7年の米国駐在を終えた友人が帰国したので、「おかえりなさい」ゴルフ。米国でゴルフを覚え、300ラウンド以上したけど、日本では初めてとか。ゴルフウェアを着たまま、自宅から30分のゴルフ場に車で乗りつけ、2人乗りカートにバッグを自分で載せてスタートする米国式に対して、日本でのゴルフは車で 1.5 - 2時間かけて行くことになるし、短パンで来場できないし、夏でなければジャケット着用だし、スループレイではなく途中で昼食を挟むし、ラウンド後シャワーを浴びるから着替えを持っていくし、カートは4人乗りだし、フェアウェイに乗り入れられないし…。なかなか新鮮な体験だったようだ。
一方、僕にとって新鮮だったのは、茨城県にあるゴルフ場に初めて行ったことである。霞ヶ浦のすぐ近く、潮来にあるジェイゴルフ霞ヶ浦は、平坦かつ風光明媚で、ふだん傾斜地ばかりから打っているホームコース、入間カントリーと比べると、優しくて(「易しく」はない)癒されるコースである。
いやぁ、ピンが根元まで見えるゴルフ場って、距離感が掴み易くてありがたい。コースレート 68.3、ボギーレート 90.4 なので、入間カントリーの Bグリーンとほぼ同じ難易度である。初めてのゴルフ場だが「90切り」を期して臨んだ。
結果は IN:43(16パット)、OUT:45(19パット)、計 88(35パット)と、何とか目標を達成した。朝一番の 3連続パーを皮切りに、8つのパーを取ることができた。その一方で、ダボを 6つも叩く出入りの激しいゴルフだった。特にパー5 での 2つのダボは猛省しなければならない。
ホームコースでの 89 に引き続き、連続の「90切り」で、ハンディキャップも 0.3 改善して 18.6 になった。コーチには「このまま 80台 を出し続けること」と言われている。
Date | Course (rate) | Yard | Par | Score | Shot | ShortG / PT / GB | P | Situation | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022.8.6 | ジェイゴルフ霞ヶ浦 IN→OUT (68.3/90.5/119) | 6080 | 72 | 88 | 43 | 45 | 40 | 46 | 35 | 3 | 2 | 8.0ft、晴れ、30度 |
- スコア:88、パット:35(1.94)
- ショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y未満):46、ペナルティ:2
- パーオン率:33.3%、ボギーオン率:44.4%
- バーディ率:0%、パー率:44.4%、ボギー率:22.2%
- ダブルボギー率:33.3%、トリプルボギー以上率:0%
- フェアウェイキープ率:50.0%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:16.7%
ドライバーは前半 IN まずまず、後半 OUT は不安定。6番で少し力をコントロールして打ったショットが右スライスして OB になったのは悔やまれる(何とかそのホールはダボに収めたが…)。前半は右に出ていてが、頭が左に突っ込んでいたのを修正することで真っ直ぐ飛ぶようになった。後半は左に行く球が出て、これは右肩が前に出ることでフェースが被っていたミスだと考えられる。80台、「90切り」のゴルフを続けるには、とにかくドライバーを安定させるのが課題である。
アイアンは好調だったと思う。特に 150-160ヤードの 6I、7I のショットが好調で、パーオン率も 33% であった。ホームコースと違ってグリーンが大きいこともあるだろう(その分パットには苦労した)。パー3 では 4ホール中 3ホールでワンオンした。中でも池越えとなる 16番 160ヤードでは 6I をうまく振り抜き、ボールは綺麗なドローの軌道を描いて、ピン横 1m についた(キャリー 158ヤード、ラン 3ヤード)。直後のバーディパットは入ったと思ったのだが、わずかにカップに蹴られて残念だった。
7番の Par 3 では 7I のショットが右に抜けてバンカーに捕まった。砂が硬くピンまでも 20ヤード近くあったが、AW(50度)のエクスプロージョンで、足を使って 1m に寄せることができ、すべてのショートホールでパーを取ることができた。
グリーンは大きく、アンジュレーションが複雑である。おそらく芝目が効いていて、上りが極端に遅くてショートしたかと思うと、下りはかなり速かったりして、タッチを出すのが難しかった。またカップ周りで急に曲がることもあり、ショートパットはジャストタッチではなく強めに行く方がよかったと思う。
3パット 3回。それによりパーをボギーにし、ボギーをダボにしてしまった。
