Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

隣の打席の個人レッスンに矢部昭プロが現れ、妙に緊張感のある練習時間になってしまった

日曜日。いつものゴルフスクールでのできごとである。始まって 30分くらいすると、僕の右隣りの打席で、ゴルフ練習場所属の矢部昭プロが個人レッスンを始めた。時おりサングラスの奥から鋭い眼光の視線を感じ、僕のスイング・フォームも見られている気がして、妙に緊張感のある時間になってしまった。矢部昭プロは、僕が習っているゴルフスクールのコーチの師匠にあたる。つまり師匠の師匠である。「コーチの教えを代表する身として、下手なスイングはできない。」そんな気持ちを、一人で勝手に背負ってしまったのだった。

あとでコーチと話したのだが、「矢部プロは、他の打席の人のスイングも、よく見てるよ」とのこと。ときどき視線が合ってしまったのは、どうやら勘違いではなかったようだ。ちょうどコーチから「スイングがよくなった」と言われたタイミングでよかった。冬の間、頭を残すべくスイング修正をして、ようやく上体が突っ込まなくなってきたところであった。

矢部昭プロは御年 72歳。練習場でときどきお見かけするものの、その辺にいるおじさんという感じである。ところがコーチによればゴルフ場では、堂々としており、オーラ全開だそうである。BSテレ東の人気番組「ゴルフ侍」に出演した時には、お洒落な鳥打帽にニッカボッカのスタイルで存在感があるし、アイアンショットをピタッとピンそばに寄せてくる技術はさすがであった。今でもランニングを欠かさず、体力を維持されているようだ。

さて矢部プロの個人レッスンの相手は、僕よりも年上のシニアゴルファー。聞き耳を立ててみると、スイング・テンポをもっとゆっくりするようにアドバイスをしていた。年をとると、トップが浅くなり、切り返しで急ぐようになる。それをもっとゆっくり振れ、ということのようだ。時おり「いち、にーの、さーん」と掛け声をかけ、「まだ速い。もっとゆっくり」「今の感じ」「徐々に番手を上げて」と指導していた。ちょうど僕も、切り返しで叩きに行ってしまう癖を修正している練習をしていたので、そのアドバイスは参考になるものだった。

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