Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

飛距離の源泉、フル・バックスイング時の打点を安定させたい

最近、ドライバーの方向性を上げるために、80%くらいの力感で振っており、フェアウェイキープ率が 60% を超える、したがってよいスコアが出るなど、一定の成果を収めている。ウェッジを使って、スリークォーターの振り幅でコントロールショットするくらいの力感である。ドライバーでもアイアン同様、腕と上半身が一体化(ワン・ピース)したような感覚で振る感覚である。

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ただしこの時、気をつけなければいけないのは、バックスイングが浅くなりがちなことである。常にフルスイングしたい。バックスイングをフルに行いたい。なぜならば、それは飛距離の源泉であるからだ。

いつものホームコースで、スコアにこだわるラウンドばかりしていると、いわば「ラウンド慣れ」してしまい、思い切り振らなくなる。コントロール、あるいは調整することを覚えてしまう。「クラブを振る」という原点を忘れてしまう。それに慣れてしまうと「振る力」が衰える(たとえば、松山英樹プロの話)。

そしてゴルフをする上で最も重要な飛距離が落ちてしまう。年齢を重ねるに従い、飛距離が落ちるのは必至(65歳を過ぎるとガクンと落ちると、よく聞く。あと3年…)。できる限り飛距離を維持するためにも、ふだんからフルスイングしなければならない。

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本番のコースでは、どうしてもバックスイングが浅くなりがち。特に後半、疲れてくると、浅くなる。その時でも必ずフルにバックスイングすること!疲れてきたら「静かに」切り返すことを心がける。

本番では浅くなりがちだからこそ、練習場では常にフル・バックスイングを心がけたい。そしてふだんのストレッチなどでも、肩甲骨まわりの可動域を広げておきたい。

スリークォーターの振り幅の時の力感で、フルにバックスイングするのが理想である。問題はその時のミート率である。スリークォーターの振り幅だと、ある程度、打点を安定させることができるのだが、フル・バックスイングだとなかなか安定しない。

その要因を自分なりに考えてみると、次のようになる:

  • フルにバックスイングすると、左上腕・肩に近いところに力・テンションがかかる
  • 左腕に力がかかった状態からダウンスイングを開始するため、打点が定まらない

切り返しの際、左上腕にテンションをかけないよう、右肩を引くことを意識するとよいのではないか?そんなことを自分なりに考えて模索している時、コーチによい表現を教わった。それは「背中を回す」である:

  • 背中を回して、ターゲットに向ける
    • 「肩を回す」「左肩を入れる」だと力が入る
  • 背中の筋肉を使う意識でバックスイングする

確かにこの表現を意識すると、左腕に力が入らない。背中の筋肉を意識すると、僕の場合、テークバック(始動)時に右肩を後ろに引くイメージになる。

そして背中をターゲットに向けた状態から切り返すので、自分の真後ろに向かって、ボールを打ち出す感覚に近くなる。

あとは練習を通じて、この感覚が自然なものになるように身につけていくこと、そして打点を安定させていくことである。

僕なりに気をつけていることは、切り返しを左足の踏み込みから開始すること、すなわち左下半身主導の意識である。これにより、左に荷重しつつも上半身は右を向いた状態(上半身と下半身の捻転差)が作れる。ヘッドを遅らせることができる。

フルにバックスイングすると、インパクトでヘッドが少し遅れる分、フェースが開いた状態で当たるため、球は右に出る。ドロー打ちの僕の場合、インサイドアウト軌道が作れているので、右にプッシュアウトするくらいの意識で構わない。そこに手首のリリースを入れるタイミングを調整することで、球を捕まえて、ドローの球筋にしていく。

リリースのタイミングは、一定ではない。球が右に出るようだったら、ダウンスイングの早い段階でリリースすることで、球を捕まえる。捕まり過ぎるようだったら、タイミングを遅らせる。速く振る時は、早いタイミングでリリースする必要がある。

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ちなみにドローとフェードの打ち分けは、ボールの位置(クラブパス)と手首のリリースの有無(フェース)でとらえることも可能である。アプローチで考えるとわかりやすい。

  • ドロー
    • 球を右に置いたらプッシュアウトする。捕まえるために手首をリリースする。
  • フェード
    • 球を左に置いて、手首をリリースしなければフェードになる

ドローにしろ、フェードにしろ、インサイドからヘッドを入れることだけは共通である。

そういえば、僕のコーチは「スイング・プレーン」について、あまり言わない。球筋によって、スイング・プレーンは変わる(一定ではない)ものだからだと言う。その代わりに「軌道を作る」という表現になる。

「ダウンブロー」という表現も使わない。おそらく「打ち込む」という間違ったイメージになってしまうからだろう。

そして 70台・80台前半も出れば、90台後半も叩くジェットコースターのようなゴルフをしている最近の僕に対しては、「ゴルフは難しい」「そのうち落ち着いてきますよ」と声をかけてくれる。行きつ戻りつしながら、少しづつ安定さを増して、スコアが向上していくことを期待したい。

さて最近ゴルフスクールに行く時は、平日のレッスンに振り替えることが多い。土日のレッスンは3階打席だが、平日夜のレッスンの2階打席からの眺めを撮ってみた。