今年も夏ゴルフ旅は那須。2年前と同じ、千本松牧場にある西那須野カントリー倶楽部、ホウライカントリー倶楽部と、美しくかつ戦略的な難コースを巡る旅である。
東京駅では色とりどりの新幹線に出合えて、旅気分が盛り上がる。
西那須野カントリー倶楽部は、松林にセパレートされ、池・バンカーが巧みに配された戦略性の高いコース。4段、5段グリーンもあれば、グリーン横の池に向かって傾斜も芽も向かっているような罠もある。ショットの精度、そして守備的なマネジメントが求められるコースである。
2年前と比べると、スイング・フォームはよくなり、「うねりスイング」も取り入れている。残念ながらドライバーが不調ではあるが、それでも何とか「100切り」はしたい。そう考えて挑戦した訳だが…。
やはりドライバーが乱れ、IN スタートの 10番 11番は左の林の中に。1.5m ほどをワンパットで沈めて何とかボギーで上がる。ドライバーがフェアウェイに行かないため、強い粘り気のある夏ラフに捉まる。そこからショートアイアンで必ずフェアウェイに戻すマネジメントに徹する。そして 2段どころか 4-5段もある難グリーンも、パッティングが冴えた。今回のグリーンは、9.0ft と表示されていたが、芽の影響が強いせいか、そんなに速くは感じず、ショートパットをしっかり打って決めていった。前半 IN は 46(14パット)で上がることができ、自分でも手ごたえのあるハーフであった。
しかし昼を過ぎてから、ますます日差しは強くなり、猛暑となる。昼食時も今ひとつ食欲がなく、消耗気味。ビールも飲まずにスタートした後半 OUT で、ボギーペースを守れたのは最初の 3ホールまで。以降、ショットが全然当たらなくなり、ドライバーは右の林に飛び込みまくる。トリプルボギー 3回、そして最後の 9番(パー4)では 9(+5、4パット)の大叩きがあって 55(22パット)。トータル 101(36パット)と「100切り」することができなかった。後半だけでペナルティ 3回、3パット 2回、4パット 2回である。後半のハーフは暑さにバテてしまった気がする。
Date | Course (rate) | Yard | Par | Score | Shot | ShortG / PT / GB | Penalty | Situation | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019.8.3 | 西那須野CC Front IN→OUT (69.3) | 6222 | 72 | 101 | 46 | 55 | 45 | 52 | 36 | 2 | 4 | 晴れ、猛暑、9.0ft |
- スコア:101、パット:36(2.0)
- ショット:45、ショートゲーム:52、ペナルティ:4
- パーオン率:11.1%(2 ホール)、ボギーオン率:33.3%(6 ホール)
- バーディ率:0%(0 ホール)、パー率:11.1%(2 ホール)、ボギー率:50.0%(9 ホール)
- ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:22.2%
- フェアウェイキープ率:21.4%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:22.2%、ガードバンカー率:11.1%
2年前に西那須野に挑戦した時は、曇りで涼しく、しかもキャディーさんがついていた。そのため何とか 99 と、ぎりぎり「100切り」することができた訳だが、今回はすっかり暑さにやられてしまった。ボギーペースの前半とダボペースの後半とでは、まるで別人のようなゴルフになり、残念だ。前半だけを見れば、難コースと十分戦えるという手応えがあったのだが…。
一方スイングの進化を感じたのは、アイアンである。何とボールより先(飛球線方向)のターフが取れるようになっていた。洋芝だからこそわかるスイングの最下点。少し沈んだボールに対して、上から打ち込むのではなく、トップさせるつもりで振り抜く。結果的にスイングの最下点がボールの先、いわゆるダウンブローで打てていたことになる。これは嬉しい発見だった。
宿泊は塩原温泉へ。家族経営の「やまなみ荘」は、5組くらいで満杯になる小さな宿。ボリュームのある食事が美味しい。名物のタイカレーも本格的で、香りと辛さのバランスが絶妙だった。そして食後はかけ流しの露天風呂でのんびり。その後はコンビニで買い込んだワイン片手に、ゴルフ談義で盛り上がった。