ヘッドを走らせるリリースのタイミングが思っていたよりも早く、P5 - P6 であることを、『Golf Science』という本で確認したばかり。
Jacobs 3D を開発した Michael Jacobs らの著書『Swing Tips You Should Forget』(Kindle Unlimited で読める)にも同じことが書いてある。
クラブをリリースするとは、クラブが動く(travel)方向へ手首を素早く動かす(snap)ことであり、クラブにトルクをかけることになる。「リリース」する感覚は、右手を小指方向に押すと同時に左手を小指方向に引くことである。この「押し」「引き」によりヘッドスピードが上がる。
そして「リリース」するタイミングは、ドライバーのような長いクラブほど早く、ウェッジのような短いクラブほど遅い。
つまり「ドライバーとアイアンは同じ打ち方である」と教えられることが多いが、実際には違うというわけだ。基本は同じだが、クラブによって若干の調整(adjustment)が必要である。
この本は、従来のレッスンでよく言われている教えが、実際には違っていることを説明している。たとえば「ラグを作れ」「トップで止まれ」「プレーン上をスイングせよ」「手や腕を意識するな」「手首をフリップするな」「飛球線上にスイングせよ」「頭を動かすな」。
Linkslover さんのブログに要点がまとめられている。
『Swing Tips You Should Forget』は 2014年に出版されたもので、内容は GEARS 解析によるものである。Jacobs 3D によく出てくるグリップの軌跡(hub path)も出てくるが、グリップに働く力も視覚化する Jacobs 3D は開発中だったと推測される。