コロナ罹患後、初めてのゴルフスクール。10日間の安静・引きこもり生活を経て、お盆休みを挟み、約1ヶ月ぶりに、コーチにスイングを見てもらった。
お盆休み明けから自主練習を再開し、まずまずの出来だったのだが、今日はなぜか全くもって当たらない。「なぜ?どうして?」頭の中は「?マーク」でいっぱいである。あまりに当たりが悪くてがっかりするし、思うように打てない自分にイライラもする。しかし、こういう調子の悪い時にこそ、コーチに見てもらう意義がある。
コーチから指摘されたのは、基本中の基本であった。何と、手上げ・手打ちになってしまっている。構えとバックスイング(特に始動のところ)という最初のスタートが間違っているから、それ以降はすべてエラーになる。
- 構え(アドレス)
- 骨盤からしっかり前傾する
- ボールとの距離が近過ぎる。腕と体を少し離して構える(回転が詰まらない)
- バックスイング
- 手上げ・手打ちになっている
- 始動の時点で軌道からアウトに外れて、フェイスが開いている。そのためダウンスイングで余計なフェイスローテーションを行っている
- トップを手で作ってしまっている
- 体の回転を使って、円弧を描くようにバックスイングする
- 始動(テークバック)を丁寧に行う(ここで軌道から外れない)
- フェイスはスクエア。シャフトが地面に平行になった時点で、体の前傾に合わせて、地面を向く
- フェイスの向きや軌道を確認しようとして、バックスイングでヘッドの動きを見ない。見ると頭が動いて、上半身の動きが正しくなくなる
- 正しい軌道で、しっかり捻転すれば、あとは正しい軌道でダウンスイングできる
- 手上げ・手打ちになっている
体を使ってスイングすることは基本中の基本。トップを手で作らないよう修正していたはずであるが、コロナ罹患の引きこもり生活のせいか、すっかり「先祖返り」してしまったようだ。
コーチに勧められたドリルは
- シャフトを短く持って、グリップエンドをお腹につける
- その状態で、体を回転する
あるいは
- 左手一本でテークバックする
- シャフトが地面と平行になった時に、フェイスが地面を向く
これらのドリルにより、体の回転・捻転によってバックスイングをすることと、その際の正しいフェイスの向きを思い出す。
そして実際にバックスイングをする時は、
- 始動(テイクアウェイ)を丁寧に行う
ことで、正しいスイングプレーン上で、バックスイングできるようになる。そのうえで
- トップに向けて、ぎりぎりと上半身をねじり上げる
- 上半身と下半身の捻転差が最大になるところで切り返せば、勝手にインサイドからヘッドは下りてくる
構え、テークバックというスタート地点を修正して、体を使って捻転すれば、正しいスイングプレーンに乗る。逆に言えば、スタートが間違っていれば、あとは修正しようがないということでもある。
コーチにアドバイスを受けたものの、それにしてもこの日はうまく当たらない。当たらないとますます「正しいスイングをしているのか」頭の中の整理ができなくなる。ある意味、練習自体に納得できず、意気消沈するゴルフスクールの 1時間半であった。
ただその要因として、少し思い当たることがある。実は直前にジョギングして、少し疲れていたのである。下半身がうまく使えず、その結果として「手上げ・手打ち」になっていたのではないだろうか?ラウンド後半も疲れてくると、下半身が使えなくなってスイングが乱れる。それと同じようなことが起こっていたと考えられる。
めげていてもしかたない。もっと練習・ドリルを繰り返して、調子のよかった時のスイングを取り戻す必要がある。ゴルフスクールの翌日、さっそく自主練習に出かけた。前日にコーチにアドバイスされたポイントに気をつけて打ち込む。150球程度まではまずまずだったが、だんだん疲れてきたせいか、200球ほど打つと、スイングも打点も乱れてきたので、2時間ほどで練習を切り上げる。
早くコロナ罹患前の体力とスイングの調子を回復したいものである。