ちょうど一年前、去年の連休中は、ゴルフスイングの科学的分析を行う Jacobs 3D(ジェイコブス 3D)ゴルフ理論にハマっていた。
その後も日本のアンバサダーであるタスク・マツモト氏の YouTube チャンネル TASK GOLF を時折チェックしていたが、最近になって、新しい練習器具 3D Swing Mentor を開発・販売したことがアナウンスされている。この練習器具を振るだけで、自然にフォームが矯正できるという触れ込みの素振り練習器である。
三觜プロ監修の「うねり棒」(ツアープロスインガー)に似た形状であり、ゴルフクラブの偏重心特性を増幅してわかり易くしたものらしい。偏重心であるゴルフクラブの重心は空中にあるが、その位置にウェイトを置くことで可視化することにより、重心を目で確認しながら素振りをすることができる。そして Jacobs 3D の特徴とも言えるスイング中のグリップ・プレッシャーの変化を適切に感じることができる。
3D Swing Mentor は Webサイトで購入できる。数量限定の初期ロットは価格を抑えて 18,480円。利用者からのフィードバックを受けて、さらに改良したバージョンを、価格を改定して 2022年以降に発売するとのことである。
個人的な 3D Swing Mentor の印象は、3年前に発売された「うねり棒」(TourProSwinger)の改良版、である。「素振りをするだけで正しいスイングを身につける」というコンセプトが同じだし、開発に携わったゴルフクラブ設計家やフィットネスドクターも同じである。
僕自身は、「うねり棒」による素振りで、クラブの物理的な特性を実感できたと思う。特に切り返し時に、パッシブトルクによって、自分から見て「右回り」にクラブが動くことを体感し、素振りを繰り返すことで、それを身体に覚えさせることができたと思う。またダウンスイングからインパクトにかけての左腕のスピネーションについても、筋肉に覚えさせることができた。その意味では「うねり棒」による素振りの効果はある。
では「うねり棒」によって増幅して感じられていたゴルフクラブの偏重心特性を、通常のクラブに持ち替えた時に感じ取れるようになったかというと、ちょっと心もとない。さらには、「うねり棒」で身につけたはずのパッシブトルクによる「右回り」の動き、すなわちシャローアウトを、普通のクラブで実行できるようになったかというと、もっと自信がない。後方からの映像を見ると、バックスイングとダウンスイングの軌道はほぼ同じであり、シャローアウト、「右回り」のループはしていないと思っている。
…という訳で、まだまだ「うねり棒」による修行中の身。そんな僕には、その改良版である 3D Swing Mentor は勿体ない代物だと言えそうだ。
追記 2024年4月: ついに 3D Swing Mentor(2024年モデル)を買ってしまった
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「うねり棒 」について
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Jacobs 3D Golf(ジェイコブス 3D ゴルフ)について
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