「フェアウェイウッド、特にスプーン(3W)は易しいものを選べ」というコーチのアドバイスに基づき、ロフト角 16度の SIM2 Max-D 3W を使ったり、新しい PHYZ を試したりしている。しかしなかなか決め手に乏しく、模索中である。
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最近、振る力がついてきたのだろう、2019年モデルの PHYZ はシニア向けになっており、僕には軽過ぎる。しかも今使っている 2016年モデルの PHYZ は、5W が捕まり過ぎてフックし、左の OB というような事態も生じている。コーチによれば「PHYZ はフックフェイスが強い」とのこと。フックフェイスのクラブは、スライサーが球を捕まえるためのものである。あるいは球を逃がすフェーダーが思い切り振るためのクラブでもある。いずれにせよ、ドローボール打ちの僕は、フックフェイスの PHYZ を少しハンドファーストに構えて、スクエアに戻して使っている。
一方、アスリート向けの SIM2 Max-D の 3W は直進性が高く、飛距離は出るものの、地面から打つのが難しい。ティーアップしても、かなり振り切らないと球が捕まらない。軽くて硬い先調子の Platinum Speeder にリシャフトしたものの、やはり僕には少し荷が重い。ホームコースでも球が捕まらずに、スコアメイクに苦労している。「易しいフェアウェイウッド」とは言えない。
つまりアスリート向けの SIM2 は僕にはオーバースペックだが、シニア向けの PHYZ は易し過ぎる。コーチには、その間のレンジから選ぶとよいと言われた。はてさて、どうしたものか?
ここはやはり、最新の STEALTH(ステルス) グローレか?
…… いやいや、そうではなく、マークダウンしていた SIM グローレを購入した。オンラインショップの「在庫が残っているうちに」と、ポチってしまったのである。
本当は実物を試打したかったところだが、リアル店舗には既に SIM グローレの在庫がなく、試打できない(ひとつ前のモデルを試打するなら、アウトレットモールにある Taylormade 直営店に行くといい、と店員に言われた)。代わりに最新のステルスグローレを試打してみた。
びっくりしたのは、ステルスグローレの打感である。ものすごく気持ちよく、前に弾いてくれる。ヘッドの素材にチタンを使うことで、SIM グローレとは違う打感を実現しているとのこと。さすが最新モデル!SR と R を打ち比べてみたが、R の方がしなるせいか球が右に出た。SR だと真っ直ぐ飛んでいく。
店員には「SIMグローレ とは、ヘッドもシャフトも別物。10ヤードくらい飛びますよ」などと勧められたが、ステルスも SIM も仕様上の数値はそう違わないし、ターゲット層も変えていないだろう。13,000円の価格差・コストパフォーマンスを考え、SRシャフトの SIM グローレをオンライン・ショップで購入した。
もちろん、ポチる前に仕様を比較しているし、ネット上の試打レポートなどは確認済である。ステルスグローレと SIM グローレの仕様比較表である:
一番左の列に載せたのが、今使っている SIM2 Max-D の 3W である。軽硬の Platinum Speeder にリシャフトしているので、シャフト重量やトルクなどは、純正の Air Speeder TM シャフトの SIM グローレと似たような仕様になる。そしてSIM グローレとステルスグローレは、ヘッドもシャフトも別物ではあるが、数値上の仕様はほとんど変わらない印象である。
動画によるレポートは「試打ラボしだるTV」などを参考にした:
ポチってしまったものの、ちょっと気になるのは、SIMグローレ が若干フックフェイスであるという情報である。また PHYZ と比べて、SIMグローレのフェアウェイウッドは、ドライバーから UT まで並べた時の流れに凸凹がある(たとえば重量やバランスなど)のも気になるところである。
懸念材料はあるものの、今はとにかくモノが到着するのが楽しみである。