Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

ホームコースでのラウンドレッスン:実は意外と難しいコースみたいである(入間CC AG)

コーチをホームコースに迎えてのラウンドレッスン。毎度のことながら、ラウンドレッスン中は、スイングのエラーを指摘され、それを修正することもあるのだろう、なかなかスコアメイクできない。「練習」の一環とは言え、せめて 90台前半のゴルフをコーチの目の前で展開したかったが、OUT:50(18パット)、IN:52(18パット) という残念なスコアに終わった。自分としては、100も叩くようなゴルフではなかったと思うが、10 ft といきなり速くなったグリーンにやられて 3パット 4回、グリーン周り、特にバンカーに入れてからのリカバリーがうまく行かず、そしてOB やペナルティーなどにより、大叩きのホールが 3つと、パーがなかなか取れるような状況ではなかったので、致し方ないという感じだ。

コーチから指摘されたスイング技術上の問題は「バックスイングの浅さ」である。体の回転が浅くなった分を取り戻すべく、無意識のうちに腕を使って叩きに行き、ミスショットしているという流れであった。一方、朝の練習場では、左サイドが伸びることで体の回転が不十分になることを注意されていたが、ラウンド中はこちらの課題は出なかったようだ。

コーチから見て、技術的なことについては総じて評価は悪くなく、

  • アプローチ、パットとも大きな問題はない
    • アプローチは「ざっくり」がない。体を回転して打てている証拠
    • ときどきパンチが入っていたが、パットも打てている
  • ドライバーショットも、飛距離も伸びていて(230ヤード)、ビックリした
  • 突発的に、バックスイングが浅くなる、それだけが気になる
  • なので、もっと自信を持ってラウンドしていい

とのことであった。そういう状態でもあるにもかかわらず、スコアが伴わなかったのが、ひとえに残念である。

興味深かったのは、「入間カントリーは難しい」とコーチが改めて称したことである。コーチによれば:

  • 入間カントリーは難しい。距離、起伏があり、砲台でかつ小さなグリーンなど、難しい要素が組み合わされている。
  • OUT と IN で性格が違うのも面白い。OUT は2打目以降で長いクラブを持つことになるし、IN は特に「点で打つ」戦略性が求められる。
  • Regular Tee(Aグリーン)で 6,216ヤードというが、起伏があり、ランが出ないので、実質 6,500ヤード以上。下手をすると6,700ヤードくらいの感覚がある。
    • この日は「神無月杯」というコンペが行われており、ティーは後ろに設定されており、バックティーに近いところもあった。
  • Aグリーンと Bグリーンでは難易度が違う。
    • Aグリーンは距離がある。グリーンの傾斜が大きい。逃げる場所が少ない。
    • Bグリーンの方が逃げる場所を見つけられる。
  • グリーンが速い(この日は 9.8ft と表示されていたが、球の伸びを見ると実質 10ft 超)。硬くて球が止まらない。
    • 飛距離がある人は短いアイアンで止められる。
    • 距離も長いので、2打目がウッドやユーティリティー、ミドルアイアンになる。高い弾道で止める技術が必要になる。
    • 秋から冬にかけて、このグリーンのスピードだと相当難易度は高くなる。
  • ほぼすべて砲台グリーン。ピンの切ってある位置も難しい。
    • 砲台グリーンで手前にピンが切ってある。奥からの下り傾斜がきつい。グリーンオンさせるべきエリアが小さい。
    • ショートホールでさえも砲台。グリーンを外した時には、ウェッジで寄せることになる。
  • アイアンショットの精度が試されるコース。アイアンが上手くなるコースである。
    • 砲台グリーンに対して、まず方向性(ライン出し)が求められる。
    • 直接グリーンヒットさせる時には、高い弾道の球筋で、距離感を合わせることが求められる。
  • ドライバーの飛距離があるのに越したことはないが、まずはフェアウェイキープが大事。そして第2打以降のアイアンを精度よく打ちたい。

なるほど。言われてみればそうである。僕個人としては「易しいとは言えないけど、特に難しいとも思わない」くらいの感覚だった。「コーチのような上級者から見ると、パーを取るのが難しいコースなんだな」と改めて気づかされた次第。

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またゲーム・マネジメントということでは、以下の考え方を改めて教えられた:

  • パーオン前提のツアープロの考え方は捨てよ。
  • いかにパーパットを打つ数を増やすか。ボギーオン・ゴルフの徹底。とにかくグリーンに乗せること。
  • グリーンは原則、手前から攻める。
  • しかし「常にピンの手前」という状況とは限らない。
  • ピンが手前の寄せや、ライが悪いところからの寄せでは「ピンの奥でもいい」と思って、確実に乗せる。
  • 「どこに落とすか」だけでなく「どういう球・弾道で寄せるか」をイメージすること。

「手前から攻める」「ピンの手前、上りを残す」というのが、頭の中に刷り込まれているせいか、「ピンの奥でもいいから、必ずグリーンに乗せる」ということを忘れてしまう。たとえば:

  • 5番 Par 4:グリーン右にあるグラスバンカー、つま先下がりのきついライからの第3打をショート。ピンを越してもよいからグリーンに乗せるべき。
  • 6番 Par 4:バンカー越えの 65ヤードのアプローチをショートして、バンカーに入れてしまった。ピンの奥でもいいから、しっかりグリーンに乗せるべき。
  • 17番 Par 4:奥のピンまで 30ヤード。手前から転がそうと 50度で打ち出すも、砲台グリーンの手前でワンクッションしてショート。ライも悪くなかったので 56度で思い切って奥まで打ってよかった。

逆に「手前から攻める」ことを忘れていたケースもある。

  • 5番 Par 4:残り 170ヤードの第2打、つま先下がりのラフ。左の斜面がかかって直接グリーンは狙いにくい状況。大きめの 4U を選択、右のサブグリーン方向に外し、その奥のグラスバンカーへ。5I ないし 6I でグリーン手前に運ぶべきであった。
  • 16番 Par 3:166ヤードで 20ヤードの打ち下ろし。ピンまで 146ヤードという計算だったが、キャリーで届く 7I を使ってグリーンをオーバーさせてしまう。こちらは確実に手前から。8I を選択するべきであった。

それにしても、ホームコースが難しいとは思っていなかったので、今回のコーチの指摘は新鮮だった。ただそれは上級者にとって、パーを取ることが難しいのだと思う。僕のような「90切り」レベルでは、あまり「難しい」と意識し過ぎない方がよい気がする。もちろんホール・マネジメントは大事だが、深く考え過ぎるのも迷いを生む気がする。一球一球に集中して、無心にスイングする方が、今の僕レベルの実力だとよいスコアでまわれるのではないだろうか。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2020.10.14入間CC OUT→IN(AG) (69.9/120)6216721025052425836329.8ft、曇り

  1. スコア:102、パット:36 (2.0)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):58、ペナルティ:2
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:33.3%
  4. バーディ率:0%、パー率:11.1%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:38.9%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:57.1%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:16.7%
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