグリーン:コースレート:69.3、コースレイアウト)にてラウンド。ここはグリーンが高速、特に駿河コースの下りで順目のラインは、ものすごく繊細なタッチが要求される。4月にここに来た時は、伊豆:51 + 駿河:57 = 108 だったので、リベンジを期してのラウンドである。最近、ショットの調子が安定してきているので、当然「100切り」を狙っていく。
夏本番であったが、幸い雲がかかっていて、バテバテにはならずに済んだ。それでも水に浸したネッククーラーを首に巻き、スポーツドリンクやソルティライチなどペットボトル 5本、さらに夏のラウンドには欠かせない、塩分の飴タブレットをなめながらコースをまわった。
このコースは一打一打、どこに運ぶべきか考えさせられるコースレイアウトになっていて、非常に面白い。バンカーが大きく、アゴも高い。どうやったらバンカーを避けられるか、傾斜しているフェアウェイのどこを狙うか、グリーンを手前から攻めるにはどこに運べばいいか。まわっていて攻め甲斐のあるコースだと改めて感じた。
結果、駿河:49(19パット)+ 愛鷹:50(18パット)= 計 99(37パット)とぎりぎり目標を達成した(スコアカード:駿河、愛鷹)。駿河コースが PAR 35 なので、厳密に言うと +28、100切りしたと言えるか微妙だが、まぁ、よしとしましょう。愛鷹の最後 9番ホールでは 2.5m の微妙なフックラインのパットを沈めてのボギー、これを外していたら「ジャスト100」と悔しい思いをしていたに違いない。これで「100切り」は通算 4回、今年は 3回。
内容としてはパー 3つ、ボギー 7つ。パーオン率 16%、ボギーオン率 44%。半分以上のホールでボギーオンしてボギーが取れるようになってきた。このコースでは、PAR 3 のショートホールは距離もあるし、大きなバンカーが効いて花道も狭く、手前に刻んでツーオンを狙った方が確実にスコアメイクできるのではないかと思われる。僕はフェアウェイウッドで果敢に狙っていったが、いずれもワンオンできず、パーは取れなかった。一方、ロングホールで 2つパーが取れた。いずれもパーオン 2パット、ドライバー、フェアウェイウッドが連続で決まり、AW でグリーンに乗せている。後述するように、最近は 5W の成功率が高まり、2打目以降で距離を稼げるようになったのが、スコアアップにつながっている。
Hole | Yard | Par | Score | Putt | 内容 | ショット | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 298 | 4 | 5 | +1 | 2 | 1W ◎ 9I ○ AW ○ | |
2 | 373 | 4 | 5 | +1 | 3 | 1W ○ PW ○ | |
3 | 440 | 5 | 5 | 0 | 2 | 7W クリーク越え | 1W ◎ 7W ○ AW ○ |
4 | 325 | 4 | 8 | +4 | 3 | OB(左テンプラ) | 1W ×(OB)1W ◎ 9W △ AW △ |
5 | 385 | 4 | 6 | +2 | 1 | 1W ◎ 6I △ AW ×(60ヤード、B越え:Gオーバー) SW △ PT ○ | |
6 | 181 | 3 | 4 | +1 | 2 | 5W ○(花道)AW ○ | |
7 | 311 | 4 | 6 | +2 | 2 | バンカー | 1W ○ AW ×(→B)SW △ |
8 | 123 | 3 | 4 | +1 | 2 | 8I △ AW ○ | |
9 | 313 | 4 | 6 | +2 | 2 | 1W △ 9W ×(左足上) AW × SW ○ | |
駿河 A | 2749 | 35 | 49 | +14 | 19 | ||
1 | 395 | 4 | 4 | 0 | 1 | 1W ◎ 6I ○(花道) AW ◎ | |
2 | 157 | 3 | 5 | +2 | 3 | バンカー | 5W △ SW ○ |
3 | 482 | 5 | 9 | +4 | 2 | 1W 左テンプラ→斜面 | 1W ×(左テンプラ)5I ×(つま下) 7W ○ 5W ○ 7I ×(シャンク) AW △ AW ○ |
4 | 322 | 4 | 6 | +2 | 2 | 9I 置き忘れに気づき動揺 | 1W ○ 7I △ AW ×(B 近く足場悪し)AW ○ |
5 | 148 | 3 | 4 | +1 | 2 | バンカー | 9W ×(フック→B)SW ◎(→ピンまで 3m) |
6 | 403 | 4 | 5 | +1 | 2 | 1W ◎ 5W ○ AW ○ | |
7 | 466 | 5 | 5 | 0 | 2 | 1W ◎(下り、約260ヤード) 5W ○ AW ○ | |
8 | 348 | 4 | 7 | +3 | 2 | 第2打 右の林。脱出に2打 | 1W ◎ 5W ×(左下→右の林)8I ×(脱出せず) 8I ○ AW △ |
9 | 445 | 4 | 5 | +1 | 2 | 1W ○ 7W ◎ AW △ | |
愛鷹 A | 3166 | 36 | 50 | +14 | 18 | ||
TOTAL | 5915 | 71 | 99 | +28 | 37 |
一方、どうしても出てしまうのが大叩き。駿河コースの出だし 3ホールはボギー、ボギー、パーと自分でも怖いくらいの出来だったが、4ホール目で出ました、テンプラのボールが左に飛ぶ OB。その後打ち直して 5オンしたものの、3パットしてのダブルパー。「あーぁ。」である。
