Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

倉本昌弘プロが説く「80 を切るゴルフ」

倉本昌弘プロの説く「90 を切るゴルフ」の要点をまとめたばかりだが、そのベースとなる『90を切る!倉本昌弘のゴルフ上達問答集』には、特別付録として「80 を切る」ゴルフに1章が割かれている。何とかそこまでたどり着きたいけれども、僕には到達できないかもしれない、シングルプレーヤーの世界。今の僕のレベルでも、少し参考になることがあるかもしれない。ちょっと垣間見てみよう。

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地道にアプローチとパットの練習をする
  • 「80 切り」は1打の重みが大きい。地道な練習、努力が必要になる
    • 「90 切り」はコースの攻め方が考えられるようになれば、意外とあっさり切れる
    • シングルプレーヤーに聞いてみてください。地道な練習をかなりした時期があり、現在もしているはず
  • 「80 切り」のキーポイントは、アプローチとパット。この小技の練習こそが大切
    • 確実にスコアを縮められるのはアプローチとパター
    • 練習場はもちろん、コースに行って、アプローチだけで1日、バンカーだけで1日、練習グリーンだけで1日。そうしたことをやって欲しい
3ホールを1オーバーで上がる。できてもできなくても繰り返し挑み続ける
  • 3ホール単位に分けて、それぞれの3ホールを1オーバー以内で上がることを目標にラウンドする
    • 目標を達成できれば 78(6オーバー)で上がることができる
    • うまく行かなくても、それを忘れて、次の3ホールを頑張る
    • 3ホールを 1オーバー以内で上がれたら、その上がり方というものが自然と身についてくる
  • 「80 を切るゴルフ」は、フェアウェイキープ率が 60% 以上、パーオン率も 60% 以上、パット数 32 -34 のゴルフ
    • これを目標にすれば、自然と 80 が切れていく
    • 実際にはフェアウェイキープ率やパーオン率が 60% なくても 80 は切れる。ショートゲームさえよければ。
グリーンを外したとしても寄せやすいところを狙って打つ
  • 起き得るミスショットを予測、寄せられない最悪の場所にミスショットが行かないようにグリーンを狙う
    • 初めて回るコースならばセンターセオリー
  • バンカー越えは、ピンとバンカーの間にボールを落とす必要はない。ピンより先に打ってもいい
    • バンカー越えでピンまで 100ヤードだったら、105ヤード打つつもりでいい
    • 下手な人ほど許容範囲が狭い
  • バンカーに入ってしまったら、とにかく一発でグリーンに乗せる
80 切りとはダボを打たないゴルフ
  • バーディとは狙って取るものではなく、取れるもの
    • 狙えるのは、本当に狙っていいバーディパットだけ
  • 3ホールを1オーバーで上がる時に一番重要なのは、ダボを叩かないこと
    • ちょっとしたミスのダボで 80 は切れなくなる
    • 一つ一つのホールをよく考えながら、1打1打を真剣に打つ
ダボの要因であるティショットの OB、セカンドの池、3オン3パットを絶対にしない
  • ティショットの OB をなくす
    • OB を認識していないなどのケアレスミスをなくす
    • ドライバーを練習して、絶対に左に行かない・右に行かない決め球(自分の弾道)を持つ
  • セカンドの池をなくす
    • 不安なクラブで打たない
    • 得意なクラブで打つ時は思い切って打つ
    • そうでない時は池を避ける。それでもボギーオンがある
  • ドライバーもアイアンも 100% のマン振りはしない。練習の時から 8割の力でボールをコントロールすることを覚える
    • 自分の持ち球を作って、常に狙ったところに打てるようにしなければならない
    • コースでも練習場のようにコントロールする
    • たとえば 8番アイアンで 120 - 140 ヤード、9番アイアンで 110 - 130 ヤード(違う番手で重なる距離)を練習しておく必要がある
  • 3オン3パットをなくす
    • 無理にパーを狙いに行かない。3パットになる理由は無理なファーストパットが原因
80 を切るアプローチ
  • 79 打のうち、パット 30、ティショット 18、セカンド 14、サード 4 とすると、アプローチは 13打
  • アプローチはまず自分の基準となるクラブを作り、距離感を磨く
    • ワンレバー(手首を使わない 8時から 4時)、ツーレバー(手首を使う 9時から 3時)で、キャリーとランの距離の基準を作る
    • 状況によってスイングを変えるのではなく、クラブを変える
  • 100ヤード以内の距離であれば、グリーンのどこでもいいから必ずオンさせる
    • 100ヤードオン率が 90% を超えたら、80 は簡単に切れる。
    • 9I でも PW でも AW でもいいから、得意クラブでフルショット、スリークォーターショット、ハーフショットの基準を作る。1本でいい
80 を切るパッティング
  • 距離感が最も大切。磨くには感性を大切にする
    • 第一印象を大切にして打つ
    • 芝目、傾斜を計算して足し算・引き算していくうちに第一印象を失ってミスパットする
  • 練習ではストロークごとにチェックする
    • オートマチックにストロークして、パターフェースが真っ直ぐストロークできているか
    • 体、顔、目線などアドレスでのポスチャーできちんと方向が取れているか

さらに詳しい「上級者への道」については、倉本プロの以下の二つの本を参考にしたい。

『シングルへの道 倉本昌弘のゴルフ上達問答集』は『90を切る!』の続編で、平均 85 でシングルプレーヤー入りをめざすための本である。この2冊が今の僕の「バイブル」と言っても過言ではない。ホームコースに行く電車の中で、繰り返し読んでいる。

そして『本番に強くなるゴルフ』ではプレッシャーの中で結果を出すために、「ざわつく心」が出にくくなるゴルフの実践法を紹介している。初心者の頃にこの本を読んで、ブログにもまとめているが、今読み返すと、スイングのテクニカルな側面にとらわれて、この本の本質的な内容であるメンタルの技術を理解していないことがわかる。シングルプレーヤーなど競技ゴルファーのための心得を記した本である。もう少し自分が理解できるレベルになった時に、再度まとめてみたいと思っている。

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今回少し背伸びして「80を切る」ゴルフについてまとめてみたが、まずは「90を切る」ことが上級者への登竜門。倉本昌弘プロの説く「90 を切るゴルフ」の考え方・心得をしっかり自分のものにしていきたい。