自分のスイング映像を見ると、いろいろな点が気になってくる。切り返しからインパクトにかけて左に突っ込んでいるし、切り返しにおいては、もっと下半身を先行させて、X ファクターを増やす余地があると感じる。ドライバーショットはオーバースイング気味だ。フォローで左肘が曲がる件は、肘を痛めるので改善はあきらめ、左腕の外旋(スピネーション)で対応しようと思っている。
一方で、ゴルフスクールのコーチは「スイングがよくなった」と言ってくれている。下半身・両脚の使い方が進歩したことを評価してくれているようである。ドライバーショットの映像を見せて「オーバースイングになっていないか?」確認してみたが、「何も気にする必要はない」とのこと。大きな幹となる動きができてきたので、その習熟度合いにより、徐々に修正していけばよいということかもしれない。
さて、今冬のレッスンのメインテーマは、「左腰を切って、ハンドファースト・インパクトを実現する」ことである。コーチがハンドファースト・インパクトを習得するためのウェッジを使った練習を教えてくれた。
- ボールを右に置く(右足の前、あるいはそれよりも右)
- ウェッジのフェースを少しだけ開く
- ハンドファーストで構え、スタンス通りに(いつも通りに)スイングする
- ソール部分を滑らせるようにして、高さを抑えて球を出す
スピンをかけるアプローチはフェースを少し開いて打つが、普通はボールを左に置くのに対し、ここでは右に置いてハンドファーストに構えるのが特徴的である。
フェースを開くことにより、バンス角が増える。それにもかかわらず、ソール部分を滑らせるには、ハンドファーストに、かつ緩やかな入射角でインパクトするしかない。ハンドファーストでないと、バンスに弾かれることになる。またフェースを開いても、球が高く上げずに、高さを抑えて球が出せるということは、ハンドファーストにインパクト出来ている証拠である。
僕の使っている Fourteen DJ-33(金谷多一郎プロによる試打インプレッション) は、50度のアプローチ・ウェッジだとバンス角は 2度で小さい。そういう意味だとあまり練習にならないのかもしれない。56度・バンス角 6度のウェッジで練習することにしよう。
このアプローチのやり方は実は、冬の薄芝のアプローチに応用できる。ソールを滑らせることにより、刃が地面に刺さるのを防ぐ。ボールを右に置くことで球は低く打ち出せる。その状態でフェースを開くことにより、高さを抑え、スピンがかかった球を打ち出し、球を止めることができる(らしい)。
コーチのお手本を見ていると、フェースを開いているにもかかわらず、球は右に出ずに、真っ直ぐ目標方向に打ち出している。どうもヘッドの使い方・入れ方にコツがありそうだ。僕なりに試行錯誤したところ、フェースを斜めに使うのではないか、と考えている。ヒール側からヘッドを入れて、トゥ側に向けて斜めに球を乗せる感じである。この辺り、コーチも明確には教えてくれない。「自分で掴め」ということだろう。そのためには、もう少し練習を積み重ねる必要がある。実際にスピンがかかるのか、ホームコースなどの自然芝のアプローチ練習場・グリーンのある環境で、試してみたいものである。
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