先日、自分が持っていた Taylormade の純正シャフト TENSEI SILVER (SR) と、知人が持っていた TENSEI BLUE (SR) を物々交換した。TENSEI BLUE は SIM2 MAX-D の純正シャフトである。ゴルフスクールの練習の合間に、TENSEI BLUE を昔のエースドライバー GLORE F2 に挿してみた。こうすると思い切りよく振ることができる。SIM2 MAX-D より GLOIRE の方が弾道が高い。
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そんな気分転換をしながらのゴルフスクール。ここでは相変わらず、バックスイングでの深い捻転と、切り返しの「間」(スイングのリズム・テンポ)に気をつけて練習を続けている。コーチによれば、だいぶよくなったとのことだが、まだ腕だけでテイクアウェイを始めているとのこと。
腕でクラブを上げてトップを作り、そこから振り下ろすものだから、スイング中、体が弾んでいるように見えるらしい。腕だけでなく上体を使ってバックスイングし、左肩が入って右足に荷重したトップから切り返すことによって、より安定した「弾んでいない」スイングフォームを作り上げたい。
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コーチからのアドバイスは、ここのところ毎回同じである。
- 腕と上半身が同時に始動するテイクアウェイ
- ハーフウェイバック(腕が腰の位置)にて、左肩が入っていること、そして右足への荷重を終えていること
この2点に気をつけて、ショートアイアンとドライバーを繰り返し練習する。
8I まではうまく当たるが、7I、6I と番手を上げていくとなかなかミートしない。右へのプッシュアウトになりがちである。自分の中での気づきは:
- 切り返す際に、しっかり左足を飛球線方向に踏み込んでいく
- 最下点がボールの左にあるくらいのつもりでスイングすると、ミートし易い
というものだった。
6I での様子をコーチに見てもらったら、新たに次のように言われた。
- どのクラブでも、左足かかとの延長線上にボールを置いて練習せよ
ボールを右に置き過ぎている。もっと左に置いて練習しろとのことだった。
もちろん、コースでは左足かかとの位置より中に入れる(右に置く。ただしセンターまで)。だけど平らな練習場では、左足かかとの延長線上にボールを置いて練習する。僕は通常アイアンを打つ時にはセンターにボールを置いているので、10-15cm くらい(ボール3個分くらい)左に置くことになる。上体を突っ込まずに、その遠い球にヘッドを届かせるにはどうするか?
- 左足への荷重をしっかり行い、右腰を回転させる(押し込む)
ことになる。
左足かかとの延長線上にボールを置いてアドレスしてみると、左にしか球が行かない気がするが…。実際に打ってみると、意外と真っ直ぐに打てることがわかった。右にプッシュアウトせずに、いい当たりの球が真っ直ぐに打ち出される。逆に切り返しで少しでも上体から叩きに行くと、当然のようにダフってしまう。
自分なりの気づき、つまり「左足を飛球線方向に踏み込んで、最下点がボールより左にあるくらいのつもりで打つ」ことと、概念上つながりのある練習法だと感じた。
コーチによれば、これは練習法であると当時に、バックスイングが深く捻転できているかのチェック方法でもある。うまく打てるのなら、バックスイングが深く入っている証拠。バックスイングが浅いと、左に置いたボールは打てない。ダウンスイングにおいて、左足への荷重・腰の回転が不十分になるからである。コーチの師匠の一人、矢部昭プロは、左足のつま先の前にボールを置いて練習するそうである。
実際のコースでは、傾斜などのライにより、フルスイングできないことが多い。その時は当然バックスイングは浅くなるし、ボールはより右に置くことになる。
そして…。
最近僕なりに、もやもやと考えてきたこと・感じてきたことが、少しづつつながり始めているかもしれない。この新しい練習は、ハンドファースト・インパクトの練習でもあるのではないか?
まずボールを左に置くことで、ヘッド・ビハインド・ザ・ボールの状態になる。この時、フリップしてはヘッドがボールに届かず、トップすることになる。右手首の角度をキープして(アーリーリリースを抑えて)、体の回転でクラブを引っ張ってこなければならない。その結果、ハンドファーストでボールに圧をかけるインパクトを実現することになる。
その際、手元が先行してクラブを引っ張ってくるので、クラブのフェースは自然に開く。その開いたフェースを意識的にターンさせる必要がある。アウトからヘッドが入っている状態でフェースターンさせると、球は左に飛んでしまう。インサイドからヘッドを入れる必要があり、そのためには、バックスイングは深くなければならない。
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- バックスイングの捻転 → インサイドからのアタック → 体の回転でクラブを引っ張る → 開いたフェースをターン
- アーリーリリースの抑制 → 右手首の角度をキープ → ロフトの立ったハンドファースト・インパクト
自分の頭では別々の点だった概念が、少しづつつながって線になりつつある気がしている。もう少し、この練習を続けてみよう。その中で、今はまだもやもやしていることが、よりクリアになってくるかもしれない。
このハンドファーストで圧をかけるインパクトについては、三觜喜一プロがシングルプレーヤーである野村タケオさんに教える動画が参考になる:
またテイクアウェイとバックスイングについて、中井学プロの動画が参考になる: