Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

復帰第2戦は A・B クラス混合の開場記念杯:前半の貯金を後半で使い果たしてしまった(入間CC BG)

コロナと痛風からの復帰第2戦は、ホームコース(入間カントリー倶楽部)の開場記念杯。ハンディ 15未満の Aクラスと、15以上の Bクラスが混合で、白のレギュラーティーからのコンペである。元同僚のシングルプレーヤーや会社の後輩、さらにはその学生時代の先輩など、親しい友人 4人一組でプレーした。

シングルプレーヤーのスイングの力感やリズム・テンポを参考にしながら、自分のスイングをしたのが功を奏したのか、前半 OUT は 40(11パット)という望外の出来。アプローチやパットもよく「A クラスのゴルフだね」と言われた。一方、後半 IN はティーショットが乱れたり、難しいバンカーショットに苦しんだりして 48(17パット)。典型的な B クラスのゴルフであった。

昼食の際「後半は 49 でも 80台」と呟いたら、シングルの友人には「前半よりも後半はいいスコアを出す。そういう気合で臨んだ方がいい」と言われた。確かに、80台前半を狙えるめったにないチャンスが到来したのだから、気を引き締めて、ホームコースでのベストスコア更新となる 82 をめざすべきだったかもしれない。

当のシングルプレーヤーは OUT:37、IN:40 と安定のゴルフ。来週から始まるクラチャンの予選に向けて、準備を整えている。18ホールを 3ホールづつに区切って、3ホールを 1オーバーでまわることで 70台を出すゴルフ、倉本昌弘プロの「80を切るゴルフ」を実践している。僕も友人に引っ張られる形で、前半 OUT はそういうゴルフができたように思う。

muranaga-golf.hatenablog.com

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2023.9.9入間CC OUT→IN BG (69.0/92.0/124)597372884048414728208.5ft、曇り

  1. スコア:88、パット:28(1.56)
  2. ショット(60Y以上):41、ショートゲーム(60Y未満):47、ペナルティ:0
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:61.1%
  4. バーディ率:5.6%、パー率:33.3%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:22.2%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:42.7%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.6%

前半と後半のゴルフを比較すると、反省材料が浮かび上がってくる。

前半 OUT は 1番をボギーで切り抜けた後、2番ショートホールでピン傍 50cm につけるバーディがあったことで、流れに乗ることができた。143ヤード、左の池を避けるべく、ピンの右サイドを狙った 8I でのいい当たりは、少し左に出て、結果的にピンのすぐ傍に落ちて止まった。前日の雨でグリーンが止まり易かったと思う。

3番からは難しいミドルホールが続くが、セカンドをグリーン手前、ピンまで 20ヤードくらいの位置に運んでの寄せワンのパーが 2回取れた。6番、7番ではティーショットが乱れて右の斜面や林に。そのピンチからダボ、ボギーで切り抜けたことが大きい。8番、9番をパーで上がり、OUT は何と +4。

後半 IN はいきなり 10番のティーショットのミスで右の木の中へ。何とかダボで切り抜けるものの、11番では 3パットして連続ダボ。12番のロングでパーを一つ取り戻したが…。

14番で残り 130ヤードの 9I ショットが、難しいバンカーに入ってしまった。グリーンに向かってオーバーすると崖下に落ちる。雨で砂が硬く締まっており、バンスのない 50度のウェッジを選択する。ロフトが立っている分、奥の崖を怖れたのか、少し緩んでしまい、一発脱出ならず。トリを叩いた。

その後もミスが出るものの、何とかボギー、パーでしのぐゴルフ。しかし最終 18番でまたしてもティーショットを右の林に入れてしまって、ダボ。

後半は最初の連続ダボで流れを作れなかった。そして技術的には

  • ティーショットの大きなミス(右の林に入れてしまったこと)
  • バンカーショットのミス

という2つの課題が明確になった。

ホワイトボードに貼り出された Aクラス、Bクラスそれぞれの結果を眺めてみると、Aクラスは 80台前半、中でもシングルプレーヤーは 70台、Bクラス上位は 80台と、やはりハンディキャップは実力を素直に反映していることがわかる。Bクラスのベスグロは 81、その方が NET 67 で優勝とのこと。

ラウンド後は、パットとアプローチの練習。友人たちには、堀川未来夢プロ絶賛、寺西明プロ愛用の「溝なし」パッティングレールを持参して紹介した。ふだんペルツ博士考案のパッティング・チューターで練習しているシングルプレーヤーはもちろん、皆、ちゃんとレールから外れずにボールを転がしていたのはさすがである。

muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com

シングルの友人がアプローチ練習場でやっているのは、倉本昌弘プロ推奨のキャリー対ラン(エッジまで:エッジからピンまで)が 1:2、1:1、2:1 の練習である。一番寄りやすいクラブを見つけるというのが倉本流である。

muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com

ラウンド後は、いつもの小竹向原蕎麦屋で反省会。A クラスの上級者、シングルプレーヤーから見て、B クラスの僕たちのゴルフがどう見えているか、話を聞くよい機会となった。

特に僕の飛ばし屋の後輩に対しては、多くのアドバイス(説教?)があった。とかくドライバーを握りがちな後輩に「飛距離という大きな武器があるのだから、あのホールはアイアンであそこの広いところに運べばいい」など、各ホールの攻略(ティーショットの球の置き場所)を示していた。僕も1年ほど前、ホームコースのホール・マネジメントを聞いたことがあり、そのセーフティな考え方を、再度思い出すこととなった。

muranaga-golf.hatenablog.com

今回のシングルプレーヤーのアドバイスをまとめておく:

  • ゴルフは自分のショット力の範囲内で、どうスコアを作るか、マネジメントをしていくゲーム
  • ショット力は練習で磨くしかないけれど、攻略を考えるマネジメントこそが面白い
  • 70% のショット成功率・出来でどうゲームを組み立てるかが鍵
    • Bクラスの人たちを見ていると、常にベストショットが出る前提で考えているように見える
    • われわれは「アンダーパー」のゴルフをする訳ではない

ショット力とマネジメント力。僕の場合は、マネジメントはまずまずだけど、大きなミスの出るショット力に課題があると言われた。

まずはティーショットの大きなミスをなくすことである。僕がティーショットをミスした時は、右肩が前に出るように見えるというのが、友人の弁。まったくその通りで、切り返しで叩きに行ってしまうと、アウトからヘッドが入る(右肩が前に出る)。それを調整するために、無意識のうちに左ひじを抜くので、右にスライスする球が出る。

そしてバンカーはとにかく練習して、不安をなくすこと。近くのゴルフ練習場でバンカー練習ができるなら、そこでひたすら練習することだと言う。ガードバンカー脱出の練習だけでなく、近くのネットに向かって打てば、フェアウェイバンカーの練習もできると言う。

アプローチについては、家の中でひたすら1ヤードの練習をしているとのこと。1ヤードの短い振り幅で確実にフェイスに球を乗せられるか。これが1ヤードでできなければ、もっと大きい振り幅でもできない。

今回、4人で一緒にラウンドして、練習して、さらには楽しく飲んだ。一日を通して、競技ゴルフで活躍している友人の考え方や練習法を学ぶよい機会となったと思う。他の友人たちにも大いに参考になる話だったのではないだろうか。僕自身も改めて上級者のストイックな姿勢刺激を受け、精進することを心の中で誓った。

ゴルフ ラウンド記