3年ほど前、「Jacobs 3D に基づくスイング練習器具 3D Swing Mentor は『うねり棒』の改良版?」という文章を書いた。
最近になって、Jacobs 3D の日本人アンバサダーである松本協プロ(『ゴルフの力学』の著者。金融マンだった Task さんはとうとうティーチングの資格をとって、プロとしてのセカンドキャリアを歩んでいる)が、自身の YouTube チャンネル TASKGOLF で、科学的根拠に基づく練習器具というテーマで話している動画を見つけた。そこでは三觜喜一プロ監修の「うねり棒」(正式名:ツアープロスインガー)を取り上げ、その長所と制約を語っている。
「うねり棒」は科学的根拠に基づき、緻密に設計された曲がり(R)により、ゴルフクラブの偏重心特性を実現し、その正しい動きを身体に染み込ませる器具であると、Task さんは推薦している。「うねり棒」で素振りをすることを通じて、バックスイングから切り返しにおける「右回り」のループや、ダウンスイングからインパクトにかけて、縦のエネルギーを横に変換、手首と腕のアーム角を維持したままスピネーションする動作を、身につけることができる。
その一方で、インパクトからフォロースルーにかけては、手首が返り過ぎるという点が、「うねり棒」の制約だという。「うねり棒」はフルスイングするのには向いていないので、それができる 3D Swing Mentor を開発している。そういう主旨の動画であった。
そうして 3D Swing Mentor は開発された。それは Jacobs 3D、あるいは TASKGOLF の基本コンセプトである、重心管理をしながら、クラブを「引いて、引く」スイングの動きを、自然と身につけるための素振り練習器具である。スタック&ティルト(Stack & Tilt)、ローポイントコントロールを標榜する宮崎太輝プロも絶賛している。
そしてついに 2024年モデルの 3D Swing Mentor が 2月25日に発売された。
先行予約で申し込んだので、3月から 4月にかけて届く予定である。それまで「うねり棒」を使った素振り練習を続けよう。