先日、ドライバーショットが初めて、練習場の奥のネットの太い支柱部分を超えた。表示距離にして 240ヤード。ゴルフ人生で最長の飛距離である。その時は単に「まぐれ当たりかも」くらいに考えていたのだが、その後の練習でも太い支柱を超える当たりが何度も飛び出すようになった。少なくとも支柱の上の方には届く。平均飛距離が伸びたと考えていいだろう。改めてヘッドスピードとボールの初速を計測してみた。
ヘッドスピードは 40m/s 前後、ボール初速 61/ms だが、何と言ってもミート率(= ボール初速 / ヘッドスピード)に注目である。1.5 を超えて、 1.54 という、これまた自分のゴルフ人生最高値が出ている。
今年の初めはヘッドスピード 41m/s で、ボール初速は 61/ms。ミート率が 1.45 であった。
その時にコーチには「グローレF2 だともっと高く滞空時間の長い弾道になるはず」と言われた。つまりもっと高く打ち出すように、ヘッドを低く入れていく必要がある。球を高く上げるつもりでよりアッパーブローのイメージを持って打つ。
当時と比べると、ボールの初速は変わらない。しかし実際に飛び出した球は高く、奥のネットの高い位置に届いている。かといって吹き上がる球ではない。滞空時間も長く感じる。ミート率向上と同時に、打ち出し角とスピン量も適性値に近づいているということだろう。
つまり、ヘッドの入射角が抑えられて、ミート率が向上した。それと共にスピン量も抑えられた。このため同じボール初速でも、さらに高い弾道になって奥のネットの高いところまで、球が届くようになったのだろう。
「むやみやたらに叩かない」「球の高低差をコントロールできるよう、ヘッドの使い方・入れ方を練習するように」という当時のアドバイスの意味が、今になってようやくわかってきた。