昼食後の愛鷹コースでも、パー発進したのに、3ホール目で同じく左にテンプラ。幸い OB にはならなかったものの、距離が出ず左急斜面のラフへ。かなり急なつま先下がりのライから 5I で打ってチョロ、10数m 先のフェアウェイにころがっただけ。ここから 7W、5W と挽回するも、絶対に乗せたい 5打目の 7I をシャンクしてがっくり、9打を叩いてしまう。その直後の 4番ホールでは、9I を前のホールに置き忘れてきたことに気づき、動揺。さらに 8番ではフェアウェイど真ん中、絶好の位置からの 5W がプッシュアウト気味に右の林の中へ。ここから横に出すのに 2打かかり、実質ペナルティを払った(OB を打った)のと同じ結果になり、トリプルボギー。
このグラフが示すように、トリプルボギー以上率とスコアとは相関が高い。大叩きを減らすことが、安定した「100切り」につながると考えられる。
- まずは、大叩き(トリプルボギー以上)をどうしたらなくせるか。
- 次に、素ダボ(ペナルティなしのダボ)をどうやって減らすか。
大叩きのもととなったショットについては、先週の隨縁竹岡でのパターンと同じである。
- ドライバーのティーショットで、左上に高く上がるテンプラ
- ウッドでの右へのプッシュアウト
この 3つのミスショットをラウンド中に修正できるか。そのためには練習で、こういう球がどうして出るのかを考えていく必要がある。ショットの確度をまとめた表を示す。
クラブ | 成功率 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
ドライバー | 12/15 | OB x1、FW キープ 50% | |
ウッド | 7/12 | 3W:0/0、5W:4/6、7W:3/3、9W:0/3 | |
アイアン | 3/9 | 5I:0/1、6I:1/2、7I:0/2、8I:1/3、9I:1/1 | 8I は林からの脱出に 2回使用 |
ウェッジ・アプローチ系 | 14/24 | PW:1/1、AW:9/17、SW:3/5、PT:1/1 | バンカーショット:2/3 |
2回の左へのテンプラのミスが痛いものの、ドライバーはよく当たっていた。最近 5W、7W といったフェアウェイウッドの成功率が上がってきている。これによりロングホールでパーが取れるようになりつつある。一方、アイアンはウッドより打つ回数も少なければ精度も低い。また今回 PW や 9I をあまり使っていないところをみると、100ヤード残しというより、100ヤード以内から AW で勝負していった感がある。パーオン率 16%、ボギーオン率 44%(パー率 16%、ボギー率 38%)という結果はまぁよい方だと思う。とにかくボギーオン以上の比率を高めていかなくては!
年 | ラウンド数 | 平均スコア | 平均パット数 | ベストスコア | ベストパット数 | ベストハーフ | パーオン率 | ボギーオン率 | 平均パー率 | 平均ボギー率 | FW キープ率 | ベストハンディキャップ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 21 | 109 | 35 | 95 | 27 | 47 | 7% | 30% | 9% | 28% | 42% | 31 |
2013 | 11 | 107 | 35 | 97 | 30 | 44 | 8% | 30% | 10% | 25% | 44% | 28 |
- | ラウンド数 | スコア | パット数 | ベストスコア | ベストパット数 | ベストハーフ | パーオン率 | ボギーオン率 | 平均パー率 | 平均ボギー率 | FW キープ率 | 最新ハンディキャップ |
今回 | 1 | 99 | 37 | - | - | - | 16% | 44% | 16% | 38% | 50% | 28 |
今年の 2月から 5月にかけては 110 も切れないような調子だったが、6月・7月の直近 4回のスコアは、97、103、101、99 と 100前後で安定してきた。そのため GDO ハンディキャップも 28 の自己最高となった。ショットの確度が上がってきているのを実感しているので、本当はもっとラウンドしたいところだが、熱中症が心配なので、去年同様、真夏の間はラウンドは封印して練習(「夏こそアプローチの練習をしよう」に励むつもりである。お盆休みにゴルフ合宿を計画しており、8月末には富士屋ホテル仙石ゴルフコースにチャレンジしようと思っている。
沼津ゴルフクラブは、東名の出口からわずか 5分。横浜から 1時間半、渋滞すると 2時間くらいだろうか。3つのコースそれぞれに特徴があって、さまざまな戦略を学べるところだと思う。もし会員になるならこういうクラブかもしれない。
追記:2013.7.14
翌日のゴルフスクールでの指摘は、スイングはよくなってきているが、若干左腰が後ろに引けているとのこと。左腰を引かず、左脚に体重が乗っていく中で、右腰を入れていく。今回ラウンド中に出た 3つのミスについて。ラウンド中にスイング修正は難しいが、考え方を変えることでうまく行く場合があるとのこと。
- ドライバーのテンプラ:
- 一つはボールを叩きにいっている。高い球を打つつもりになると、スイングがアッパーブローとなり、テンプラにはなりにくくなる。
- 暑い中、「全力で振れ」との指示。「ボールにちゃんと当たる気がしない。」というと「逆説的だが、そこに答えのヒントがある。」と。つまり「当てに行っている」からテンプラが出る。当てに行くのではなく、しっかりスイングすれば、テンプラは生まれない。
- ウッドの右へのプッシュアウト:
- ミスが出ることを頭の中に置いて、アドレスの向きをチェック・修正する。
- 途中から出るようになったフックボール:
- 左腰が引けるスイングになっていたのではないか?
…ということで、ここしばらくコースでは以下の点に注意してラウンドしよう。
- 左腰を引かずに右腰を入れるスイング
- 切り返しでボールを叩きに行かない
- 当てに行かずにしっかりスイングする