気の置けないゴルフ仲間と、友人のホームコースである南総カントリークラブ西コースをラウンドする。ここはレギュラーティーが青ティーになっており、コースレート 70.2、ボギーレート 93.7 と結構な難易度のコースである。
最近の悩みは、朝の練習場でまずまずのショットを打っているにもかかわらず、朝一のティーイングショットをミスすること。今日もドライバーを左の斜面に引っかけてしまった。ショットは乱調で、ショートホールのアイアンも左へ大きく引っかける。そんな中、前半 IN は持ち前の耐えるゴルフを展開。80-120ヤードからのグリーンオンを成功させ、グリーン周りのアプローチも大きくミスすることなく、ダボフリーの 44(18パット)で終える。パーは1つだけ、あとは全部ボギーという内容であった。
後半 OUT は少しティーショットが落ち着いてきて、パーを4つ取る。3パットのダボ 1つが悔やまれるが(20m 近いロングパット)、42(15パット)。終わってみれば 86(33パット)と、今年のベストスコアを達成していた。このところダボ以上を多く叩いて、90台前半のスコアに留まるラウンドが多かったので、その反省点を活かしたと言う意味でも、よいプレーであった。
しかし…。
今日の主役は前半 52、後半 37 というライバルであった。前半の絶不調がどこへやら、後半はチップインからの連続バーディー、6番までは 1アンダー、8番までイーヴンパー、最後の 9番でボールがあと一転がりすれば、そのままパープレーという見事なラウンドであった。スコアでは勝ったものの、内容では完敗!その爆発力に脱帽した。
こういう爆発力が僕にはないんだよなー。ボギーで耐えつつ、ときどきパーを拾うというゴルフ、ショートゲームで粘るゴルフが、僕のスタイルである。ハーフ 30台とか、トータル 80台前半になかなか辿り着けない。ライバルは前半の僕のノーダボのプレーを褒めてくれたが、彼のショットの飛距離と精度を羨ましく感じる。
まぁ、ないものねだりをしても仕方がない。倉本昌弘プロの言う「90切り」のゴルフは出来つつあると思うので、その次の「平均 85」をめざす教えに従って、100ヤード以内のショット、グリーン周りのアプローチ、そしてパッティングを磨いていくしかない。今回、難しいコースレートのコースで 80台を出せたので、ハンディキャップは 18.0 に改善した。
Date | Course (rate) | Yard | Par | Score | Shot | ShortG / PT / GB | P | Situation | ||||
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2022.9.17 | 南総CC 西 IN→OUT (70.2/93.7/127) | 6310 | 72 | 86 | 44 | 42 | 41 | 45 | 33 | 0 | 0 | 8.6ft、晴れ |
- スコア:86、パット:33(1.83)
- ショット(60Y以上):41、ショートゲーム(60Y未満):45、ペナルティ:0
- パーオン率:16.7%、ボギーオン率:72.2%
- バーディ率:0%、パー率:27.8%、ボギー率:66.7%
- ダブルボギー率:5.6%、トリプルボギー以上率:0%
- フェアウェイキープ率:50.0%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:0%
スタッツを見ると、パーオンを含むボギーオン率 89%、18ホール中 16ホールでボギーオンできたことになる。南総CC が大きなグリーンであったこともその理由の一つだろう。80-120ヤードといった地点から、何とかグリーンに乗せることができた。
また今回、スピン系の本間ゴルフ TW-X というボールを使ったことが、功を奏したかもしれない。キャリーした地点の近くにボールが止まってくれたし、アプローチも思い切って突っ込むことができた。
180-200ヤードと長いセカンドが残った時も、5W でグリーンオン、あるいはグリーン周りに運べたことが大きい。
ダボになりかけたのは 14番パー4である。フェアウェイバンカーを渡り歩いて第 4打をようやく 1m の地点に乗せ、それを決めて何とかボギーに留めた。
ダボにしてしまったのは 3番パー5である。ティーショットを右にミスして、あわやがけ下の OB ゾーンに転がりかねかった。斜面の途中から左のラフへ脱出。第3打は 7I でフェアウェイへ。残り 190ヤード近く残った第4打を 5W でグリーンに乗せられたのだが、50ヤードもある縦長のグリーンで、20m 近いロングパットが残った。ピン横 1m まで寄せたものの読みが外れて 3パットしてしまった。まぁ仕方ない感じのダボであった。
前回のラウンド記に「ダボ撲滅戦略」を書いたが、「3パットを打たない」以外は実行できたと思う。あわや OB というショットが 2回あったが、いずれも残っていたのは幸運である。ただしフェアウェイバンカーからのショットには課題が残った。いずれもダフり気味で脱出はしたものの、グリーン近くまでは運べなかったからである。
- OB・ペナルティーを打たない
- 3パットを打たない
- バンカーからは一発脱出、グリーンに乗せる
- ボギーオンのペースを崩さない
- 100ヤード以内からはグリーンにしがみついてでも乗せる
南総CC のメンバーである友人も、進化していた。ドライバー、アイアンともに、いい具合に力が抜けた感じでスムーズにスイングする。聞くところによると、毎日ドライバーの素振りをしているらしい。「どうして素振りと同じようなスイングが、本番でできるの?」と聞いてみたところ、
- 毎日の素振りは全力で行って、軌道を安定させることにフォーカスしている(結果的に体幹も鍛えられている)
- 本番では 80% くらいの力感でスイングしている
- 本番ではボールを見ていない。ボールがあるところ辺りをぼんやりと見ている。ボールではなくヘッドの軌跡、つまりインパクトゾーンのスイング軌道を見ている
という彼なりのコツを教えてもらった。ボールがあっても素振りのように振るのは、本当に難しい。参考にしたい。
お土産は、前回美味しくて好評だったシャインマスカットに続き、今回はパンを購入。ゴルフ場のお土産専用に作っているデニッシュパン「和の結び」の期間限定「瀬戸内レモン味バージョン」である。久しぶりの 80台ということもあって、帰宅してからはちょっと高級な Spring Valley の白ビールで祝杯を上げた。

