GEARS レッスンをきっかけに、コーチに「シャフトクロスを直したい」とお願いしてから9ヶ月。ようやく「クラブの動きがよくなり、シャフトクロスが抑えられている」と言われるようになってきた。「直った」ではなく「抑えられてきた」ではあるが、ものすごく嬉しい。
2021年 3月、そして 4ヶ月前の 2022年 7月のトップの位置は次の通り。見事なシャフトクロスである:
そして御多分に漏れず、スイング改造の迷路に入り込んだ時期もあった。
果たして、シャフトクロスは直っているのか?秋のゴルフ旅初日、朝の練習場で動画を撮ってもらい、実際にシャフトクロスが抑えられているか、自分の目で確認する。
アドレスの前傾はまずまず。
そして確かにシャフトクロスが直っている!
ほぼオンプレーン・スイングで、ヘッドがインサイドから入っている。
やったー!シャフトクロスは確かに抑えられている!
しかし…。僕の印象では、バックスイングの捻転が浅い。右脚を伸ばして(右股関節を後ろに引いて)、もっと捻転を深くすることができるはずである。
正面から見ると、切り返しからインパクトにかけて、飛球線方向に(自分から見て左に)頭・上体が突っ込んでいる。そのためヘッドが高い位置から鋭角に入ってしまっている。フェイスも開いて当たるため、右に抜ける球になる。テンプラや右プッシュアウトの危険を含んでいる。
旅先からコーチに動画を送ったところ、全く同じ指摘だった。「バックスイングの稼働域をもう少し増やしましょう。切り返しでやや突っ込んでるのが気になります。浅いと突っ込んでしまいますよ」
翌日は、このアドバイスに従い、ドライバーショットを修正した。
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まだまだ課題は残っている。たとえば切り返しは下半身主導で行うべきだし、切り返し以降はもっと腰を切るべきである。もっと下半身・脚を使って体をターンさせたいし、腕と上体を同調させて振り切っていいと思う。何よりフィニッシュが全く決まっていない。前傾をキープできていない。フィニッシュが決まる力感で振り切ることが、安定性につながると考えている。
このように課題は多いものの、オンプレーンスイングになってきたことは、評価してよいと思っている。
シャフトクロスを直すことにより、ダウンスイングでの手・腕の動きを抑えられるようになった。手や腕への意識がなくなり、下半身を使った体のターンで球を打つことができるようになった。右腰を切ることによってフェイスターンを行って球を捕まえる意識である。
そしてアウトサイドからヘッドが入るのではなく、インサイド・インの軌道で、シャローにヘッドが入るようになった(気がする)。
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シャフトクロスを直すポイントは、右わきを締め、右ひじを下に向けるようにバックスイングすること。背中を使って深く捻転すること。手でトップを作らないこと。
そのバックスイングの大前提として、しっかり上体を前傾させたアドレスを行う必要がある。
9ヶ月の間取り組んできたことをまとめると、次の通りだが、深く捻転したバックスイングを行い、正しいトップの位置にクラブを収めることにとにかく苦労した。
- アドレス:前傾
- 脚の付け根から上体を前傾、膝を少し緩める
- バックスイング:深い捻転
- 右わきを締め、右肘を下に向けてバックスイング
- 飛球線と反対方向校にテイクアウェイ
- 背中を使う。手でトップを作らない
- 右膝を伸ばし、右股関節を後ろに引く。骨盤を切り上げて、深く捻転
- 切り返し:下半身主導・急がない
- 左足の踏み込みから左腰を切る
- ワンテンポ(間)置くと、体の回転とともに右肩が下に落ちる
- クラブが背中側に倒れて、インサイドからシャローに下りてくる
- ダウンスイングからインパクト:左に突っ込まない、右腰を切る
- 左に突っ込まない
- 右腰を切る・押し込む
- 腰の稼働量を増やすことで、球をつかまえる
- ハーフトップを打つ練習で、ヘッドを走らせる
- フォロー:背中を使う
- 小さなバックスイング、あるいはバックスイングせずにフィニッシュすることで、感覚を掴む
- 練習方法:
- 9I のハーフスイングを徹底的に行って、体の動きを身につける
- わざとハーフトップを打つ
- 高くティーアップしたボールだけを打つ
以下、9ヶ月にわたるブログ・エントリーをまとめておく。不調になった時、迷った時に読み返そう。
アドレス:前傾
- 股関節を入れた状態で、上体を前傾させる
- 膝をピンと伸ばし、脚の付け根に手を当てて、上体を前傾させる
- その後、膝をほんの少し緩める
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バックスイング:深い捻転
- 右わきを締めたままバックスイング
- トップで右肘を下に向ける
- 背中を使ってテイクバックを始動
- 腕と上半身が同時に始動するテイクアウェイ
- 飛球線と反対方向にまっすぐヘッドを引く
- ハーフウェイバックで左肩が入り、右足への荷重を終えている
- バックスイング中、常にクラブが体の前にある
- 手を使ってクラブを上げない
- 手でトップを作りにいかない
- 深く捻転する
- 右膝の上に左肩が来るまで、左肩を入れる
- 限界まで上げて、そこからさらにストレッチしたところがトップ
- 右膝を伸ばし、右腰・右尻を後ろに引く
- 右膝を曲げたままだと、骨盤の動きがロックする
- 右股関節を後ろに引くことで、骨盤が上に切り上がり、深くバックスイングできる
- 右尻を後ろに引くイメージ
- 前に出た左膝を伸ばすことで、その場でターンする
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切り返し:下半身主導・急がない
- 「間」を作る
- 切り返しは下半身主導、左足の踏み込みがきっかけ
- 歩くようにスイングする
- 頭の位置をキープ、頭・上体は左に突っ込まない
- 切り返しでワンテンポ置くことにより、右肩は前ではなく、下に動く
- 切り返しで体をターンさせ、右肩が下に落ちると、シャフトは背中側に自然に倒れる
- これによりインサイドから、シャローにヘッドが入ってくる
- 肩はタテ回転、腰はヨコ回転
- 切り返しを急がず、スイングの行きと帰りを同じスピードにする
- 静かに切り返す。いきなり加速しない
ダウンスイングからインパクト:
- ボールを左足かかとの延長線上に置く
- 頭の位置をキープしたまま左に置いた球に届かせるには、左胸・腰をしっかり回転させ、右腰を切る(押し込む)しかない
- インパクトは、左足荷重 かつ 右腰を押し込んだ状態
- 腰の回転量・稼働量を増やすことで、球をつかまえる
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フォロー
- 背中を使って、上体をターンさせる
- 小さなバックスイング(8時の振り幅)からフルスイングすることで、この感覚を掴む
練習方法
- 新しい動きは、ハーフスイングで徹底的に身につける
- わざとハーフトップを打つ
- 切り返しで叩きに行かなくなる
- ヘッドを走らせることができる
- 「当て勘」が養われる
- 高くティーアップしたボールだけを打つ
- レベルターン
- ヘッドの入射角を揃える
- 右肩が突っ込まない、左に突っ込まない