- 18番 Par 5:
- せっかく池越えのパーオンを成功させたのに、10m 以上のロングパットが残り、1.2m のセカンドパットを決められず。ボギー。
- 1番 Par 4:
- 6m のファーストパットを大きくショートして、1.5m のセカンドも外してのダボ。
- 9番 Par 4:
- 残り 150ヤードから 7I でボギーオンを成功させたのに、 8m のロングパットをオーバー、返しの 1.2m を決められず。ダボ。
ダボ 6つのうち、2つは上述の通り、3パットのダボであった。残りの 4つについても反省しておこう:
- 13番 Par 5:
- ドライバーが右へ。クロスバンカー手前のラフで止まっていたので、 3U を握るも、ダフって目の前のバンカーに入れる。
- 7I でうまく脱出するも左サイドのラフへ。残り 135ヤード、ピンの手前にバンカーが待ち受けていたので、大きめの 8I を選択してグリーンをオーバー。コントロールショットし、グリーンヒットしたもののそのまま奥へ転がってしまった。
- 奥から 1.2m に寄せるも、それを決めきれずのダボ。
- 15番 Par 4:
- 残り 147ヤード、絶好の位置からの 7I を引っかけて、グリーン左サイドのバンカーの手前に止まる。
- バンカー越えでピンまで 15ヤード。そこから SW をダフって目の前のバンカーに入れてしまう(がっくり)。
- バンカーは出してグリーン手前のラフへ。その後のアプローチで 80cm まで寄せる。5オン 1パットのダボ。
- 3番 Par 5:
- ドライバーは右へ、そこから 7I で脱出するも左サイドのラフへ。残り 190ヤード、3U で花道方向へ打てたと思ったが、わずかにグリーンサイドの左バンカーへ転がり込む。
- バンカーショットはシャンク気味に、右に飛んで花道へ。花道からのアプローチは大きくショートして、5m のパットを残す。5オン 2パットのダボ。
- 6番 Par 4:
- 力を抑えたドライバーが右スライスして OB。
- 前進4打、残り 125ヤードを 9I で乗せ、何とかダボに収めた。
以上からの反省点をまとめておく:
- 目の前にバンカーがある時は、確実にバンカーを越すことだけを考える
- クロスバンカーが目の前にある時は、リスクを考えて、FW・UT ではなくアイアンを選択
- 絶対にダフらない。バンカーを越すことだけを考える
- バンカーは一発でグリーンに乗せる
- バンカー越えにならないよう、戦略を考えて打つ
- ドライバーのコントロールショットはしない
何だかんだとバンカーにやられていることになる。バンカーに入れても確実に出せるという自信があれば、無闇にバンカーに振り回されることもないと思うが、バンカーを徹底的に避ける戦略と、地道なバンカー練習が必要である。
ジェイゴルフ霞ヶ浦の印象をまとめると、平坦なのでショットは打ち易い。グリーンに池が食い込んできているホールがいくつかあって要注意。ショットが打ち易い分、グリーンは難しい。大きくてロングパットが残りがちで、アンジュレーションと芝目が効いている。
最近、アクアラインの渋滞が嫌で、千葉のゴルフ場に行くことが少なくなっていた。東関東自動車道は行き帰りの渋滞もあまりない。成田周辺のゴルフ場より、30分ほど余計にかかる(横浜からだと2時間強)が、このジェイゴルフ霞ヶ浦であれば、時間をかけて千葉県を横断して行く価値はあると思う。癒し系のゴルフ場である。横浜からは遠くて何となく敬遠していたが、茨城県のゴルフ場を少しづつ開拓していくのもよいかもしれない。
そうそう、友人の代わりに中古ゴルフショップで買ったシャフトを、無事ラウンド前に友人に渡すこともできた。これで「ミッション・コンプリート!」である。
一方、僕をゴルフの世界に引っ張りこんでくれた後輩は、今回ベストスコアを達成した。このところ調子もよく飛距離も伸ばしている。スコアでも僅差の勝負になっている。僕も精進しなければ!
米国から帰国した友人は、8番 Par 5 の第3打、難しい傾斜・ラフからの 90ヤードを 52度のウェッジでナイスショット、それが見事カップに吸い込まれ、ゴルフ人生初のイーグルを実現していた。おめでとう!
日本でゴルフをするには車が必要になるし、2時間かけてゴルフ場に行くのも面倒で、このままゴルフを続けるか考えている様子だったが、帰国したばかりの日本初ゴルフでイーグル達成したのだから、これを機にぜひ続けて欲しいものである。電車で行って、ゴルフ後の親睦会・反省会もセットにする、という日本独特の楽しい慣習もある。
最近、僕は帰宅後「90を切れたら Spring Valley で祝杯、そうでなければプレモルで反省」と決めている。カリフォルニアのお土産にいただいた Napa Valley のワインと、Spring Valley のクラフトビールを写真に収めてみた。