Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

冬ゴルフ旅 2日目:前日の好調はどこへやら?ピート・ダイ設計の難コースの罠にハマり「90切り」できず

冬ゴルフ旅 2日目。スパ&ゴルフリゾート久慈での朝風呂、そしてわら納豆のついた朝食(さすが茨城)の後、友人の車で新・西山荘カントリー倶楽部に向かう。

クラブハウスに足を踏み入れた途端、ドーム状の立派な天井にびっくりさせられる。広々としたロビー、レストランの二つのドームからなるクラブハウスなのだ。ロッカールームも広くて余裕があるし、トイレの個室も 2畳以上はあるのではないだろうか?1993年開場というから、バブル時代に設計されたことが想像される。ドライビング・レンジがないのが不思議なくらいだ。

新・西山荘カントリー倶楽部の立派なクラブハウスの天井

ここはピート・ダイ設計の戦略的なコースである。フェアウェイバンカーが両サイドに効いているし、しかもそれが深いポッドバンカーになっている。フェアウェイよりバンカーエリアが広く見えるホール(6番)もあれば、左側がグリーンまでずっと池のホール(4番、16番)もある。もちろん浮島グリーンのパー3(17番)もある。最終 18番に至っては、170m もの長さの池が右サイドにあり、その奥に幅 42m・高さ 3m の滝が待ち構えている。

新・西山荘CC:6番ホール

このように「点と点をつなぐように」打っていくコースは、ゴルフがターゲット・スポーツであることを改めて認識させてくれる。ただ僕はこの手のハザードに対する苦手意識があり(要するにメンタルが弱い)、今回もその罠にまんまとハマってしまった。

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おそらくハザードを必要以上に意識することで、思い切り振れなくなってしまうのだと思う。「球に当てに行く」「バックスイングが浅くなる」といった症状が出て、球が真っ直ぐ飛ばない。練習場でも見たことのないような曲がりのプッシュアウト・スライスが出たりする。

池ポチャ 2回を含むペナルティーが 3回。OUT:47(15パット)、IN:45(18パット)、92(33パット)で「90切り」することができなかった。初めて挑戦する難コースなのだから、まずまずの出来と言えるかもしれないが、15.7 というハンディキャップを考えると 80台には辿り着きたかった…。あと 3打…。不用意な池ポチャや 3パットが悔しい。

新・西山荘CC:16番ホール。左側の池の中の浮島が 17番ホールのグリーン

前日のショットの好調はどこへやら。朝からドライバーが右に左に行き、フェアウェイバンカーにハマりまくる。それでも OUT は 8番まで何とかボギーペースで耐えていたのだが…。9番パー 5でドライバーを大きく右に曲げ、ワンペナ。さらに第4打で番手を一つ上げて、池越えでグリーンを狙うも池ポチャ。トリプルボギーを叩いてしまい、47(15パット)。

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後半 IN はゲン担ぎでボールを TOUR B X から、本間の X4 に戻した。X4 は 70台を出したり、月例競技でベスグロを出したり、自分と相性のいいボールである。前日の 86 のラウンドでも X4 を使っている。

ボールを替えた途端に、ドライバーショットが復調した。OUT のフェアウェイキープ率が 0% だったのに対して、IN は 71.4%。しっかり球が捕まるようになり、プッシュアウトしなくなったのである。それと同時に自分のスイングを取り戻すことができた。

ただし 10番、11番、12番と 3連続で 1-2m のショートパットを外してパーを逃がしたため、よい流れを作ることができなかった。それでも何とかボギーペースで来た浮島グリーンの 17番。ここで大きなミスが出た。8I がトップ気味に当たり、グリーンに届かず池ポチャ。ダボとしてしまった。バックスイングが浅く、手を使って打ちに行ってしまった。

X4 が池に消えたので、再びボールを TOUR B X に戻しての 18番。バックスイングの深さ、左足踏み込みからの切り返しだけを意識したドライバーショットは会心の当たり。セカンドも 3U で残り 110ヤードの左ラフに運ぶ。こちらも右の池を避けて、狙い通りに打つことができた。池・滝越えのプレッシャーのかかる第3打、大きめの 9I のクォーターショットはピンを刺し、ピンの上 1m のバーディチャンスとなる。急な下り傾斜、触るだけのパットはカップの右をわずかにかすめ、バーディとはならなかった。

しかしドライバー、セカンド、サードとも狙い通りのいいショットで(結局、ボールは関係なかった?)、難しいホールをパーでホールアウトできたのがよかった。2023年の打ち納めのホールを 3連続ナイスショットで締め括れたのが、何よりである。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2023.12.24新・西山荘CC OUT→IN (-/-/-)616772924745414733249.5t、曇り

  1. スコア:92、パット:33(1.83)
  2. ショット(60Y以上):41、ショートゲーム(60Y未満):47、ペナルティ:4
  3. パーオン率:22.2%、ボギーオン率:33.3%
  4. バーディ率:0%、パー率:27.8%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:35.7%、OB 発生率:0回、ペナルティ率:3回、ガードバンカー率:2回
  7. パー3 計 +4 以下:+4
  8. パー4 パー 4H 以上:3H
  9. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:6H
  10. パー5 計 +2 以下:+5
  11. トリプルボギー 2H 以内:1H
  12. トリプルボギー直後 +1内:1/1
  13. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:5/19

ホール・マネジメントにおける僕の課題は、パー5 のスコアがよくないことである。4つあるロングホールのうち、2つではパーを取りたい。そんな僕にとって、今日の最終ホールのパーは、意義のあるものとなった。

大きな池が待ち構えているホールであり、ドライバー、セカンド、サードともに、どこに打つべきかターゲットを、ふだんのパー5 より明確にする必要があった。サードショットで得意な距離を残したい。そのためにはセカンドショットは、どのクラブでどこに運ぶべきか?ドライバーではどこを狙うべきか?パー5 の攻略をゴールから逆算して考え、それを一打一打集中して実行する。そうすると、今日のように難しいホールでもパーが取れるのだ。

今日の成功体験を、今後にも活かしていきたい。

さて前述したように、ボールを替えることでショットが復調するという面白い現象を経験した。吉田優利プロにあやかりつつ、僕のコーチの勧めもあり、今年から Tour B X を使っていた。X4 に比べると打感が硬く、インパクト時の球離れが速い。X4 だとヘッドに触れている時間が長く、捕まりがよいと感じる。

今日は特にその傾向を感じて、TOUR B X だと捕まらずに右に行ってしまうのを、無理やり腕を使って振りに行って、ショットが右に左に乱れたと感じている。そこで後半は捕まりのよい X4 に替えたら、安心して普通に振れるようになり、ショットの調子を取り戻した感がある。

ただ最終 18番では TOUR B X で 3連続ナイスショット!結局、前半の不調は捕まらりにくいボールのせいではなく、単にスイングが悪かっただけということなのかもしれない。

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ラウンド後は、これまた洗い場が広い大浴場でゆったりと体を休め、友人の車で水戸駅まで送ってもらう。17:53 発の特急ときわまで、1時間半以上も時間があるので、駅の3階にあるタリーズにて、同じスコアだったライバルでもある後輩と、二人で反省会。アルコールではなく、甘いものを摂取してエネルギーを補給した(そういえば今日はクリスマス・イヴなのであった…)。

昨夜のゴルフ談義の延長で、僕のスイングについて、彼が感じていることを確認。今後の上達に向けて、よいヒントをもらったと思う。

今年はクリスマス・イヴが打ち納めとなった。80台も出せたし、ハンディ 15.7 に改善したし、最後はショットが復調した形で終われたのが嬉しい。

ゴルフ ラウンド記